子どもと一緒に取り組む季節の「手仕事」は、親が子どもへ伝える「生きる力と知恵」であり、生きた時間そのものです。
このコーナーでは、とれたての旬のものや地元食材を使った「農」と「脳」がよろこぶメニューが人気の「のうカフェ」オーナー・小林由紀子さんことユッキーさんが、季節のものを食卓に並べたいママパパのために、「季節の手仕事」のレシピやコツを紹介します。
6月に挑戦したい手仕事...新じゃがで作るチーズ・青のり・小エビの「芋もち」
6月に挑戦したい手仕事は新じゃがで作る「芋もち」です。
「関東では春と秋に植え付けられたジャガイモが年に2回収穫されます。3月に植え付けられたジャガイモは、5月末~6月に収穫期を迎え、掘りたてが『新じゃが』として出回ります。新じゃがは、水分が多く皮が薄いので、皮ごと料理に使えるので子供との料理に使うのにぴったり! 今回は、そんな新じゃがを使って親子で挑戦してほしい『芋もち』の作り方を紹介します」。ぜひ挑戦してくださいね。
「芋もち」の材料
【芋もちの材料と用意するもの】
・新じゃが 600グラム
・片栗粉 大さじ3
・塩 小さじ1/2
・小エビ(味付け用) 適量
・チーズ(味付け用) 適量
・青のり(味付け用) 適量
「新じゃがは、しばらくすると表面の皮が乾燥して硬くなるので、皮ごと食べられるのはこの時期だけ! 購入するときは表面に傷のないものや、緑色になっていないものを選びましょう」
【子ども(幼児)とやってみよう~ジャガイモ掘りに行こう】
年に2回全国の農業体験スポットではジャガイモの収穫体験が行われます。地産地消の食品や地域の産業を知るという点でもおすすめの体験です。
「ジャガイモ堀り」スポットやイベントを探す
新じゃがの「芋もち」の作り方1.ジャガイモを洗う
「新じゃがは皮が薄いのでタワシで洗うと、表面の薄く茶色い皮がとれてぴかぴかになります。皮をむく必要がないのがうれしいですね。また、水分が多く、
【子ども(小学生)とやってみよう~ジャガイモの芽を観察しよう】
ジャガイモは休眠期があり、品種によって差がありますが、
新じゃがの「芋もち」の作り方2.ジャガイモを茹でる
「洗ったジャガイモは、表面が水につかるぐらいの水で茹でます。鍋の蓋をして茹でると熱の回りがよく早く茹であがります。茹で時間は、
【子ども(小学生)とやってみよう~ジャガイモを食べ比べよう】
ジャガイモには、ほくほくとした食感のためコロッケなどに使われる「男爵」、加熱しても崩れにくいことから煮物に最適と言われる「メークイーン」、濃い紫色の「紫芋」などのさまざまな種類があります。いろいろな芋を食べ比べて、味わいの違いを楽しんでみるのもおすすめです。
新じゃがの「芋もち」の作り方3.ジャガイモをつぶして、片栗粉と塩を加える
「茹で上がったジャガイモは鍋の下に濡れ布巾を敷いて鍋の中でマッシャーなどでつぶします。ポイントはジャガイモがまだ熱々なうちにつぶすこと。冷めてしまうとつぶれにくくなります。この時点でつぶれにくいときには電子レンジに1~2分かけましょう」
「また、短時間で作りたいときには、最初から茹でずに電子レンジで火を通して作ることもできます。茹でながらゆっくりとジャガイモを加熱すると、甘味やうま味が十分ひ引き出された美味しい芋もちになりますよ」
「ジャガイモはマッシュ状になったら冷めるまで待ちます。
「そのまま焼いても美味しいのですが、今回は、小エビ、青のり、チーズの3種類の芋もちを紹介します」
「ジャガイモを3等分に分けて、それぞれに小エビ、青のり、チーズを混ぜて4つに平たくまとめます」