子どものスマホやSNS、「まわりはどうしてる?」と気になり始めていませんか。いつから持たせて、どんな風に使っているの? 今回は「いこーよモニターアンケート」の結果から、子どものスマホ・SNSのリアルな様子をのぞいてみます。
デビューは「小4」と「小1」が多め、きっかけは連絡手段
まず、スマホを持っているお子さんがいる家庭に、いつスマホデビューしているのかを聞きました。最も多かったのは小学4年生(20%)。高学年になるタイミングが多いという結果となりました。次いで小学1年生(18%)、中学1年生(13%)と続きます。
小1という早めのタイミングが意外に多いのは、入学を機に持たせる家庭があることが予想されます。小学校に上がると、登下校をしたり、習い事に通ったりと、一人で行動する時間が増える時期になります。「何かあったときに連絡が取れるように」という安心のために、スマホを検討する家庭も少なくないようです。
きっかけとして多かったのは「留守番や家族との連絡手段」が40%、「塾・習い事で必要になった」が32%、「防犯・GPSのため」が31%でした。
よく見ているのはYouTube
では、子どもはスマホをどんなことに利用しているのでしょうか?
子どもがよく利用しているコンテンツを聞いたところ、「YouTubeなどの動画」が67%でトップとなりました。続いて「リアルの友だちとのやり取り」が64%、「ゲーム」が59%、「ショート動画」が41%と続きます。
「いちばん時間を使っているもの」を聞くと、「YouTube(28%)」と「ゲーム(26%)」がほぼ並び、その後に「ショート動画」が続きました。
連絡を取り合うことと並んで、動画視聴も多くなっているのが印象的です。それだけ、YouTubeなどの動画を見ることが、子どもにとって日常的なものになっていることがわかります。
中高生で広がるSNS 保護者が不安に感じることは
年齢が上がると利用が増えてくるのがSNS。スマホを持っている子のうち、SNSを「毎日利用している」が32%、「ときどき利用している」が24%で、合わせて56%の子が利用していました。
SNSと聞くと、利用に関して心配が先に立つ保護者の方も多いのではないでしょうか? 実際、不安に感じることとして挙がった上位は「知らない人との接触・出会い」「SNS依存」「いじめ・グループ外し・既読無視」「犯罪に巻き込まれること」。とくに「知らない人との接触」への不安が最も多い結果となりました。
では、実際にヒヤッとした経験はあるのでしょうか? 「いじめ・グループ外し・既読無視」が15%、「知らない人との接触」が12%、「個人情報や居場所の流出」が9%と、トラブルにあった家庭も一定数見られます。
「知らない人との接触」が不安の1位に来るのは、当然かもしれません。ただ、こうしたトラブルは、起きてから慌てるか、先に知っておいて落ち着いて動けるかで、その後がずいぶん変わります。
未来へいこーよの「子育て人生相談」にも、同じ悩みが届いています。オンラインゲームで知らない相手とチャットしている小学生への向き合い方は、ゲームのフレンドと連絡をとりあう小学生が心配…ネット交流の安全な付き合い方は?で、教えてはいけない情報や具体的なルール例まで解説されています。SNSでのいじめが気になるときは、子どものSNSのいじめ、親はどう対応すべき?も参考になります。
専門家の答えをまとめると「遠ざけるより、何かあったときに話してもらえる関係を先に作っておくことが大事」といえそうです。
ケンカの原因は「使いすぎ」。カギは家庭のルールと対話
では、保護者は子どものスマホの利用状況を、どれくらい把握しているのでしょうか?「しっかり把握している」「だいたい把握している」と答えた割合は合わせて76%。多くの家庭で、利用の様子が見守りできているようです。完璧に管理するのは難しくても、ざっくりとでも把握できていれば、いざというときに気づきやすくなります。
見守っているからこそ、使い方が気になることもあります。スマホをめぐって、親子でぶつかってしまうこともよくあるようです。「スマホが原因で子どもとケンカになった経験がある」と答えた家庭は、合わせて73%と多数。ケンカの原因として最も多かったのが「使いすぎ・時間の使い方」です。
そんななか、多くの家庭が取り入れているのがルールづくりです。「位置情報の共有」「課金やアプリを許可制にする」「利用する時間帯を決める」「利用時間を決める」など、それぞれの家庭で工夫が重ねられています。頭ごなしに禁止するのではなく、子どもと相談しながらルールを決めていくことが、無理のない付き合い方につながっていきそうです。
スマホとどう付き合っていくかを子どもと共有する
スマホやSNSは、これからの時代を生きる子どもたちにとって、切っても切れない存在です。だからこそ、「どう付き合っていくか」を親子で一緒に考えることが大切になっていきます。
時間の使い方を自分で調整してみる。友だちとのやり取りで、相手の気持ちを想像してみる。困ったことがあったら、おうちの人に相談する。「ダメ」と遠ざけるだけでなく、我が家なりのルールと対話を重ねながら、子どもがスマホと上手に付き合える力を育てていけたらいいですね。
■いこーよアンケート調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこモニ(いこーよモニタークラブ)
調査期間/2026年7月9日〜7月15日
サンプル数/546サンプル(うちスマホ所持135名、SNS利用75名)
調査分析/いこーよ総研
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