お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「海遊び」がテーマ。小学校低学年のお子さんに向けて、海遊びに「行く前後」や「行ったとき」にやってみてほしいことを紹介します。お話を伺ったのは、NPO法人海に学ぶ体験活動協議会の副代表理事であり、千葉県南房総市の「大房岬自然の家」の所長を務める、神保清司さんです。
【6~9歳】におすすめの海遊びの楽しみ方
●生き物を自分で捕まえてみよう
小学校低学年では、海に行く前に図鑑などを見て、“ちょっとした準備学習”を取り入れてみてください。
「『この生き物を見てみたい』『捕まえてみたい』という気持ちが芽生えると、海に行ったときのワクワク感がぐっと増します。そして、実際に生き物を自分で捕まえることに挑戦してみましょう。もちろん最初はうまくいかないこともありますが、その失敗や挫折もひとつの経験。大人に捕まえ方を教えてもらったり、一緒に協力して挑戦する中で、子どもたちは少しずつコツをつかんでいきます(神保さん)」
生き物を探すときは、ケガや危険がないか確認しながら、必ず保護者のそばで挑戦するようにしてくださいね。
●冒険的な体験にも挑戦
小学校低学年になると、遠い距離でも自分の足でしっかり歩けるようになり、海の中での動き方にも慣れてきます。
「海に慣れた子は、普段あまり人が行かないような“ちょっとワイルドな場所”に連れて行ってあげるのがおすすめです。冒険心が芽生えてくるこの年代だからこそ、そうした体験にワクワクやドキドキを感じます。泳げる子なら、ライフジャケットを着けて『水に浮かぶ』『泳ぐ』ことに挑戦するのもいいですね。ただし、事前に磯辺での歩き方や海の中での動き方を、しっかりと教えておくことを忘れずに(神保さん)」
●無理せず「楽しい」と思える遊びを
どんどん海に入りたがる子もいれば、少し怖いという子ももちろんいます。神保さんは「怖いと感じる子は、無理に入らなくてもいい」と話します。
「海に入るのが苦手な子には、まず砂浜を“ワクワクする場所”にしてあげましょう。観察ケースや大きな網を用意して生き物を入れると、“小さな水族館”のようになるんです。それを楽しく眺めているうちに、『自分も海に入ってみたい』と思う子もいます。大切なのは、海を嫌な場所だと感じさせないこと。無理に入らせるのではなく、子どもが“海って楽しい”と思える場所にしてあげることが大事です(神保さん)」
【6~9歳】海遊びに持っていくといいもの
海遊びをより楽しい体験にするために、持っていくといいものを紹介します。
●箱メガネ
この年代になると、箱メガネを上手に使えるようになります。波がおだやかなら、多少深さがあっても水中の生き物を間近に観察できます。潜らなくても見えるので、海が少し怖い子にもぴったりです。
最初は“のぞき道具”として楽しみ、時間がたつうちに捕まえた生き物を入れる“バケツ代わり”としても活躍します。
【6~9歳】海遊びに行く前や行ったあとに読みたいおすすめの本
海遊びがより楽しくなる本をご紹介します。
●小学館の図鑑 NEO POCKET -ネオぽけっと- 海辺の生物(小学館)
海辺で出会えるさまざまな生き物から、海藻・海草まで幅広く掲載されています。フリガナ付きで読みやすく、コンパクトサイズなので現場にも持って行けます。海遊びにぴったりの一冊です。
【6~9歳】海遊びに行ったあとの楽しみ方
●海での体験を絵や日記に残して振り返ろう
海で遊んだあとは、海での思い出を絵に描いてみましょう。
「この年齢の子は、生き物の特徴をとらえて描けるようになってきます。観察した生き物を描いたり、海辺の風景を写生したりするとよいでしょう。絵日記のように「どんなことをしたか」「どんな生き物を見たか」を絵と文章で残すと、楽しい振り返りになります。
【好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
6~9歳は、冒険心がぐっと育ってくる時期。自分の力で生き物を捕まえたり、自分で泳いでみたりする挑戦が、自信につながります。うまくいかなくても大丈夫。失敗やつまずきも大切な経験です。試行錯誤する中で、「どうしたらできるかな」と考え、最後までやり抜こうとする気持ちが育っていきます。何より大切なのは、海を「楽しい場所」と感じられること。無理をせず、自分なりの楽しみ方を見つけられれば、そのワクワクが次の一歩を踏み出す力になっていきます。
年齢ステージ別「海遊びでワクワクする体験を!」の目次
・全年齢編
・0歳~2歳編
・3歳~5歳編
・小学生低学年(6歳~9歳)編
・小学生高学年(10歳~12歳)編
お話を伺ったのは…神保清司さん
〈監修者プロフィール〉
NPO法人 海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)の副代表理事。全国の海辺での自然体験活動や安全教育の普及・啓発に携わり、子どもたちが安全に海とふれあえる環境づくりに力を注いでいる。また、NPO法人 千葉自然学校の職員として、千葉県南房総市にある青少年教育施設「大房岬自然の家」を市からの指定管理者制度に基づいて運営。所長として、子どもたちが自然に親しむ体験を広げている。
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