お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「恐竜」がテーマ。全年齢編として、恐竜研究の本場カナダで古生物学を学び、恐竜のスペシャリストとして活動する「恐竜くん」こと田中真士さんに伺った、子どもと恐竜を楽しむためのアドバイスをご紹介します。
恐竜くんの親子で恐竜を楽しむおすすめポイント!
●恐竜は“好奇心の宝箱”。図鑑で終わらせない興味の広げ方を
恐竜は子どもに人気の存在ですが、その魅力は図鑑や動画の中で終わるものではありません。「恐竜は人間が作りだした架空の”キャラクター”ではなく、実在した“自然の産物”。だからこそ、”本物の世界”に目を向けるきっかけになる」と恐竜くんはいいます。
「データを覚えて終わりではなく、恐竜を入口に、生き物の進化や地球環境の変化など、自然や科学への関心を広げてほしいと思っています(恐竜くん)」。
たとえば、鳥は恐竜の生き残り。そう考えると、恐竜がぐっと身近な存在になり、日常で目にする鳥さえも生命の神秘を感じられるようになります。「恐竜はどうして絶滅したの?」「どんな風に暮らしていたの?」という疑問が、進化や地球の歴史にふれる学びへとつながっていくのです。
●“どうして?”を考えることが大事
恐竜くんは、子ども向けのイベントを数多く開催しています。「恐竜に興味を持ち始めると、名前や体の大きさ、特徴などをよく覚える子が多いです。でも、覚えるだけで終わるのはもったいない」とお話されています。そこでよく出されるのがクイズ。「アロサウルスの指は3本。人間の手で言うとどの指でしょう?」といった、人と比較して考える問題です。
「『なぜ3本なのか』『どの指に当たるのか?』と“どうして?”を考えることで、子どもの思考はどんどん深まっていきます(恐竜くん)」。
●比べて見てみることで発見を
「比較観察こそが科学的思考の第一歩」とも語る恐竜くん。博物館では展示をただ見るのではなく、大きさ、歯や尾の形など、恐竜同士を比べてみましょう。違いや共通点に気づくことで、物事を多角的に見る力が育っていきます。
「恐竜博物館に限らず、動物園や水族館に現在いる生き物と比べてみるのもおすすめです。たとえば、動物園でゾウを見たときに『恐竜ってもっと大きいんだよね。すごいね』と話すだけでも、視野が広がり、自然とほかの生き物にも興味が向いていきます(恐竜くん)」。
●親子で楽しむことで広がる“好きの世界”
親が「おもしろいね!」と前のめりで楽しんでいる姿を見ると、子どもは安心して好きな世界に入り込めます。一緒に楽しむ気持ちが、子どもの「好き」を育てる大きな力になるのです。
「子どもが『トリケラトプスが好き』だと言ったら、『お母さんはアロサウルスかな』と、親もお気に入りの恐竜を持つのがおすすめ。それぞれの好みがあることで、会話も広がります(恐竜くん)」。
子どもの「恐竜好き」は、大人にとっても新しい発見のチャンス。これまで気にも留めなかったことに、目を向けるきっかけになるかもしれません。
知る・残す・つながる!恐竜との出会いを育てる道具たち
●お気に入りと一緒に行くと、体験がもっと特別になる
「恐竜博物館に行くとき、お気に入りの恐竜のぬいぐるみやフィギュアがあれば、ぜひ一緒に持参してみてください。現地で同じ恐竜を見つけたときの子どもの喜びは格別で、展示物と手持ちのグッズを比べることで新たな発見も生まれます(恐竜くん)」。
また、お気に入りの恐竜図鑑があれば持参してみるのもよいでしょう。「図鑑はあくまで“確認ツール”として活用し、実際に化石や復元模型から受ける迫力や感動を第一に。“知ってる”と“自分の目で見た”がつながると、それまでただの知識だったものが、『こうなんだ!』という実感に変わります。(恐竜くん)」。
●恐竜との出会いを、思い出以上の記録に
スケッチブックやノート、カメラも、恐竜好きを深めるアイテムです。「絵を描いたり写真を撮って見たものを形に残すことで、観察力が育まれ、博物館などでの体験がより深い学びにつながります(恐竜くん)」。子どもが描いた恐竜の絵は、そのときの子どもの成長や関心を映す思い出の記録にもなりますね。
●骨から学ぶ、遊んでわかる──恐竜がもっと身近になるアイテムたち
・「解体パズル・サイエンス ティラノサウルス復元パズル」(株式会社メガハウス)
家でも恐竜への興味を深めたいときは、「解体パズル・サイエンスシリーズ 」がおすすめです。恐竜の骨格と復元図を見比べながら組み立てる立体パズルで、恐竜では現在、ティラノサウルス、トリケラトプス、モササウルス、スピノサウルスがラインナップされています。「骨格と肉付きした姿の両方を理解できる優れものです。実際に手を動かして組み立てることで、恐竜の体の構造への理解が深まります(恐竜くん)」。

監修:恐竜くん ※株式会社メガハウス公式ページより引用
・「DINO MUSEUM ディノミュージアム GEO GAMES ジオゲームズ」
恐竜くん自らがこだわりを持って監修したカードゲームが、この夏に発売されます。プレイヤーは博物館の館長となり、恐竜展を成功させるために世界中の恐竜を集めます。大きさや食性など実際の恐竜のデータを活用して遊ぶうちに、自然と恐竜の知識が身についていきます。また、化石の発掘された場所や生息地といった地理的背景がルールに反映されており、学びの広がりも魅力のひとつ。恐竜に詳しいと有利ですが、知らなくても十分に楽しめて、子どもから大人まで夢中になれるゲームです。

DINO MUSEUM ディノミュージアム GEO GAMES ジオゲームズ ※公式ページより引用
【好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
恐竜は、実際に地球にいた“本物の生き物”。だからこそ、世界を知る最高の入口になります。「どうしてこんな形なの?」「なぜ絶滅したの?」そんな小さな“なぜ?”から、子どもの学びはどんどん深まっていきます。恐竜の知識が深まると、自然や地球の歴史、生物学、地形、環境問題など、さまざまな分野への関心にもつながります。さらに、恐竜を知ることは「生き物の進化」や「自然のつながり」を考えるきっかけに。絶滅や環境の変化を知るなかで、「今を生きる動物や自然を大切にしたい」という気持ちが芽生えていきます。 恐竜は過去の存在でありながら、“今”を見つめ直す視点や、命への敬意や思いやりを育ててくれる存在でもあるのです。
年齢ステージ別「恐竜でワクワクする体験を!」の目次
・全年齢編
・0歳~5歳編
・小学生低学年(6歳~9歳)編
・小学生高学年(10歳~12歳)編
お話を伺ったのは…恐竜くん
〈監修者プロフィール〉
6歳のとき上野の国立科学博物館で見た恐竜の全身骨格に一目ぼれ。高校生でカナダへ単身留学し、恐竜研究の本場・アルバータ大学で古生物学を学ぶ。卒業後も北米の研究機関と活発に交流しながら、全国各地で恐竜展の企画・制作、トークショーの開催、イラスト制作や執筆、メディア出演など幅広く活動。
恐竜くん 公式HP
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