子どもと一緒に取り組む季節の「手仕事」は、大人から子どもへ伝える「生きる力と知恵」であり、生きた時間そのものです。
このコーナーでは、とれたての旬のものや地元食材を使った「農」と「脳」がよろこぶメニューが人気の「のうカフェ」オーナー・小林由紀子さんことユッキーさんが、子どもと季節の食卓を楽しみたい家族向けに「季節の手仕事」のレシピやコツを紹介します。
8月に挑戦したい手仕事...夏野菜で食欲アップ!「夏野菜の肉づめ」
「今回紹介するのは『夏野菜の肉づめ』です」
「肉づめと言えばピーマンの肉づめがおなじみですね。
「夏野菜の肉づめ」の材料
【夏野菜の肉づめの材料(3人分)】
・トマト 3個
・ズッキーニ 1本
・パプリカ 1個
・玉ねぎ 100グラム(玉ねぎ小半分)
・牛豚の合いびき肉 250グラム
・塩 小さじ1/2杯
・コショウ 少々
・パン粉 大さじ2
・ウスターソース 大さじ1
・トマトケチャップ 大さじ1
「トマト、ズッキーニ、パプリカなどの夏野菜の器にハンバーグのタネを詰めたカラフルな肉づめは、ハンバーグのタネは同じでも、器になった野菜が変われば味わいも見た目も変わります」
「今回はハンバーグのタネにくりぬいた野菜も刻んで入れて、
【子ども(幼児)とやってみよう~夏野菜を採りに行こう】
トマト、ズッキーニ、パプリカなどの夏野菜は、全国の体験農園では収穫体験の定番野菜! 自分で収穫した野菜で作る料理を食べることは子どもにとって最高の食育体験になります。
夏野菜の肉づめのレシピ1.トマト、ズッキーニ、パプリカの器を作る
「まずは、トマト、ズッキーニ、パプリカの器を作ります」
「トマトはヘタを取り、利き手と反対側の手にトマトを、利き手にスプーンを持ち、スプーンで中身を出します」
「青いトマトはくりぬくのが難しいので、しっかり熟したトマトを選ぶのが上手にくりぬくコツです!」
「取り出したトマトの中身は、ハンバーグのタネにねりこめるように、みじん切りにしておきます」
「ズッキーニは横に1/2に切り、さらにそれを縦に半分にします」
「片手でズッキーニを、もう片方の手でスプーンを持ち、タネの部分をくりぬき、ボート状にします」
「パプリカのタネの部分も、みじん切りにします」
【子ども(小学生)とやってみよう~夏野菜を調べよう】
「料理をすることは、材料を観察することにつながります」
「例えば、『ズッキーニは何の仲間だと思う?』そんな質問を子どもにしてみましょう。子どもからは『キュウリに似ているからきゅうり!』そんな答えがかえってくるかもしれませんが、『ズッキーニは実はかぼちゃの仲間です」
「タネを見ると同じく夏野菜のかぼちゃ似ていることに気がづいたり、収穫体験に行くと、ズッキーニの花がかぼちゃの花によく似ていることにも気づきます」
「パプリカはヘタを落とし、
夏野菜の肉づめのレシピ2.ハンバーグのタネを作る
「玉ねぎはみじん切りにします」
「合い挽き肉、みじん切りにしたトマトやズッキーニ、玉ねぎと、パン粉、塩、胡椒をビニール袋に入れてねります。トマトの汁気が入るので、
「ビニール袋でハンバーグのタネをつくるときには、片手で袋の口を持ち、反対の手で机の上においたタネを押して伸ばしを繰り返すときれいに混ざります」
「一般的にハンバーグには、卵や牛乳を入れることが多いですが、今回はトマトやズッキーニの野菜のみじん切りがたっぷり入れることで、野菜の水分やうまみがハンバーグのタネにしっかり入るので、卵や牛乳を入れなくてもとてもジューシーな仕上がりになります」
夏野菜の肉づめのレシピ3.野菜の器にハンバーグのタネをつめる
「トマト、ズッキーニ、パプリカの器にハンバーグのタネをたっぷり詰めます。肉をつめる作業は、
「野菜の器に肉を詰めていくのはとても楽しい作業なので、ぜひ子どもにお手伝いをしてもらって、家族で一緒に挑戦してくださいね!」
夏野菜の肉づめのレシピ4.フライパンで焼く
「フライパンを中火にかけ、サラダ油をうすく敷いてハンバーグのタネをつめた野菜を並べます」
「盛り付けたときに上になる方から焼きはじめ、焦げ目がついたらひっくり返します」
「フライパンに蓋をして弱火で約10分様子を見ましょう」
「10分たったら爪楊枝でハンバーグを刺してみます。爪楊枝がハンバーグに刺した穴から肉汁があがってくるのが見えますが、その肉汁に赤みがあればさらに1~2分弱火にかけて様子を見ます。肉汁が透明であれば完成です!」
夏野菜の肉づめのレシピ5.ソースをつくる
「ハンバーグには、
「とても簡単なので、ぜひ覚えておいてくださいね」
完成! 夏野菜の肉づめ
「出来上がった夏野菜の肉づめハンバーグをお皿に並べ、ソースをかければ完成です!」
「色鮮やかな野菜の肉づめが食欲をそそります! 野菜がたっぷりはいっていて意外とあっさりとしているので、ペロリと食べられます。夏バテしそうな時に、とてもしっかり栄養がとれるお料理です。
【季節の手仕事ラインナップ】
6月
梅シロップ
新ジャガの芋もち
水無月
7月
とうもろこしご飯
ブルーベリーマフィン
七夕すったてそうめん
8月
夏野菜のピクルス
枝豆ごはん
夏野菜の肉づめ
9月
さつまいも(スイートポテト)
まぜ寿司
お月見団子
10月
リンゴ(アップルパイ)
かぼちゃプリン
ごま味噌料理
11月
新米のおにぎり
みかんゼリー
フルーツ飾り切り
12月
お餅(いちご大福)
煮豆
簡単おせち
1月
大根(切干大根)
五平餅
のり巻き3種
2月
手作り味噌
レンコンチップス
ちらし寿司
3月
小豆あんこ
いちごのブラマンジェ
草もち
4月
タケノコご飯
スナップエンドウのキッシュ
中華風おこわ
5月
トマトソース
新玉ねぎのスコーン
もち麦ご飯
【季節の手仕事イベント】
レンコン収穫体験! 募集終了
※内容は予告なく変更する場合があります
【埼玉県熊谷市】母めし食堂「のうカフェ」
・埼玉県熊谷市下奈良391
・月曜・日曜・祝日定休
・048-577-4342
・営業時間 11:00~15:00(LO14:00) 15:00~17:00(予約のみ)
のうカフェ
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