2021年12月14日(火)に、学童の先生を対象にしたオンライン講演会が実施されました。当日は16の学童の教室の先生にご参加いただき、脳医学者で東北大学加齢医学研究所の所長の瀧靖之教授から、非認知能力の重要性や自然体験が子どもの非認知能力を伸ばすことについての講演も行われました。当日の講演会の様子を紹介します。
海のおもいで創造プロジェクトの報告
まず始めに、未来へいこーよの姉妹サイト「いこーよ」が実施した海のプロジェクトについて報告されました。このプロジェクトには、37の学童の教室、総勢500人の子どもたちが参加し、この日に初めて海に入った子どもも海が好きになって帰っていった様子などが報告されました。
瀧先生から非認知能力についての講演
特別ゲストとして、瀧先生に「非認知能力とは」について講演していただきました。今の時代、子どもの非認知能力を伸ばすことの大切であること、また自然体験が子どもの非認知能力を伸ばすのに非常に有用であることなどをわかりやすくお話いただき、学童の先生方が熱心にメモを取ったり、「学童として、自然体験をする前と後とでどのような働きかけを子どもたちにするといいのか」などの質問が出るのなど、参加者にとって子どもの成長をどのようにサポートしていくのかについて改めて考えるいい機会となっている様子が伺えました。
みらいこの「非認知能力を伸ばす体験イベント」の活動報告
未来へいこーよからは、海や森林での自然体験やお寺の禅体験やクッキングなど、子どもの非認知能力を伸ばす体験イベントの紹介をしました。体験イベントに参加した子どもたちが、大人が思う以上に集中力を発揮する様子や、体験した内容にその後も関心を持ち続けて興味を広げていく様子なども合わせて報告しました。
参加学童の先生からも高評価
講演後のアンケートでは、参加学童の先生方からも多くの感想をいただきました。以下いくつかを抜粋で紹介します。
- こどもたちの知的好奇心を高めることが記憶力やコミュニケーション力を高めるのに非常に有効だということ、また大人も一緒に遊びながら知的好奇心を刺激してあげることが大事だということが参考になりました。
- 自然体験が子どもたちに大きな影響を与えることがわかりました。今までも子どもたちの喜ぶ姿を見て実感はしていましたが、それに対する具体的な影響が分かりました。
- 子供の成長と自然体験(知的好奇心を高める活動)がとても密接な関係であることが分かった。
- 実体験が児童の脳の発達に大きく影響していること。
- 自然体験が子供に与える影響について、現場スタッフや保護者への説得力のある説明が出来る
- 子どもが自然と触れ合う大切さを改めて学ぶことができました。また、知的好奇心など実際に大人も楽しむ事が大事なんだと思いました。
未来へいこーよでは、今後も今回のような講演会を実施していく予定ですので、お楽しみに!
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