お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「恐竜」がテーマ。小学校低学年(6歳、7歳、8歳、9歳)のお子さんに向けて、恐竜体験に「行く前後」や「行ったとき」にやってみてほしいことを紹介します。恐竜体験をもっと楽しくするヒントを教えてくれたのは、恐竜研究の本場カナダで古生物学を学び、恐竜のスペシャリストとして活動する「恐竜くん」こと田中真士さんです。
「小学校低学年」におすすめの恐竜体験の楽しみ方
●「知っている」から「もっと知りたい」へ!
この時期の子どもたちは、恐竜の名前や大きさ、特徴などをどんどん覚えていき、知識が増えていく時期です。「その“知っている”気持ちを活かして、『どうしてそうなの?』『なんで絶滅したの?』と深掘りできるきっかけをつくってあげたい」と恐竜くんはいいます。
●「比べて気づく」テーマを決めて観察してみよう
この時期の恐竜体験では、「比べてみる」ことがとても大切だそう。博物館では、「歯に注目してみよう」「しっぽの形を比べてみよう」など、1つテーマを決めて観察してみましょう。
「たとえば、肉食恐竜と草食恐竜では歯の形が全然違います。また、肉食恐竜の歯はよくナイフ型といわれますが、ティラノサウルスの歯は例外的に分厚くて、バナナのような形をしているんです。歯がない恐竜もいます。子ども自身がよく観察して違いを発見することが、『どうして違うんだろう』と考え、科学的な視点や思考力を育むことにつながります。(恐竜くん)」。
●恐竜と今いる動物を比べてみよう
恐竜同士の比較に加えて、今を生きる動物とも比べてみましょう。『恐竜とほかの動物の立ち方ってどう違う?』『歯の形は似てるかな?』など、見比べることで子どもの視野が広がります。そして、生き物の多様性に気づく良いきっかけになります。
「鳥は恐竜の生き残りという話をすると、子どもたちは目を輝かせます。『あれは本当に恐竜なの?』と鳥を見て聞いてきた子もいました。『なんであんなに小さくなっちゃったの?』と、進化を不思議に感じる質問も出てきます。こうした疑問こそが、科学的思考の芽生えなのです(恐竜くん)」。
「小学校低学年」におすすめの恐竜の世界をもっと楽しむ!体験後の広げ方
●研究ノートで発見を記録しよう
小学生低学年におすすめなのが、「研究ノート」を作ること。博物館などで展示物や模型を見たあとは、大人も子どもと一緒に気づいたことや疑問に思ったことを書き留めてみましょう。「帰り道で『今日の発見発表会』をするのも楽しい時間になります。発見したことを言葉でアウトプットするいい機会にもなります(恐竜くん)」。恐竜の絵を描いてみるのもいいですね。写真を撮って、後でじっくり見返すと意外な発見があるかもしれません。
●日常の中に“恐竜の視点”を取り入れる
恐竜は、絶滅した存在でありながら今にもつながる存在。「たとえば夕飯で手羽先を食べながら『これも鳥だから恐竜の生き残りなんだよね』『恐竜の手もこんな感じだったのかな』などと親子で話してみると、日常がグッとおもしろくなります。恐竜好きの子は骨や骨格に興味を持つことも多いので、魚を食べながら骨を一緒に観察するのも楽しいですね。こうして恐竜が身近な存在になることで、子どもの世界はどんどん広がっていくのです(恐竜くん)」。
【好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
小学校低学年は、「知っている!」から「なんでだろう?」へと興味を深める入り口に立つ時期。恐竜の名前や大きさを覚えるだけでなく、「どうして?」という疑問を大切にしてみてください。恐竜の観察や比較を通して、自分で見て、気づき、考える楽しさをたっぷり味わっていきましょう。恐竜の世界を入口に、身のまわりの生き物や自然への関心もぐんぐん広がっていきます。
年齢ステージ別「恐竜でワクワクする体験を!」の目次
・全年齢編
・0歳~5歳編
・小学生低学年(6歳~9歳)編
・小学生高学年(10歳~12歳)編
お話を伺ったのは…恐竜くん
〈監修者プロフィール〉
6歳のとき上野の国立科学博物館で見た恐竜の全身骨格に一目ぼれ。高校生でカナダへ単身留学し、恐竜研究の本場・アルバータ大学で古生物学を学ぶ。卒業後も北米の研究機関と活発に交流しながら、全国各地で恐竜展の企画・制作、トークショーの開催、イラスト制作や執筆、メディア出演など幅広く活動。
恐竜くん 公式HP
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