お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「水族館編」。この記事は小学生低学年(6歳、7歳、8歳)のお子さんに向けて水族館に「行く前」、「行ったとき」、「行った後」の3ステップでやってみてほしいことを「幼魚水族館館長 鈴木香里武さん」にアドバイスをいただきまとめたものです。
「小学生低学年」の水族館に行く前に読むおすすめの本を紹介!
●魚の特徴を図鑑の写真でしっかり学ぼう!
魚の名前に親しんでみよう!
3歳、4歳、5歳に引き続き、小学低学年(6歳、7歳、8歳)でも魚の名前など「種」に親しんでみてください。それまでは「魚」としてしか見ていなかったものが、種類ごとに名前や特徴があることがわかるといろいろな種類を知りたくなってきます。
「小学館の図鑑NEO〔新版〕 魚(DVDつき)」(小学館)
「非常に美しい撮り下ろし写真の図鑑ページをはじめ、魚の誕生から5億年の歴史がひと目でわかる大パノラマページ、『魚の赤ちゃん図鑑』、『深海の魚大集合!』などのお楽しみページも充実。3歳から高学年まで、長く使える本格図鑑! この図鑑で、君もお魚博士になろう!」(小学館HPから引用)

監/井田 齊 監/松浦啓一 写真/松沢陽士
この図鑑は中身がとにかく豊富! 約1,400種類の魚について全体の姿の写真だけでなく、魚によっては面白い口のアップや特徴的なヒレなど、魚の特徴が拡大写真で紹介されているのがすばらしいです。
また、種類によって生体写真が載っていたり標本写真が載っていたりと混在しているのも図鑑としてとても貴重。生体写真は生きているときの色や動きなどがわかり、標本写真は口を左向きにして魚を横から見た姿を撮っているため形がわかりやすいのです。その他、ミニコラムやエピソードなども多く載っているので深く学べることもポイント!
「水族館へ行こう!ポケット図鑑シリーズ」(エムピージェー)
「水族館で見られる人気の生きもの128種が大集合! それぞれの特徴やユーモラスな行動、観察する際のポイントなどを写真とイラストでわかりやすく紹介しています。水族館のなかまおもしろクイズ、便利な全国水族館ガイド付き。楽しく読みながら生きものへの知識が深まります。」(エムピージェーHPから引用)

著者:鈴木 香里武
ポケットサイズなので水族館などどこに行くときにも手軽に持って行けるのがポイント!
「おもしろいきもの ポケット図鑑 水族館へ行こう!」「ヘンテコいきもの大図鑑」「はじめてのサメ図鑑」「謎だらけ 超クラゲ図鑑」「カリブ先生のおさかな赤ちゃん珍図鑑」とシリーズ化されているので揃えていくのもよし。特にクラゲについては、子どもには読みにくい専門書が多い中、わかりやすく書いてあるこのシリーズはおすすめです。
「岸壁採集! 漁港で出会える幼魚たち【「ときめき×サイエンス」シリーズ④】」(ジャムハウス)
「岸壁採集」(がんぺきさいしゅう)とは、海に入らず漁港などの岸から網を使って魚を採集する方法のこと。珍しい深海魚の幼魚なども採集でき、釣りとは違った出会いがあります。鈴木香里武さんが「魚の赤ちゃん」を見つけるコツやすくい方、使う道具、観察の楽しみ方までそのノウハウを紹介、新たな海の魅力を発見できる一冊です」(ジャムハウスHPから引用)

