スクラッチアートにはアクリルガッシュ!
ふじいなおみさん(以下、ふじい):今回は、自分で簡単に作れるスクラッチアートをご紹介します。画材でおなじみのぺんてるさんから教えていただきました。スクラッチアート用紙は100均などでも販売されていますが、自分で作ることができれば好きなときにスクラッチアートを楽しむことができます。
未来:自作できれば、「たくさん描きたい!」と思ったときでも大丈夫ですね。オリジナリティも出そうです。

ふじいさんが描いたスクラッチアート
ふじい:スクラッチアートの自作は私が子どものときもよくやっていましたが、そのときは、
・画用紙に好きな色のクレヨンを塗りつぶす
↓
・上から黒のクレヨンを重ね塗りする
↓
・削っていく
という方法でした。でも、クレヨンでひたすら塗りつぶすのって結構大変な作業です。子どもだと準備するだけで疲れてしまうこともありますよね。今回ご紹介する方法では、ぺんてるさんの「ずこうクレヨン」と「アクリルガッシュ」を使います。クレヨンはお手持ちのものでもOKです。

アクリルガッシュとは?
未来:アクリルガッシュとは、どんなものなのでしょうか?
ふじい:アクリルガッシュは不透明水彩絵の具のひとつ。アクリルガッシュの糊にはアクリル樹脂が使用されています。そのため、乾くとプラスチックのように固まり、一度固まると水に溶けません。また、壁や石、プラスチックなどいろんなものに描くことができます。一方、小学校などで使用される半透明水彩絵の具は、水に溶ける糊が使われていて、耐水性がありません。

ぺんてる公式ページより引用
未来:なるほど、クレヨンの上にアクリルガッシュを塗り、固まったアクリルガッシュの表面だけを削れるわけですね。普段は中々使わない画材を使ってみるいい機会になりそうで楽しみです!
スクラッチアートの作り方 方法は簡単!
・クレヨン
・アクリルガッシュ
・画用紙など
・筆
・削るもの(スクラッチアートのペン、筆の柄や使えなくなったボールペン、割りばしなどでもOK)
ふじい:まず、画用紙に好きな色のクレヨンを塗っていきます。

ふじい:ポイントは、スクラッチアートをやりたい範囲を、すきまなく塗り潰すこと!子どもだけでやってもいいし、親子で一緒にやってもいいです。兄弟姉妹がいれば交互にやっていくなど、楽しみながら塗っていってくださいね。

ふじい:クレヨンで白い部分が見えないくらい塗ったら、アクリルガッシュの黒を上から重ねていきます。

ふじい:アクリルガッシュは乾いてしまうと落ちにくくなります。汚れてもいい服で遊んでくださいね。手についたときも、乾いてしまう前に、濡れた布や水で洗って落とすことをおすすめします。また、筆やパレットなどの用具も、乾いてしまう前に洗ってくださいね。

ふじい:手が汚れないために、塗り終わったら、アクリルガッシュが乾くまで待ちます。乾いたら、専用の細いペンや使わなくなったボールペン、割りばしなどで削っていきます。「何が出るかなあ」と想像しながら削ってみてくださいね。カラフルで楽しい時間の始まりです。

ふじい:想像を膨らませて、好きなように描いていってくださいね。削る感覚も心地いいですよ。

いろんな色でワクワクを楽しもう!
ふじい:画用紙にクレヨンで色を塗るときもカラーバリエーションをたくさん作っておくと、「どんな色がでるかな?」と削るときのワクワク感が増します。3本くらいを持って、思いっきりぐるぐる塗っていくのも楽しいです!
ふじい:スクラッチアートはなんとなく黒のイメージがあると思います。でも実は、他の色でやっても雰囲気が変わって楽しいんです。 私は緑で草原をイメージしたり、青で海を表現してみたりして楽しみました。
ふじい:ぜひいろんな色で試してみてください。これはアクリルガッシュの特性を使っているので、他のメーカーのアクリルガッシュを使っても似た仕上がりになります。

スクラッチアートで集中力や想像力を育もう
自分で作れるスクラッチアート、子どもたちはすっかりハマっていました。クレヨンで白がなくなるまで塗りつぶしているときには、とても集中! お友達が家に遊びに来たときも、一緒に協力しながら「何色にする~?」と楽しそうに取り組んでいました。

アクリルガッシュは子どもも私も初めて使用しましたが、塗り心地がなめらかで、いつもの水彩絵の具とはちょっと違った不思議な感じ。「もっとやりたい!」と子どもたちのチャレンジする気持ちを掻き立ててくれているようでした。

削るときは、ペン先がまるで魔法のペンになったような気になります♪たくさんつくると次はどのような絵をどこを削って描くと、どの色が出てくるのかなと想像力が膨らみ、より楽しい!ワクワクいっぱいのスクラッチアートをぜひお子さんと一緒に、楽しんでみてくださいね。(osa)

お話を伺ったのは…ふじいなおみさん
〈監修者プロフィール〉
文房具のさまざまな特長・長所をより多くの方々に広める(プレゼンをする)「文房具プレゼンター」として活躍。ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」をはじめ、ステイショナー「文具のとびら」、 小学館「HugKum」などのweb連載、動画「イロブンの引き出し開けていこう」など、さまざまなメディアで発信を行っている。万年筆のインクにも造詣が深い。
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