子どもをもっと勉強好きにさせたい! いろいろなことに興味を持ってもらいたい! 自分でできることが増えてほしい!など、子どもの自立や好奇心を助ける文房具が掲載された本「こども文房具2022(著:たこなお文具堂(他故壁氏、ふじいなおみ)、発行:扶桑社)」を紹介します。(扶桑社から献本いただきました)
好きな文房具を選ぶことで「学ぶ」ことがもっと楽しくなる!
「未来へいこーよ」でも子育てに役立つ文房具を紹介しているふじいなおみさん。彼女と他故壁氏(たこかべうじ)さんがタッグを組んだ「たこなお文具堂」が、主に未就学児から小学校高学年までの子どもにおすすめの知育・学童文房具=「子ども文房具」を紹介している本です。
本書では「勉強に役立つ文房具」「豊かな感性を育む文房具」「子どもの自立を助ける文房具」の3部構成になっています。「勉強に役立つ文房具」では、初めてでも握りやすい三角軸のえんぴつなどの書く楽しさが見つかる文房具などを紹介。「豊かな感性を育む文房具」では「自由研究に使えて賢く学べる文房具」など、想像力や好奇心を刺激するさまざまな文房具が紹介されています。
幼稚園や保育園、学校などで子どもが作った作品を飾ったり、あとで見返せるような「子どもがいる大人に向けた文房具」も紹介。作品を大切に扱うことで、子どもの自己肯定感を育むことができます。
幼児期から小学生への「自立」を助ける文房具も
小学生になると学校の準備や明日の着替え、自分ひとりで朝起きられるなど「自立」が必要になる場面が増えてきます。「こども文房具2022」では、お支度ボードや残り時間がわかりやすいタイマーなど、子どもの自立の手助けになる文房具も掲載されています。
「未来へいこーよ」スタッフの注目ポイント
文房具は、幼少期から大人になるまで誰もが必ず使うもの…なんですけど、大人になると文房具屋さんにはあまり行かなくなるんですよね。「こども文房具2022」を読むと、知らない間に文房具がさまざまに進化していて、ものすごい種類の「ワクワクする文房具」があることがわかります。
内容も写真をふんだんに使いながら、おすすめポイントを吹き出しで紹介していて一つひとつが見やすいです。読み物としても4人のお子さんを東大理IIIに合格させた「佐藤ママ」へのインタビューをはじめ、ご自身も子育てをされている医学博士・脳科学者・認知科学者の細田千尋さんや、小学6年生のときに全ページ手書きで文房具を解説した「文房具図鑑」を出版した山本健太郎さんとの座談会など充実。
とくに細田千尋さんの座談会は「習得に時間がかかるほうがより習慣化しづらい」や「幼少期はものに愛着を持つ時期」など、脳科学の知見と「たこなお文具堂」さんの幅広い文房具の知識が組み合わさって、新しい発見が多い座談会だと感じました。
また、実際に使ってみている様子をレポートした「たこなお文具堂の使って楽しい!文具お試し中継」などもあり、一見するとカタログのようでありながらじつは読み応えがある本です。大人が読んで「今度これを買おう!」と決めたり、お子さんと一緒に見て興味を持つものを探すとよさそうですね。
子どもが勉強に使いやすい文房具を探している方や、工作や絵などを好きになってもらいたい方、小学生になる前や低学年の時期に自立を促したい方におすすめの本です(KAZ)
こども文房具2022
本体1,430円(税込)、著:たこなお文具堂(他故壁氏、ふじいなおみ)、発行:扶桑社
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