透明クレヨン はみだしてもいいぬりえ

子どもがはみだして塗っても気にならない!大人も癒されるクレヨンと塗り絵【子育て文房具】

ペンをはじめ、ハサミや定規、絵具、カッターなどの文房具は生活していくためになくてはならないものです。とくに「書く」「描く」「切る」などの基礎を学ぶ未就学児や小学校低学年のタイミングで、文房具を楽しく使えるようになれば一生の宝物になることでしょう。そこで、文房具のさまざまな魅力を知っている「文房具プレゼンター」のふじいなおみさんに、子どもと一緒に楽しく使えて、子どもの成長に役立つ文房具を紹介していただきました。記念すべき第1回はコクヨの「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」です。

線から「はみだしてもいい」塗り絵

ふじい:コクヨの「透明くれよん」は絵の上に塗っても下の絵が透けて見えるクレヨンです。未就学児や小学校低学年のお子さんは塗り絵をよくすると思うのですが、描いてある線をはみださないように塗ることはじつは案外難しいんですよね。この透明くれよんは下の絵が透けて見えますし「はみだしてもいいぬりえ」に塗ってみても、ちょっと芸術的に見えるのがいいんです。

透明クレヨン はみだしてもいいぬりえ

――確かに、はみだしたところが「あえてそうしたかのような」いい味がありますね。

ふじい:そうなんです。「線を守らなくても作品になる」というのが「はみだしてもいいぬりえ」の長所なんです。「線からはみ出して塗っても楽しめる」というのがコンセプトで、思いのままに塗ることで「偶然を楽しむ」ことが「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」が一番生きる使い方だなと思います。

――「偶然を楽しむ」とは具体的にどういうことでしょうか?

ふじい:これはたまたまうちの娘がクレヨンでバーッと描いたページなんですけど…。

はみだしてもいいぬりえ

――子どもらしいダイナミックな塗り方ですね。

ふじい:これはこれでひとつの作品になっていて、塗ってから時間が経つと、裏側に色がにじんでいるのに気がつきました。これがまたキレイなんです。

はみだしてもいいぬりえ

――なるほど、裏側ににじんだ色も素敵ですね!

ふじい:偶然を楽しむという意味では、一度色を塗ったところに別の色を重ねる「混色」もできます。

透明くれよん 混色

――普通のクレヨンでは、こんなふうに色を重ねることができないから絵の具みたいに色を混ぜる体験ができるのは不思議でおもしろいですね。どうしてこういうクレヨンができたのでしょう?

ふじい:不思議ですよね~! 種明かしをすると、これは「ゲル状のクレヨン」なんです。今はゲル状のインクを使ったマーカーなどが発売されていて知っている方も多いと思いますが、その応用ですね。コクヨから「蛍光くれよん」というのも発売されていて、こちらも「はみだしてもいいぬりえ」と相性抜群です。

蛍光くれよん

――クレヨンの描き心地や使い勝手はどうでしょうか?

ふじい:未就学児が使ってもいいように、塗り心地は柔らかくて滑らせるように描けます。匂いはほとんどありません。クレヨンの持つところにセロファンが貼ってあって、一定間隔に切れ目が入ってます。使っていて短くなってきたら切れ目からセロファンを取り外して使うので、指が汚れにくいようになっています

透明クレヨン

描いたところをひっかいたり、指で伸ばしてみるのもおすすめの使い方なのですが、そうしたときに指が汚れてもウェットティッシュで拭けばだいたい取れてしまうくらい手についても落としやすいです。

大人も一緒に楽しんで癒される

――実際に大人と子どもで遊ぶ場合、おすすめのシチュエーションはありますか?

ふじい:じつは日々子育てをしている大人の方にも「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」をぜひおすすめしたいんです。私にも6歳になる娘がいますけど、大人が子どもの相手をしたり、遊びにつきあったりしているときは、もちろん楽しいところもありますが、疲れるなあと感じることも多いと思います。

――わかります(笑)。

ふじい:そういうときは「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」を一緒にやるといい時間が過ごせるんです。子どもは好きな色を全面に使ってぐしゃぐしゃっと描いていいですし、大人は塗るだけで充実感があって「今日は大変だったけど、塗り絵ができて楽しかったなあ」という気持ちになります。自分が見て「キレイだな」と感じるものを描くとすごく癒されるんですね。私はそれでずいぶん癒されて救われました(笑)。なので子どもが寝たあとに、大人が一人で塗るのもおすすめです。

透明クレヨン はみだしてもいいぬりえ

はみだしてもいいという気持ちでラフに塗れて、はみだしたところが味になるのがまた魅力。見開きのイラストをすべて塗ったときの達成感は大人もかなりのものがあります。

――子どもの遊びに「つきあう」のではなく、大人も一緒に「遊ぶ」「楽しめる」という気持ちになれるのはいいですね。

ふじい: そうですね。じつは「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」は「親子のコミュニケーション」と「創造力育成」を事業テーマに掲げた「コクヨのえほん」という社内プロジェクトの商品なんです。世代を越えて楽しめるように工夫されているので、例えばおじいさんやおばあさんがお孫さんと過ごす時間にもピッタリです。

はみだしてもいいぬりえ

塗り絵のテーマになっているのは、海の生き物や動物、乗り物、くだもの、野菜、ファッション、おもちゃ箱などさまざま。あじさいの花など、細かい絵も用意されていて大人が塗っても楽しめます。

サラサラと描けて「塗り絵」が好きになる文房具

ふじいさんに紹介していただいた「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」を、実際に使ってみました。一般的なクレヨンよりも描いたときに抵抗感がなくて、サラサラっと描けるのが気持ちいいです。普通の塗り絵は大きいイラストを塗っていく印象ですが「はみだしてもいいぬりえ」には小さい絵がたくさんあります。透明くれよんで「ぐりぐりっ」と軽く塗るだけであっという間に塗れるので、短時間で小さな達成感が得やすいです。子どもが塗っている間に、大人が隅の方の小さな絵を塗っていくと一緒に楽しめると思います。

気楽に塗ってはみだしてしまっても、下絵が見えているので「そこがまたいい」と思えるのが不思議です。おそらく色がはみだしても、線が見えているから絵として成立しているからなんでしょうね。「透明くれよん」と「はみだしてもいいぬりえ」は大人も子どもも気軽に「色を塗ることの楽しさ」や「小さな達成感」が得られる文房具だと感じました(KAZ)


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お話を伺ったのは…ふじいなおみさん 。文房具のさまざまな特長・長所をより多くの方々に広める(プレゼンをする)「文房具プレゼンター」として活躍。ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」をはじめ、ステイショナー「文具のとびら」、 小学館「HugKum」、 日経BP「日経xwoman DUAL」などのweb連載、動画「イロブンの引き出し開けていこう」など、さまざまなメディアで発信を行っている。万年筆のインクにも造詣が深い。

 

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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