子どもと一緒に取り組む季節の「手仕事」は、大人がら子どもへ伝える「生きる力と知恵」であり、生きた時間そのものです。
このコーナーでは、とれたての旬のものや地元食材を使った「農」と「脳」がよろこぶメニューが人気の「のうカフェ」オーナー・小林由紀子さんことユッキーさんが、子供と季節の食卓を楽しみたい家族向けに「季節の手仕事」のレシピやコツを紹介します。
6月に挑戦したい手仕事...材料3つで作る季節の和菓子「水無月(みなづき)」
「今回紹介するのは『水無月(みなづき)』です」
「水無月とは、旧暦の『6月』を表す言葉です。また京都では、6月30日に半年間の厄を落とし、後半の半年も頑張ろうという願いを込めて『夏越祓(なごしのはらえ)』というお祭りを行います。そのときにいただく三角形のお菓子を『水無月』と呼びます。水無月の下のお餅は「氷」を表し、上の小豆は、
「水無月」の材料
【水無月の材料】
・ゆであずき缶 200グラム
・砂糖 60グラム
・だんご粉 200グラム
・水 300㏄
※四角い耐熱容器を用意
「小豆の蜜煮はとっても手間がかかるので、今回紹介する水無月のレシピは
「ゆであずきには、
「小豆は邪気を払うとされ神事によく使われます。また、
【子ども(幼児)とやってみよう~季節の和菓子を調べてみよう】
日本では、1月の花びら餅、2月の草餅、3月の桜餅、4月の花見、5月の柏餅など、季節によりさまざまな餅やだんごを食べる風習があります。子ども向けの歳時記などで家族で調べてみるのも楽しいものです。
水無月のレシピ1.ゆであずきを耐熱容器にしきつめる
「ゆであずき缶を開けて耐熱容器(推奨17センチ×17センチ)に入れてゆであずきの間に隙間ができないようにそっとスプーンでならします」
「耐熱容器を使うのは、このゆであずきの上にだんご粉で作った生地を流し入れてそのまま電子レンジにかけて完成させるためです」
水無月のレシピ2.砂糖、だんご粉をまぜる
「分量の団だんご粉と砂糖をボールに入れて混ぜ合わせます」
「お餅の部分は『ういろう生地』です。ういろう生地は、小麦粉やくず粉、
【子ども(小学生)とやってみよう~だんご粉、上新粉、もち粉、白玉粉でだんご粉食べ比べてみよう】
4つの粉で生地を作って食べ比べてみましょう。粉の粒子の大きさなどによって、出来上がりの伸びや固さが異なります。今回は、こねやすく、ほどよい歯ごたえになるだんご粉を選びました。
水無月のレシピ3.半量の水をくわえる
「粉をふるわなないでつくるために、まずは半分の量の水を入れてよく練ります」
「一気にすべての水を入れると滑らかな生地にならないので必ず2回に分けて水を入れましょう」
水無月のレシピ4.残りの水を加える
「生地が滑らかになったら残りの半量の水を加えて丁寧に混ぜます」
水無月のレシピ5.ゆであずきの上にだんご粉を流し入れます
「だんご粉の生地を、耐熱容器に入れたゆであずきの上にそっと流し入れます」
水無月のレシピ6.600Wの電子レンジに7分かける
「600Wの電子レンジの約7分かけます。電子レンジから出して箸の先でつついたときに、固まっていれば完成です」
「固まっていないときには、1分単位で電子レンジで再加熱して様子を見ます」
「粗熱がとれたら、冷蔵庫で半日以上冷やします。温かいままだと柔らかく粘りが強くて切り分けるのが難しいので、必ず冷やしてから切り分けるのがおすすめです」
水無月のレシピ7.バットに出して切り分ける
「水無月を耐熱容器から外すときには、水で濡らしたへらを容器と水無月の間にいれ、濡らしたバッドの上にゆっくり取り出していきます。包丁やバッドが乾いた状態だと水無月がべとべとと貼り付いて容器から外せないので注意してください」
「取り出した水無月をまずは4等分の正方形に切り分け、さらにそれを半分にして二等辺三角形の形に切ると完成です」
完成! 水無月
「ゆであずき缶を使って伝統的な和菓子を簡単に作るレシピを紹介しました。だんご粉の生地がずっしりと食べ応えがあります。目にも涼しげな和菓子にぜひ挑戦してくださいね」
【季節の手仕事ラインナップ】
6月
梅シロップ
新ジャガの芋もち
水無月
7月
とうもろこしご飯
ブルーベリーマフィン
七夕すったてそうめん
8月
夏野菜のピクルス
枝豆ごはん
夏野菜の肉づめ
9月
さつまいも(スイートポテト)
まぜ寿司
お月見団子
10月
リンゴ(アップルパイ)
かぼちゃプリン
ごま味噌料理
11月
新米のおにぎり
みかんゼリー
フルーツ飾り切り
12月
お餅(いちご大福)
煮豆
簡単おせち
1月
大根(切干大根)
五平餅
のり巻き3種
2月
手作り味噌
レンコンチップス
ちらし寿司
3月
小豆あんこ
いちごのブラマンジェ
草もち
4月
タケノコご飯
スナップエンドウのキッシュ
中華風おこわ
5月
トマトソース
新玉ねぎのスコーン
【季節の手仕事イベント】
レンコン収穫体験! 募集終了
※内容は予告なく変更する場合があります
【埼玉県熊谷市】母めし食堂「のうカフェ」
・埼玉県熊谷市下奈良391
・月曜・日曜・祝日定休
・048-577-4342
・営業時間 11:00~15:00(LO14:00) 15:00~17:00(予約のみ)
のうカフェ
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