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【0~2歳】思いやりが育つ絵本:自分がしてもらったことを、お友だちにも
●『きゅっ きゅっ きゅっ』(福音館書店)
<司書さんのおすすめポイント>
お皿に入ったスープを、みんなそろって「いただきまーす」。赤ちゃんは、ねずみさんやうさぎさんがこぼしたスープを「きゅっきゅっきゅっ」と拭いてあげます。自分がしてもらっていることを、当たり前のようにお友だちにもしてあげる。絵本を通して、思いやりの心が自然と育まれます。
【3~5歳】思いやりが育つ絵本:思いやりは、つながっていく
●『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)
<司書さんのおすすめポイント>
うさぎさんが小さないすを作って、「どうぞのいす」と立て札を立てました。はじめにやってきたろばさんが、どんぐりの入ったかごを置いてお昼寝。そこへくまさん、きつねさん、りすさんが次々にやってきて、かごの中のものを全部食べてしまいます。でもみんな、「あとのひとにおきのどく」と言って、持っていた食べものをかごに残していきます。そして最後には……。思いやりの連鎖が、心を温めてくれる絵本です。
【6~9歳】思いやりの心が育つ絵本:やさしさが生んだ、小さなうそ
●『おれはティラノサウルスだ』(ポプラ社)
<司書さんのおすすめポイント>
プテラノドンの子の目の前で、おそろしいティラノサウルスが大けがをしてしまいました。心優しいプテラノドンの子は、お母さんの「どんな人でも、困っていたら助けてあげるのよ」という言葉を思い出します。そして、目の見えないティラノサウルスに「おれはティラノサウルスだ」とうそをついて、看病を始めました。かいがいしく看病を続けるプテラノドンの姿と、うそに気づいているティラノサウルス。誰にも分け隔てのない思いやりの心を感じ取りたい一冊です。
【10~12歳】思いやりが育つ絵本:心の中に、大きな木を育てよう
●『おおきな おおきな 木みたいに』(ひさかたチャイルド)
<司書さんのおすすめポイント>
心の中に育つ気持ちを、木の成長に見立てた絵本です。友だちと仲が悪くなるとギザギザが大きくなり、仲良くなったり思いやりを大切にすると、木は大きく成長します。小学校高学年にもなると人間関係が複雑になることもあります。子どもたちには、この本のようにシンプルで思いやりのある言葉をたくさん使って、やさしく豊かな関係を築けるようになってほしいです。
思いやりの心に気づく、絵本の時間
友だちを思う気持ちや、相手の立場を想像すること。思いやりは、日々の出来事や人との関わりの中で少しずつ育っていくものかもしれません。今回ご紹介した絵本には、そんなやさしい気持ちのきっかけになる物語が描かれています。ぜひ親子で手に取ってみてくださいね。
<取材協力>こども本の森 熊本
所在地:熊本県熊本市中央区出水2丁目5-1
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:毎週火曜日、毎月最終金曜日、特別整理期間、年末年始
入館:1日4回の入れ替え制(各回定員50名:事前予約枠30名、予約なし枠20名)
公式サイト:https://kodomohonnomori.kumamoto.jp/
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