小麦粉粘土ってご存知ですか? その名の通り小麦粉で出来ている粘土で、万が一口に入れてしまっても安心な、小さなお子さんをお持ちのご家庭にオススメの粘土なんです。自宅で簡単に作れるので、ぜひ活用したいところ。そこで、保育と子育てに役立つ“遊び”情報サイト「HoiClue♪[ほいくる♪]」を運営している株式会社キッズカラー代表・雨宮みなみさんに、詳しい作り方を教えてもらいました。
小麦粉粘土ってなあに?
「材料は、小麦粉と水だけ。どのご家庭でも簡単に作れる粘土です。また、小麦粉や水の分量に決まりはないので、いろいろと混ぜる量を変えて、柔らかさや色の違いを楽しむこともできます。ただし、小麦アレルギーの強いお子さんは注意してください。」
なるほど、これなら親御さんも安心して子どもに手渡せますね。月齢上の注意事項は特にないので、アレルギーにだけ気をつければ小さなお子さんでも楽しく遊べそうです。では実際に、作り方を教えていただきましょう!
小麦粉粘土の作り方
<材料>
小麦粉・水・絵の具(乳児の場合には、食紅)
<使うもの>
小麦粉をこねる容器・スプーン
<作り方>
1.容器に小麦粉と水をいれて混ぜる
2.好きな固さになったら、絵の具をまんべんなく混ぜる。いろんな色を作ったらできあがり! 自分の好きな物を作ってあそぼう☆
(記事提供:HoiClue♪)
年齢別の効果的な遊び方
とっても簡単に作れる小麦粉粘土。完成したら、親子でいろいろな遊び方をしてみましょう!
0歳~1歳(乳児)におすすめの小麦粉粘土の遊び方
「この時期は、普段から食事中に食べ物で遊ぶことが大好きなお子さんが多いと思いますが、どうしても食べ物を遊び道具にするのは気になりますよね。でも、小麦粉粘土なら好きに遊んでもらってOK! ちぎったり、つぶしたり、たたいたり…様々な感触を思う存分楽しませてあげてください。色をつけず粘土の感触だけでも十分に楽しめますが、色をつける場合には、絵の具ではなく食紅にすると、万が一食べてしまった時にも安心です。」
2歳~3歳(幼児)におすすめの小麦粉粘土の遊び方
「 小麦粉粘土に絵の具を入れて色をつけると、より遊びが広がりそうです。例えば、赤い粘土を丸めてリンゴやトマトに見立てたり、『青い粘土では何が作れるかな?』というように、親子で会話しながら子どもの発想を一緒に楽しんでみたり。丸めたものの大小を比べたりするだけでもひとつの遊びになりますし、いろいろな物を作ったら、お店やさんごっこなども楽しめますね!」
4歳~6歳(幼児)におすすめの小麦粉粘土の遊び方
「 子ども自身が混ぜる水の量を調整して研究しながら、いろいろな固さの小麦粉粘土を作ってみると、より楽しめそうです。水をたくさん入れるとどうなるか、とろとろになりすぎたら、もうすこし小麦粉を足してみよう、などと実験感覚が味わえます。また、絵の具の色を混ぜ合わせて、新しい色の粘土を作るのも楽しいです。『赤と青を混ぜると何色になるかな?』というように、実際に体験することでたくさんの発見に出会えます。好きな色、好きな柔らかさのオリジナル粘土が作れる楽しさがあるのが、市販の粘土との違いですね。」
実際に作ってみました!
思ったよりもずっと簡単に出来る小麦粉粘土。筆者も、実際に子どもと一緒に小麦粉粘土にチャレンジしてみました。2歳になったばかりの娘は、小麦粉粘土の感触が気に入ったようで、ずっとこねたりまるめたりして喜んでいました。
一方、4歳の息子は、いろいろな色の粘土を使って顔を作ったり、動物を作ったり…「こっちは柔らかすぎるから、もう少し小麦粉を入れる?」などと提案もしてくれました。とにかく、二人ともすごく楽しんでいて、こちらも一緒になって思い切り粘土遊びを楽しみましたよ!
粘土遊びは、その感触も子どもにとって重要な学びのひとつ。思いっきりこねて、まるめて、いろいろな形を作って親子で遊んでみてくださいね。
なお、 小麦粉粘土を作った後は乾かないようにラップなどで包み、ファスナー付きの密閉袋などで保存してください。冷蔵庫で保管すれば、数日間は遊べますよ!
お話を聞いたのは…
雨宮 みなみさん
株式会社キッズカラー代表。保育士経験ののち、2010年に独立。自身の経験から「あったらいいな」を形に、保育と子育てに役立つ“遊び”情報サイトHoiClue♪[ほいくる♪]を立ち上げ、1,200以上のあそびや子育てに関わる情報を掲載している。子どもとの関わりがもっと自然に楽しめる社会の実現に向け活動中。
保育と子育てに役立つ“遊び”情報サイト「HoiClue♪[ほいくる♪]」
ライター紹介
水谷 映美
1979年生まれ。出版社勤務、受付嬢、社長秘書を経て、現在はwebを中心にライターとして活動中。男・女・女の3児の母。気になることは何でも試してみないと気が済まない典型的B型女子。子育て世代のリアルな声を反映した記事を得意としている。
※2015年6月にいこーよで公開された記事の再掲です。
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