子どもと2月の手仕事 ひな祭りにもぴったり! 親子で作る「ちらし寿司」レシピ

子どもと一緒に取り組む季節の「手仕事」は、大人から子どもへ伝える「生きる力と知恵」であり、生きた時間そのものです。

このコーナーでは、とれたての旬のものや地元食材を使った「農」と「脳」がよろこぶメニューが人気の「のうカフェ」オーナー・小林由紀子さんことユッキーさんが、子どもと季節の食卓を楽しみたい家族向けに「季節の手仕事」のレシピやコツを紹介!

2月はちらし寿司を紹介します。3月3日のひな祭りもすぐそこ! 手早く作れるので、家族で楽しく作りましょう!

2月に作りたい親子で作る「ちらし寿司」

「今回は、親子で作れる『ちらし寿司』を紹介します。ちらし寿司の具材を全部一緒に小さなお鍋で甘辛く煮てすし酢と混ぜ合わせる手軽なお寿司です」(ユッキーさん)

「黄色い錦糸卵、緑のきぬさや、ピンクの紅ショウガで華やかに彩れば、パーティメニューにぴったりです」

「野菜もたっぷり入っているので、お汁を添えれば十分なおもてなしメニューになりますよ」

「ちらし寿司」の材料とレシピ

【親子で作る「ちらし寿司」材料】
・米 2合
・すし酢  大3

・レンコン 5センチ
・ごぼう 5センチ
・油揚げ 1/2枚
しめじ 1/3株
にんじん 5センチ

だし汁 100㏄
しょう油 大2
砂糖 大2
 大2

・紅ショウガ 少々(飾り用)
・きぬさや 少々(飾り用)
錦糸卵 少々(飾り用)

「今回紹介するのは、しめじ、レンコン、ゴボウ、ニンジン、油揚げなどの具材がたっぷり入ったちらし寿司です。触感や味わいが異なる具材が入ることで美味しくいただけます。ほかにも、竹輪やコンニャクなどの冷蔵庫にあるものを加えるのもいいですね」

【子ども(小学生)とやってみよう~全国のちらし寿司を調べてみよう】
日本全国で食べられているちらし寿司ですが、地域によって作り方が少しずつ異なります。

東日本ではすし飯の上に新鮮な魚介を乗せ一人前ずつもりつけ、西日本では味付けした具材をすし飯と混ぜ、大皿にもりつけます。

全国のお寿司を子どもと調べてみると楽しいですね。

ちらし寿司のレシピ1. しめじ、ゴボウ、ニンジン、レンコン、油揚げの用意をする 

「しめじの石づきをとり、ほぐし、軽く洗います」

「ゴボウは洗って、ササガキにします」

「ニンジンは皮をむいて、2ミリぐらいのいちょう切りにします」

「しっかり洗ったレンコンをいちょう切りにします」

「油あげは1センチ幅に切ります。子どもと一緒につくるときには、油揚げのように切りやすいものや、しめじのように扱いやすいものをお手伝いしてもらうと、家族の楽しい思い出になります」

ちらし寿司のレシピ2. だし汁、しょう油、砂糖、酒で煮る

「すべての具材と、だし汁100㏄、しょう油、砂糖、酒各大2を小さなお鍋にいれます」

最初は中火で、煮立ったたら弱火にしてコトコトと10分ほど煮ます。しょう油のいい香りがして水分が飛んだら火からおろします」

ちらし寿司のレシピ3. すし飯を作る

「米2合にすし酢を回しかけ手早く混ぜてすし飯を作ります」

「家族で一緒に作るときには、子どもにうちわであおいでもらったりして、水分を一気に飛ばしながら粘りがでないようにごはんを切るように混ぜるのが美味しいすし飯を作るコツです」

ちらし寿司のレシピ4. 煮たしめじ、ゴボウ、ニンジン、レンコン、油揚げをすし飯と混ぜる

「煮たしめじ、ゴボウ、ニンジン、レンコン、油揚げをすし飯と混ぜ合わせたら完成です」

【子ども(幼児)とやってみよう~ひな祭りの行事食を食べよう】
ひな祭りといえば、ちらし寿司にハマグリのお吸い物。寿司は「寿」を「司る」という意味で、おめでたい食事として江戸時代から定着していたようです。ハマグリは、2枚貝でほかの貝殻と合うことはありません。ぴったり合う仲の良い夫婦をイメージして、結婚などのお祝いのお膳にならぶようになったとされています。そのほかにも、3色のひし餅やひなあられにも、娘の健康を祈る意味が込められています。子どもが元気に育つのが当たり前ではなかった時代に、季節の行事や食に祈りや思いがたくさん込められたのですね。

ひな祭りは女の子のお節句です。健やかに、幸せに、大きくなりますように、想いのこめて、ご家族で楽しい食事を囲んでくださいね

【季節の手仕事ラインナップ】
6月
梅シロップ
新ジャガの芋もち
水無月
7月
とうもろこしご飯
ブルーベリーマフィン
七夕すったてそうめん
8月
夏野菜のピクルス
枝豆ごはん
夏野菜の肉づめ
9月
さつまいも(スイートポテト)
まぜ寿司
お月見団子
10月
リンゴ(アップルパイ)
かぼちゃプリン
ごま味噌料理
11月
新米のおにぎり
みかんゼリー
フルーツ飾り切り
12月
お餅(いちご大福)
煮豆
簡単おせち
1月
大根(切干大根
五平餅
のり巻き3種
2月
手作り味噌
レンコンチップス
ちらし寿司
3月
小豆あんこ
いちごのブラマンジェ
草もち
4月 
タケノコご飯
スナップエンドウのキッシュ
中華風おこわ
5月
トマトソース
新玉ねぎのスコーン
もち麦ごはん
【季節の手仕事イベント】
レンコン収穫体験! 募集終了
※内容は予告なく変更する場合があります

【埼玉県熊谷市】母めし食堂「のうカフェ」


・埼玉県熊谷市下奈良391
・月曜・日曜・祝日定休
・048-577-4342
・営業時間 11:00~15:00(LO14:00) 15:00~17:00(予約のみ)
のうカフェ

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出版社、教材編集を経て2013年に「いこーよ」へ。小学生の女の子2人のママ。大学院、モンテッソーリ教育教師、華道、ダイビング資格有。ライフテーマは幼児教育から小学校、中学校、高校、大学、社会人へとどのように学びをつなげていくか。特に幼児教育から中学受験への連携に日々奮闘中。

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