2024年5月17日(金)~5月25日(金)まで行われる「神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会」を小学生の「子ども記者」が取材! 大会の魅力を子どもならではの視点でレポートしていきます。今回は5月18日(土)に行われたビクトリーセレモニーでのメダル授与と、メダルを獲得した唐澤選手へのインタビューを紹介します。
※小学生でも読みやすいよう、小学5年生までに習わない漢字はふりがなをつけています。ご了承ください。
神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会とは?
世界パラ陸上(正式名:世界パラ陸上競技選手権大会)は、国際パラリンピック委員会によって創設(そうせつ)された世界最高峰のパラ陸上競技大会です。2024年に東アジアで初めて神戸で開催中。障(しょう)がい者と健常者がいっしょになって、東京2020パラリンピックにおける感動やパラスポーツへの関心の高まりを次世代に“つなげ”、スポーツを通した交流の輪を“ひろげ”、障がい者をはじめ、だれもがくらしやすいまちづくりを“すすめる“大会を目指しています。
(神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会HP より一部引用)
子ども記者団とは?
2024年5月17日(金)~25日(土)までに行われる神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会(KOBE2024世界パラ陸上)をもり上げるため、兵庫県神戸市などの小学3年生から5年生までの小学生で結成されたのが「子ども記者団」です。大会の取材は兵庫県の小学6年生・おおしま かなみ記者と奈良県の小学4年生、きのした こうき記者、岡山県の小学4年生、はばら やまと記者が取材を行いました。3人は2023年4月30日に行われたWPA公認 第34回日本パラ陸上競技選手権大会でパラ陸上のアスリートに取材し、パラスポーツに興味を持ちました。なお、この大会はKOBE2024世界パラ陸上のテスト大会(リハーサル)として神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会が運営を担当しました。

ビクトリーセレモニーで日本人メダル第一号授与の様子を取材!
17日(金)に行われた競技のビクトリーセレモニー(メダル授与式)が18日(土)にメダルプラザ行われ、子ども記者が取材に訪れました。
視覚障がい(T11)5000mのビクトリーセレモニーでは、唐澤剣也選手が今大会初のメダルとなる銅メダルを獲得(かくとく)したこともあり、多くの報道陣が訪れてメダルプラザはひときわ大きな盛り上がりを見せました。オレンジ色のスタッフシャツを着ているのはボランティアさんです。視覚障がいのレースのビクトリーセレモニーでは、視覚障がいのボランティアさんがメダルを世界パラ陸上連盟代表のポールさんにお渡しをしていました。ボランティアさんにとっても思い出深い体験になっていると感じました。
子ども記者たちはメダル授与の様子を真剣に見届け、唐澤選手がメダルを受け取るときに大きな拍手を送っていました。
視覚障がい(T11)5000mで銅メダル獲得! 唐澤選手にインタビュー
唐澤選手は生まれつき網膜剥離(もうまくはくり)の病気で全盲(ぜんもう。まったく目が見えない)のパラ陸上選手です。東京2020パラリンピックでは5000mで銀メダル、パリ2023世界パラ陸上では金メダルを獲得(かくとく)。KOBE2024世界パラ陸上では銅メダルを手にしました。
かなみ記者:ガイドランナーをどのように選んでいるのですか?
唐澤選手:まず私(選手)よりも(走るのが)早いということが条件です。あとは思いやりがあったり、気が利くかなどの性格を見ています。そのほかには、選手のために時間を割いてくれたり、がんばってくれたりするなど、「努力」をしてくれる方にお願いしています。
かなみ記者:(ガイドランナーは)自分で決めるんですか?
唐澤選手:そうですね。この方に「お願いしたい」というのは基本的には自分で決めます。
かなみ記者:レースを見ていて、足がめっちゃそろっていてびっくりしたんですけど、足をそろえるのってどうやってやっているんですか? 2人の合図みたいなものがあるんですか?
唐澤選手:それはもう練習ですね。最初は本当に足も手も合わないんですけど、やっぱり練習を重ねていくうちにお互いのリズムがあってきて、昨日のレースのような走りができるようになります。
こうき記者:どうしたら、そんなに長く早く走れるようになるんですか?
唐澤選手:毎日練習を続けることです。長距離種目のような長い距離を走るためには、普段の練習がとても大事になります。やっぱり練習をすればするだけ力がつくので。あとは「一つひとつの練習をがんばること」、「集中して練習に臨(のぞ)むこと」、「気持ちをしっかり持つこと」が大事だと思います。
やまと記者:昨日レースを見ていてガイドランナーが2人いるのに気がつかなくて、あとで聞いて驚いたんですけど、どこでどう交代しているんですか?
唐澤選手:走る前に、審判(しんぱん)の人に「ここで交代します」というのは事前に伝えています。昨日の場合は、5000m のうちの半分過ぎた2800mのところで代わりました。1 周が 400m なので 7 周目ですね。どこで変わるかは、ガイドランナーの走る力や、戦略(せんりゃく)によります。レースには、戦略(せんりゃく)といわれる作戦があって、半分ぐらいで代わる人もいれば最後の最後で代わる人も中にはいます。
やまと記者:へえ~!
唐澤選手:「最後の最後で代わる」という作戦のいいところは、スピードをかなり上げられるんですよ。ガイドランナーも結構(けっこう)体力を使うので、短い距離(きょり)の方がスピードを出す力をためられます。そういったところで、どこで交代するのかを決めています。
子ども記者:ありがとうございました!
最後に、唐澤選手は獲得(かくとく)したメダルを見せてくださいました。メダルの重みに目を輝かせる子ども記者たち。子ども記者にとっても、貴重な体験となりました。
KOBE2024世界パラ陸上は5月25日(土)まで開催中!
神戸に世界中からパラ陸上選手が集まり、世界一を決める大会「神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会」。子ども記者の目から見ても、自分たちが世界の舞台で戦ってメダルを勝ち取った選手に実際にお話しを聞いて感じ入るものがたくさんありました。大会は5月25日(土)まで開催していますので、ぜひ家族みんなで神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に遊びにきてください!
【神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会概要】
主 催:国際パラリンピック委員会
運営主体:神戸 2024 世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会
期 日:2024年5月17日(金)~25日(土)
会 場:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 〒654-0163 兵庫県神戸市須磨区緑台
大会公式サイト
<今回取材をしてくれた子ども記者>
おおしま かなみ記者(小学6年生・兵庫県)、きのした こうき記者(小学4年生・奈良県)、はばら やまと記者(小学4年生・岡山県)
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