お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「動物園編」として動物園に「行く前」「行ったとき」「行った後」の3ステップでやってみてほしいことを年齢ステージ別に「上野動物園 動物解説員 小泉祐里さん」にアドバイスをいただいてまとめました。
小泉祐里さんの動物園を楽しむおすすめポイント!
●子どもの興味や好奇心を大切にしながら、ゆっくりと観察する
小泉さんによると「動物園では動物をよく観察して、新しい発見をすることが大切です。大人は『全部の動物を見せたい』と思いがちですが、子どもがじっと観察しているかどうかを重視してください。子どもが興味を持った動物や『どうなっているの?』という好奇心を大切にしながら、ゆっくりと見学する」ことをおすすめしています。

画像:PIXTA
●動物の特徴や行動に注目し、比較したり考察したりする
「動物園に行くときに、尻尾や足、ツノなどどこに注目するかを決めて観察するのがおすすめです。例えば、複数の動物の足や尻尾の形を観察し、その違いを比べることで、環境への適応や進化の過程を考えることができます。また、動物のしぐさを観察し、その理由を推測することで、動物の行動や生態についての理解が深まります(小泉さん)」。このような比較や考察を通じて、子どもたちは観察力や思考力を養うとともに、動物の多様性や生態系の複雑さに気づくことができます。

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●想像と実際の観察を比べて、違いを楽しむ
「例えば、動物園に行く前に子どもたちに動物の絵を描いてもらい、実際に動物を観察して違いを見つけることで、観察力を養うことができます。キリンの色や模様が想像と異なることに気づくと(実物のキリンは絵本のように黄色ではないのです!)、新しい発見の喜びを感じることができます(小泉さん)」。この方法は、子どもたちが自分の先入観や思い込みに気づき、実際の観察を通じて楽しみながら学びを深める良い機会になります。

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●動物の野生の姿や本来の危険性などにも思いを膨らませる
トラやライオンなどの肉食動物や体が大きな動物は、野生で出会ったときは人間にとって危険な存在でもあります。子どもが動物園でそのような動物を見た時に「怖い」と思うのは本能的感性でもあります。動物園にいる動物を大人が「かわいい」とだけとらえて子どもと接していると、本来持っているそのような感性を弱め、また野生動物得への正しい理解を損ねてしまうかもしれないことにも気をつけたいものです。
年齢ステージ別「動物園で好奇心や観察力を磨く体験を!」の目次
・0~5歳編
・小学生低学年(6~9歳)編
・小学生高学年(10~12歳)編
【いこーよ好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
動物を観察しながら違いを見つけるのは「観察力」と「好奇心」を育む体験になります。動物園では、子どもは好奇心の向くままに自由に遊ぶことを重視しましょう。観察に夢中になっているようなら、ほかの動物を見る時間を削ってでも好きな動物をじっくり見せてください。想像の絵を描いて実物と比べるところでは、違っていたところを見つけたら「よく気づいたね!」と褒めてあげてください。もっといろいろな違いを見つける意欲が高まります。実際の動物の研究もたくさんの種類の共通点や違いを比べることから多くの発見を得ています。子どもらしい視点で、新しい発見をたくさん見つけてください。

お話を伺ったのは…小泉祐里さん
〈監修者プロフィール〉
公益財団法人東京動物園協会 恩賜上野動物園 教育普及課の動物解説員。上野動物園内で、動物について解説するイベントを行ったり、小学校に動物の魅力を伝える園内授業やオンライン授業などを担当している。
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