著・写真:鈴木 香里武
海では季節ごとに出会える魚が違いますが、その季節にどんな魚に会えるかがわかる本です。海の中は、実は陸上の季節と密接につながっています。秋には枯れ葉に擬態する幼魚がいたり、春には海藻と同じ黄緑色の幼魚が表れたりするなど、その季節に合わせた魚が出てくることを知ってから海に行くととても楽しい。
また、水族館などで横から見ると平たく大きく見える魚であっても、上から見る岸壁や海岸では棒のように細くしか見えないこともあります。これは、上から襲ってくる天敵から見つからないようになるべく目立たないようにするためで、このような魚の生存戦略に触れるとより魚の世界を深く知ることができます。
「小学生低学年」におすすめの水族館での楽しみ方
●水族館に行ったら、自分オリジナルの魚の名前をつけてみよう!
水族館の魚を見ながら、自分ならどんな種名をつけるかを考えてみるのがおすすめ。自分で種名をつけるためにはそれぞれの魚の特徴をよく観察する必要があり、魚の違いや自分が気になるところなどもわかります。
水族館には正式な名前のプレートが貼ってあるので、自分がつけた種名と比べてみてください。「この魚のこの特徴が気になってこの種名をつけたんだろうなぁ」など、他の人の視点を想像する楽しさもあります。
もしプレートに和名と英名が書いてあったら名前の付け方の違いにも着目です。和名ににじむ侘び・寂びセンスや、英名での着目ポイントなどが垣間見られて異文化理解にもなります。
また、魚の名前をつけるとき、幼魚と成魚の違いにも着目するのもよし。成長をすると形や模様、色などが変わる魚もいるので、それぞれに名前をつけてみてくださいね。

「小学生低学年」におすすめの水族館に行った後の楽しみ方
●水族館に行ったら、海や岸壁で魚の採取にチャレンジしよう!
実はタモ網があれば、虫取り感覚で魚の採集ができます。さらに、透明プラスチックの観察ケースがあれば、採った魚をいろいろな角度から観察できるのでおすすめ! 充分観察したら、スマホで記録写真を撮って海に逃がしてあげるといいですよ。魚はデリケートなので、手で触ったり水から出したりしないように気を付けましょう。 
●魚市場にも行ってみよう!
魚市場見学に行ってみるのもおすすめ! これはおいしいんだよ、こんな料理になるんだよ、などの説明を受けながら魚を観察すると、水族館で魚を見るのとは少し違った面白さや発見があります。
●自分だけのオリジナル図鑑を作ってみよう!
今まで出会った魚の記録をつけて、自分だけのオリジナル図鑑を作ってみるのも楽しみ方のひとつです。海で出会った魚、水族館で出会った魚、市場で出会った魚などの名前と特徴、撮った写真を整頓してみましょう。魚の色別や出会った場所別など、自分ならではの分類で目次などを作るのも楽しいですね!
【いこーよ好き育メソッドからの小学校低学年ワンポイントまとめ】
小学校低学年では生き物の細かい違いなどがよりわかるようになってきます。また、自分で図鑑などとリアルで見るものとを行ったり来たりしながら興味や知識を自分で深めていくこともできるので、鈴木香里武さんおすすめの本格図鑑を読み込んだり、自分オリジナルの魚の名前をつけたりして興味の世界を広げていきましょう。
自分の言葉で表現したり、イラストや写真を入れながらまとめられるようになるので、観察日記や自由研究、鈴木香里武さんおすすめのオリジナル図鑑作成などにもチャレンジ!
水族館でワクワクする体験を!の他の年齢編はこちら
・全年齢編
・0歳、1歳、2歳編
・3歳、4歳、5歳編
・小学生高学年(10歳、11歳、12歳)編
お話を伺ったのは…鈴木香里武さん
〈監修者プロフィール〉
1992年生まれ。タモ網だけを使い、漁港の足元で稚魚&幼魚を探す「岸壁幼魚採集家」。幼少期から魚に親しみ、専門家との交流や様々な体験を通して魚の知識を蓄える。メディアやイベント出演、執筆を通して幼魚の魅力を発信。2022年に幼魚水族館をオープン、館長を務める。
この記事を読んでいる人は「好奇心」「探究心」に関するこんな記事も読んでいます
・岸壁幼魚採集家の鈴木香里武さんが語る「好き」をやり抜くための秘訣
・岸壁幼魚採集家・鈴木香里武さんが語る「好きなことに夢中になっている子どもに本当にかけるべき言葉」とは?
・カワイイだけじゃない!「岸壁採集の幼魚展」監修・鈴木香里武さんが語る「幼魚の生き様」
・好奇心を育み、多様性を体験させる中村元さんの水族館の秘密指令とは
・子どもの好奇心をもっと育む! 幼児&小学生向け「おでかけ」のコツ
・【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認能力)について







