
外遊びの大定番といえば「泥遊び」。公園に行けば手軽に遊べるとあって、汚れるのも気にせず子どもは夢中になりがちですよね。そこで今回は、「普通の泥だんごに飽きちゃった!」という親子のために、宝石のように「ピカピカ光る泥だんご」の作り方を紹介します。
使うのは基本的には土と磨き用の布だけ。作業内容も3段階だけなので、小さな子どもでも楽しみながらチャレンジできますよ!
【ステップ1】土選びと土台のおだんご作り
泥だんごをきれいに作るための第一歩は土選び。水を含みやすい土がおだんごにしやすいので、今回は一般的な公園の土で泥だんご作りをスタートしました。落ち葉や木の枝、ゴミなどの余計なものが目立たない土を探すのもポイント。いろいろな公園で、硬さや性質が異なる土で作り分けてみるのもおすすめです。
土が用意できたら少し水を加えて泥にします。次に、水分を抜くように握りながらおだんごの土台を作りましょう。この時点ではきれいな球体にならなくても大丈夫です。また、泥が柔らかすぎる場合は、乾いた土を混ぜながら調整するとやりやすいですよ。
【光るおだんご作りのヒント】
土のダマをあらかじめ砕いておくと、なめらかな泥になっておだんご作りがスムーズになります。また、粘土質が強い土を選ぶと、握っても水が抜けにくかったり、固くておだんごにしにくかったりしがちです。小さな子どもや慣れていない人は、避けた方がいいかもしれませんね。
【ステップ2】乾いた土でなめらかな球体作り
泥を丸めておだんごの土台ができたら、乾いた土をかけながらなでていきます。始めのうちは形を整えながら優しくなでて、おだんごが固くなってきたら徐々に力を強めて土を刷り込むようなイメージで続けます。
気象や泥の条件、おだんごの大きさなどによって異なりますが、30分〜1時間くらいで表面が乾いて土がつきにくくなってくるはずです。
表面が白っぽくなったら、1時間ほど休むのがおすすめです。置いておくとおだんごの中の水分が滲み出してくるので、土をかけてなでる作業を再び30分〜1時間ほど行いましょう。
【光るおだんご作りのヒント】
休憩後にかける土は、はじめに使ったものよりも細かい粒ものを選ぶと光り方が増します。また、粒の大きさがまちまちだとおだんごの表面に傷が付くこともあるので、ふるいなどで粒の大きさを均一にしておくのもおすすめです。
【ステップ3】柔らかな布で磨き作業
土をかけてなでる作業が十分できたら、ザラザラだった表面がツルツルになってきます。水分も抜けて固くなっているので、後は仕上げ作業のみです。
まずは、表面に付いた土を落とすように手のひらで優しく磨きます。この段階で、白くなっていた表面がだんだん黒く光ってくるはずです。
最後に、目が細かくて柔らかい布で磨き上げると完成です。強くこすると割れたり、まだらになったりすることもあるので、優しくまんべんなく磨きましょう。
【光るおだんご作りのヒント】
ステップ2の休憩を何度か繰り返すと、時間が経っても割れにくいおだんごが完成します。また、完成後は絵の具などで色付けしたりペンで落書きしたりすれば、自分だけのおだんごが作れますよ。
きれいにピカピカ光らせるための最大のポイントは、「表面になる土にできるだけ粒が細かいものを選ぶ」です。お散歩しているときなども、「あの公園の土はどうかな?」「ここの土はきれいに仕上がりそう」などと探してみると新しい発見があるかもしれません。また、ここで紹介した以外にも、光る泥だんごの作り方はたくさんあります。親子で研究しながらいろいろ試すのもおもしろいですよ。
ライター紹介
いこーよ編集部
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、親子の成長、夢の育みを応援する親子のためのお出かけ情報サイトです。親子のお出かけを楽しくするスポット、イベントをリアルタイムで発信していきます。
※2015年5月にいこーよで公開された記事の再掲です。
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