子どもと一緒に取り組む季節の「手仕事」は、親が子どもへ伝える「生きる力と知恵」であり、生きた時間そのものです。 このコーナーでは、とれたての旬のものや地元食材を使った「農」と「脳」がよろこぶメニューが人気の「のうカフェ」オーナー・ゆっきーさんこと小林由紀子さんが、季節のものを食卓に並べたいママパパのために、「季節の手仕事」のレシピやコツを紹介します。 6月に紹介した「梅仕事」には挑戦していただけたでしょうか? 7月は子どもが大好きなトウモロコシ料理を紹介します。
【子どもと季節の手仕事7月「とうもろこしご飯」のラインナップ】
Part1 とうもろこしご飯の作り方(基本のレシピ)この記事
Part2 子どもが自分でとうもろこしご飯を作ったら?(体験記)
Part3 とうもろこしのおすすめアレンジレシピ
7月に挑戦したい手仕事...「とうもろこしご飯」

(写真手前左)トウモロコシご飯(写真手前右)トウモロコシのポタージュスープ(写真奥)トウモロコシのかき揚げ
「トウモロコシは鮮度が命! 農家の生まれで自身も農業高校出身父からは(すぐ蒸して食べられるように)『お湯を沸かしてから』採りに行けと教えられたの」と、笑いながら教えてくれたゆっきーさん。 「採ったその瞬間から甘味がどんどん芯に戻っていってしまうから、トウモロコシは買ったその日のうちにまずは丸のままを楽しんで欲しいですね。電子レンジで調理したり茹でるのもいいけれど、
【トウモロコシご飯の材料と用意するもの(4人分)】 ・トウモロコシ 1本 ・塩 小さじ1 ・お米 2.5合 ・バター 10グラム
「とうもろこしご飯」の作り方1.トウモロコシを手に入れよう

(写真下)とびっきり鮮度が良く美味しそうなトウモロコシ。(写真上)熟れすぎたトウモロコシ。実の表面がへこんだり、縮んだり、不揃いになっている様子が見られます
「最近はスーパーでも表面の一部が見えるようにして販売されています。(上の写真のように)実がふっくらとして、実の皮が薄く、粒が揃ったものを選びたいですね」(ゆっきーさん) 鮮度が命のトウモロコシだから、切り口が乾いて茶色くなっていないかなどもよく見て購入しましょう。
【子ども(幼児)とやってみよう~お買い物】 「トウモロコシは『産地リレー』がうまく行われるようになり、今ではゴールデンウィークから8月までいつでも食べられる食材です。 でも、スーパーに行ってよく見ていると、5月は九州の鹿児島や宮崎の促成栽培のもの、6月は埼玉近郊のもの、7~8月は群馬や長野の高原や北海道のものというように店頭に並ぶトウモロコシの産地が変わっていくのに気づきます」(ゆっきーさん) 親子で買い物にいったときにはぜひラベルの産地表示にも注目しましょう。
【子どもと手仕事日記帳7月】「トウモロコシご飯」作り体験を子どもは楽しめる? ポイントと注意点