好奇心と自己肯定感を育む! ライフセーバーと体験する海デビューイベントの魅力

未来を担う子どもが、海を身近に感じて興味を持ったり、海を好きになってもらいたい――。日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、姉妹サイトの「いこーよ」が、子どもがもっと海を好きになるイベント「海のおもいで創造プロジェクト」を実施しました。子どもたちの笑顔が咲き乱れ、好奇心が太陽のようにきらめいた真夏の鎌倉での様子を、参加した学童や保護者のアンケートも交えてお届けします。

海デビューの子も多数参加! 歩く&救命胴衣で浮く体験も

「海のおもいで創造プロジェクト」は、海離れが進む現代の子どもたちに海に親しんでもらい、海とのか関わりを子どもの頃から培ってもらうことを目的に、首都圏の子どもたちを対象とした、海で様々な学びと発見のある体験ができるイベントです。

昨年に引き続き、今年も日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、保護者の負担なく子ども達が海を訪れ、海を楽しむ機会となるよう、東京・神奈川などの学童保育機関と連携したイベントとして企画されました。場所は神奈川県鎌倉市の海岸で、15日間の日程で学童など延べ15団体、全部で約500名の子どもたちが参加しました。

イベントでは、現役のライフセーバーに海の楽しさと注意すべきことを教えてもらいながら、楽しく遊ぶためのルールを学ぶ内容になっています。参加した子どものなかで「海に初めて来た!」という子は64人で、多くの子どもたちがが海デビューを果たしました。子どもを預ける保護者としても、ライフセーバーに見守ってもらえるのは安心ですね。

海のおもいで創造プロジェクト かまくら 海 子ども

当日は参加者が4~5人ずつで「バディ」と呼ばれるチームを作りました。ライフセーバーの「バディ!」という声がけで自分の前後の友だちを確認して、整列したり、全員で番号を同時に言うなど、仲間を意識しながら行動する大切さが学べるだけでなく、点呼の役割も果たしていました。

海のおもいで創造プロジェクト 鎌倉 海

まずは海の中をゆっくり歩く練習。「水の中を歩くときは、足を大きくあげる方が早い」など、教わったばかりのことを体で実践しました。

その後はチーム対抗リレーを実施しました。はじめはおっかなびっくり海に入って歩いていた子どもたちも、競争になるとみんなが本気モードで走り出し、会場は大きく盛り上がりました。

海のおもいで創造プロジェクト

水に慣れたあとはライフジャケットを着用。複数人が乗れるボード「ビッグサップ」に交代で乗って沖に出て、ライフジャケットで「水に浮く」体験をします。ライフジャケットを着ることで、足がつかない場所でも安全に楽しめることを子どもたちが実感しました。

海のおもいで創造プロジェクト 鎌倉 海

海にちなんだクイズ&ニッパーボードでおおはしゃぎ!

お昼ご飯を食べたあとは、海にちなんだクイズでひと盛り上がり。今日学んだことをあらためて振り返る時間にもなりました。

午後は1人ずつ「ニッパーボード」に乗ります。これはライフセーバーが使うレスキューボードの小型版。これで両手で水をかいて進む「パドリング」の練習をして、最後は波の力で戻ってきます。

海のおもいで創造プロジェクト 鎌倉 海 

自分の手で波に向かって進み、よい波を待って…一気に乗る! 最初は不安そうな表情をしている子も、波に乗れると最高の笑顔を見せてくれました!

海のおもいで創造プロジェクト 鎌倉 海 

イベントが終わるころには、すっかり海が大好きになっていた子どもたち。五感を使って海での上手な遊び方を学び、思い出になるとともに自信にもつながる体験でした。

海のおもいで創造プロジェクト 海 鎌倉

海での体験終了後に子どもたちに描いてもらった絵の一部を紹介! とくにニッパーボードに乗った体験が強く印象に残ったようで、多くの絵で自分自身が波に乗る様子がダイナミックに描かれています。

海のおもいで創造プロジェクト 海 絵

アンケートで98%以上が「楽しかった」と回答!

イベントに参加した学童の先生と保護者の方に、帰ってきてからの子どもの様子をアンケートで聞きました。回答では「楽しかった」という人が98%を超え、「わくわくしたことやおもしろいことを見つけた」人も75%以上、「イベントを通じてチャレンジしたことがあった」人も60%以上が「あった」と答えるなど、高評価をいただきました。アンケートでいただいたコメントの中からいくつか抜粋して紹介します。

保護者より

・母である自分が一人で、沖まで出るアクティビティ体験をさせてあげるのは難しいので、こうした機会をいただけてとても嬉しいです。子どもも満足気で、また海に行きたいと申しております
・これまでは海を怖がり苦手意識がありましたが、海は楽しいところだと感じたようです。ニッパーボードも最初は怖がっていましたが、やってみたらすごく楽しかったと言っていたのでチャレンジさせて良かったと思います
・行きのバスに乗る前は緊張してガチガチでしたが、帰りのバスから降りてきたときは興奮でキラキラした表情でした。顔を見た瞬間に行かせてよかったと思いました!
・親がいない環境でお友達と過ごせたことで、とても自信がついたように感じました。真っ黒に日焼けして帰ってきた姿を見た時は少しお兄さんに見えました!

学童より

・バスの中ではワクワク感が伝わって来なかったですが、海に入った瞬間子供たちの笑顔がキラキラしていたのが印象的でした。ちょっと疲れた子や、お腹痛いといった子も、すぐ活動に戻っていて見ている方もうれしかったです。
・まだ海で遊びたいという声が多数聞かれました。保育の中では見られない表情が見られました
・初めてで怖がっていた子が一番「もっと遊びたい」と言っていました
・「海の水がしょっぱかった」とはじめは少しネガティブでしたが、海に入って少しすると、「もっと遊びたかった」「波に乗れたよ!」とうれしそうでした。目に砂が入ったり、鼻に水が入ったのも一つの経験として貴重でした。子供たちが少したくましく見えました。

保護者と学童の両方で、子どもが海で楽しい思い出を作り、行く前よりも成長を実感していることがわかりますね。イベントの参加で、それまで怖かった海が楽しいものに変わった経験は、自己肯定感を育む心の土台のひとつになります。今後も、いこーよ×日本財団「海と日本プロジェクト」で、海での親子イベントを開催予定です。お楽しみに!

海と日本プロジェクト公式サイト

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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