子どもの成長や子育てに役立つ本を厳選して紹介します。今回は「「読解力」がぐんぐん伸びる 名作おはなしれんしゅうちょう (監修:横山洋子(千葉経済大学短期大学部 こども学科教授)、問題構成:入澤宣幸、編:学研の幼児ワーク編集部)」です。(株式会社学研プラスから献本いただきました)
クイズ感覚で楽しく読解力が身につく!
「読解力」とは、一般的に文章の意味を読んで内容を理解する能力のこと。教科書を読むのはもちろん、テストの問題なども読解力が低いと間違いのもとになってしまいます。社会人になってからも必要となる「読解力」を、世界の童話や昔話を使って幼児期から楽しく学べる練習帳です。
最初は短い文章から始まり、〇をつけるクイズ形式やシールを貼るだけで解ける問題も。少しずつ進めていくことで、文章をていねいに読み解く力がついていきます。
名作から教訓を学びとれる
「うさぎとかめ」や「きたかぜとたいよう」のようなイソップ童話をはじめ、「ももたろう」「うらしまたろう」などの日本の昔話、「ヘンゼルとグレーテル」などの世界の昔話、「はだかのおうさま」などのアンデルセン童話など、さまざまな名作がモチーフに。問題を通して「努力することの大切さ」や「正直でいることの大切さ」などの教訓を学べます。
「未来へいこーよ」スタッフの注目ポイント
最初は短い文章と簡単な問題から、徐々にステップアップできる構成になっていているのがいいですね。問題はイラストと文字が大きく配置されているので、絵本を読ませるのと同じイメージで挑戦させやすいです。また、設問のほうにもイラストが描いてあって内容がわかりやすく、子どもが自分で文字が読めなくても、大人が問題を読んであげれば答えられる問題もあります。30作品の物語のあらすじがわかるので、好きな名作を見つけることで絵本や童話を読むきっかけにもなりそうです(KAZ)。
「読解力」がぐんぐん伸びる 名作おはなしれんしゅうちょう
本体予価825円(税込) ISBN978-4-05-205221-7
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