お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「動物園編」。この記事は0歳、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳のお子さんに向けて動物園に「行く前」、「行ったとき」、「行った後」の3ステップでやってみてほしいことを「上野動物園の動物解説員の小泉祐里さん」にアドバイスをいただきまとめたものです(おすすめの本は小泉さんのお話を伺った編集部で独自に選定したものです)
「0~5歳」の動物園に行く前に読むおすすめの本を紹介!
●動物園にいる動物の特徴を知ろう!
「赤ちゃんから未就学児の間は、好きな動物をゆっくりと見る時間が大事。動物の色や形、動きに注目しておもしろいところを探すのがおすすめです(小泉さん)」。未就学児でも動物の特徴がよく伝わる本を編集部でセレクトしました。
はじめてのずかん どうぶつ(高橋書店)
大きな写真とわかりやすい解説が特徴の子ども向け図鑑です。動物園の動物を中心に、動物の生活や特徴をわかりやすく紹介しています。図鑑内の文字がすべてひらがなで読みやすいなど、子どもの好奇心を満たして学ぶ心を育むための工夫が施されており、初めて言葉を覚えるころから知識を深めるころまで楽しめます。監修を務めた成島悦雄さんは、都立動物園の獣医師、井の頭自然文化園園長、日本獣医生命科学大学客員教授を務めていて、長年にわたりNHKラジオ番組・子ども科学電話相談の回答者としても出演されています。

監修:成島悦雄
「よんでたのしい!いってたのしい! どうぶつえんガイド」(福音館書店)
動物園で出会える41種の動物を紹介する絵本です。著者は北海道旭山動物園で25年間飼育員として働いた経験を持ち、カンガルーの赤ちゃんがスプーンに乗るほど小さいことや、母親が赤ちゃんを袋から落としてしまうことがあるなど、飼育員の視点から動物たちのユニークなエピソードや特徴をイラストやでわかりやすく描いています。ダイナミックな絵と細かい描写が魅力で、動物園に持って行って実際に動物を見ながら読むのもおすすめです。

「よんでたのしい!いってたのしい! どうぶつえんガイド」 あべ弘士 さく・え なかのまさたか デザイン 福音館書店 刊
「0~5歳」におすすめの動物園での楽しみ方
●急いで全部回ろうとせずに、子どもが興味を持った動物をよく観察するのを見守る
「動物園に子どもを連れて行くと、つい『全部見て回ろう』と思ってしまいますが、子どもたちが集中して見ている場合は、無理に次にいこうとはせずにそのまま子どもが観察するのを見守ることが大切です。大人は動物園で人気がありそうな大きな動物を子どもに見せようと思いがちですが、未就学児の場合、ゾウやキリンのような大きな動物より、ウサギやペンギンなど自分に近いサイズの生き物に興味を持つこともあります(小泉さん)」。子どもが足を止めてじっと見始めたら、動物の大きさや珍しさに関係なく、一緒に見てあげましょう。

画像:PIXTA
●動物の色や特徴について気づいたことを聞いてみよう
お気に入りの動物が見つかったら、大人は子どもが具体的にどこに興味を持ったのかを聞いてみましょう。サイズの大きさや小ささ、色や形など好きなポイントが見つかったら、同じ特徴を持つ動物を観に行ってみるのもおすすめです。

また、幼児期は自分なりの答えを見つける経験をすることが大事なので「ゾウの鼻はなんで長いの?」など、子どもが疑問に思ったことは一緒に考えたり、不思議に思ったことに共感しつつ「ホントだ。なんで長いと思う?」などと子どもの考えを聞いてみると、探究心や思考を深めるトレーニングにもなりますし、想像力が身につくよい機会になります。
「0~5歳」におすすめの動物園に行った後の楽しみ方
●動物園で出会った動物の真似をしてみよう
「動物園に行ったときには色や形だけでなく、動きを観察してみてください。ゾウやキリン、ニホンザルなど歩き方だけでも特徴がある動物がたくさんいます。特徴を真似して遊ぶことで、観察力が増し、より動物に興味を持つようになっていきます(小泉さん)」。大人も一緒にやったり、動きだけで当てるクイズをしてみるのもいいですね
【いこーよ好き育メソッドからの0~5歳ワンポイントまとめ】
0~5歳は好奇心の塊。見るもの、聞くもの、触るものなど五感で感じる様々なことに興味を示し、どんどん吸収していくので、動物園で好きな動物をじっと観察しているのは、好奇心が成長している証です。また、子どもが疑問に思ったことはスマホなどで調べてすぐに教えたりせずに共感しながら「どうしてだと思う?」と聞くのがコツ。このときの子どもの答えはユニークなものが多く、大人にとっても楽しい時間になります。子どもの自由な発想で出た仮説を家に帰って図鑑で調べたりするのもよい体験になります。
動物園でワクワクする体験を!の他の年齢編はこちら
・全年齢編
・小学生低学年(6~9歳)編
・小学生高学年(10~12歳)編
お話を伺ったのは…小泉祐里さん
〈監修者プロフィール〉
公益財団法人東京動物園協会 恩賜上野動物園 教育普及課の動物解説員。上野動物園内で、動物について解説するイベントを行ったり、小学校に動物の魅力を伝える園内授業やオンライン授業などを担当している。
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