「今日学校どうだった?」「普通」「別に」。せっかく子どもの話を聞こうとしても、会話がぶつ切りで終わってしまう…そんな経験はありませんか? 心配だからこそ毎日聞いているのに、子どもからの反応はどんどん薄くなっていく。今回は、いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所監修の書籍『自立した子どもになるための やらない子育て』から、毎日「今日どうだった?」と聞かなくてもいい、その代わりに子どもとの会話を自然に広げるコツをご紹介します。
【お悩み】「今日学校どうだった?」と聞いても「普通」しか返ってこない

子ども(小学2年生)が学校から帰ってくると、毎日「今日学校どうだった?」と聞いています。でも返ってくるのは「普通」「別に」のパターンばかり。心配になって「給食は?」「友達と何して遊んだ?」と質問を重ねても、だんだん面倒くさそうな返事になってしまいます。学校での様子を知りたいだけなのに、会話が広がらないのはなぜでしょうか? どうすれば子どもがもっと話してくれるようになりますか?
質問の「範囲」が広すぎると、子どもは答えづらい
「やらない子育て」では『毎日の「今日どうだった?」をやめてみる』という視点を紹介しています。学校での様子が気になる気持ちはよくわかりますが、「YESかNOで答えられる質問(クローズドクエスチョン)」も「自由に答えられる質問(オープンクエスチョン)」も、子どもにとってはハードルが高いことがあります。「どうだった?」は範囲が広すぎて、子どもとしては何から話せばいいかわからず、結局「普通」と返してしまうのです。
「それおもしろいね」と関心を寄せる姿勢が会話を続ける土台になる

まず大事なのが、子どもが何を話してきても「それおもしろいね」と関心を寄せる姿勢です。学校で一体何をしているのかと心配になりますが、子どもが積極的に「話したい!」という気持ちにならない限り、なかなか会話は広がらないもの。過去に話を聞いてもらえなかった、話したら余計なことを言われた、否定されたなどの経験があると、子どもは余計に話したがらなくなってしまいます。
ジャッジせず、興味を持って聞き入る。「何それ、おもしろい!」という反応が、子どもにとって「もっと話したい」と思える安心の土台になります。
おすすめは「半開きクエスチョン」

また「やらない子育て」でもすすめているのが、両者の中間にある「半開きクエスチョン」。たとえば「今日学校でいちばんおもしろかったことは?」と聞いてみると、子どもは1日を振り返って「図工かな」と答えを出してくれます。そこですかさず「何をしたの?」「どこがおもしろかった?」と返す。このように、答える範囲を少し絞ってあげると、子どもも答えやすくなり、会話が自然と広がっていきます。
「やらない子育て」には、ほかにもこんな悩みを「やらない」ことで解決できます
「やらない子育て」では、保護者が日常の中で抱えやすい悩みを「やらない」という視点で見直すヒントが紹介されています。たとえば、散らかった部屋にイライラしてつい手を出してしまうという悩みには「子どもの部屋の片付けをしなくていい」、「足りない」と感じる気持ちから解放される「おもちゃをたくさん買い与えなくていい」、制限ばかりに頼らないデジタルとの付き合い方を考える「スマホやゲームを規制しすぎなくていい」など、日々の子育てで「これって本当に必要?」と立ち止まらせてくれるテーマが満載です。
それぞれのテーマで「これでOK!」という対応の方向性が端的に示され、ポイントが3つに整理されているので、忙しい保護者でも気になるところから読み進められます。子育てを「がんばる」方向だけでなく、「やらない」という選択を通して、子どもとの関わり方を少し楽にしてみませんか?
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親がやらなくていいことを教えてくれる本『やらない子育て』
「自立した子どもになるための やらない子育て」

価格1,600円(税込)
著者:いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所 監修:青木康太朗
発行:扶桑社
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