SDGsが楽しく学べるすごろく! 子どもだけでなく大人もハマる理由とは?【子育て文房具】

文房具のさまざまな魅力を知っている「文房具プレゼンター」のふじいなおみさんに、子どもと一緒に楽しく使えて、子どもの成長に役立つ文房具を紹介していただく企画です。今回は、SDGsの17の目標について、楽しく遊びながら考える力が身に付くすごろくゲーム「るるぶ SDGsすごろくゲーム(株式会社 JTB パブリッシング)」をご紹介します。

「SDGs すごろく」とは?

ふじいなおみさん(以下、ふじい):「るるぶ SDGs すごろくゲーム(JTB パブリッシング)」は、2030年までに達成すべきSDGsの17の目標について、楽しく遊びながら考える力が身に付くすごろくゲームです。

SDGsとは?
人々が地球で暮らし続けていくために世界の国々が決めた 2030年までに達成すべき目標のこと。
17のゴール・169のターゲットから構成されています。
※外務省ページを参照


ふじい:
「SDGsすごろく」「世界一周ゲーム」「かるた」「クイズ」と4種類の遊び方ができ、対象年齢は5歳以上。遊び方によって難易度が違って、年齢が低いお子さんでも遊びやすいのは「SDGsすごろくゲーム」や「SDGsかるた」かなと思います。

SDGsは日々の生活に結びついている!

ふじい:ボードの表面は、「SDGsすごろくゲーム」。マス目には、SDGs 17の目標のいずれかに関係するお題が書かれていたり、内容によってポイントが増減したりします。サイコロを振ってマス目を進みながらポイントを集めていき、最終的にポイントが一番多い人が勝ちというルールです。

ふじい:例えば、「家族や周りの大人はどんな仕事をしている?」と書かれたマスは、目標8番の「一人ひとりが楽しく働いて元気に暮らせること」に該当します。そのマスに止まった人は、お題に沿って自分なりの答えを発表します。ゲームを通して自分の考えを発表する力が自然に身についていきます。

未来:発表するとなると、おのずとそのお題(SDGs)について考えることになりますね。

ふじい:大人が聞かれてもちょっとドキっとしたり、「なんだろう?」と少し考えることも多くて。発表したことが別の会話につながって盛り上がるのもいいところで、みんなで笑いながら遊んでいました。

未来:ポイントがマイナスになるマスに止まったときは、「この行動はSDGsに対して良くないこと」と自然にインプットされるのも分かりやすいですね。

ふじい:このすごろくでは、ポイントの数え方や、ルールの守り方も学ぶことができます。算数や数の勉強にもなりますよ。また、ボード自体も厚みがあるので、駒がしっかり置けて安定感があるところもおすすめポイントです!

世界のSDGsの取り組みも学べる

ふじい:「ボードの裏面は、「SDGs 世界一周ゲーム」。世界各国のマスがあり、その国ごとのSDGsに関する取り組みが書かれています。

ふじい:このゲームには「SDGsクイズマス」があり、クイズに答えてSDGsカードを集めていきます。このカード集めがすごく盛り上がるんです! 途中でカードを他の人に渡すマスがあったり、中々クイズマスに止まれないとすごく焦ったり(笑)。クイズは三択ですが、意外と難しいんですよ。

未来:大人同士でやってみたのですが、確かにクイズは悩んだ問題も多かったです。

ふじい:例えば「1日およそ200円以下で暮らしている人は世界に住む人の何人に1人?」という問題などでは、みんな「え~!?」と悩みました。難しい問題が出ると、子どもは「これ習ってない!」と言っていましたね(笑)。今まで考えもしなかったような問題もあって、大人でも学びになるなと思いました。

未来:三択になっているから間違えても覚えやすいし、繰り返しやっているうちに記憶にも残りそうですね。

ふじい:間違えたらカードの山に戻すのが基本ルールなんですが、我が家で遊んだときは「次のクイズチャンスでもう一度答えていいよ」というルールにしました。答えが分からないままだとモヤモヤするし、答えが分かるとその場にいるみんなも勉強になるので。

未来:答えを聞くと、「なるほど」「へ~、そうなんだ」と思うことが多々ありました。

ふじい:知識が遊びの中で身についていくのがいいですよね。子ども向けのゲームって、大人は難易度が低くて飽きやすいものがありますが、これは大人でも真剣になってしまう気がしました。世界一周ゲームは、同時に国名を覚えられるのもいいところです。

小学2年生が夢中! 「SDGs」への興味のきっかけとは?

未来:このすごろくをやってみようと思ったのはなぜですか?

 ふじい:実は、当時小2の娘が学校のSDGs係に立候補するくらいSDGsにすごく興味があり、このすごろくをプレゼントしました。

未来:興味を持ったきっかけは何だったのですか?

ふじい:テレビで、環境問題や人権問題、ジェンダー問題などSDGsについての放送を見たこと、学校の図書室や学童でSDGsについての本を見たことがきっかけのようです。SDGsの17の目標を一生懸命覚えようとしていましたね。

未来:確かに、テレビや本などで、SDGsについて取り上げているのはよく目にするようになりましたね。

未来を守るために、SDGsのことを「もっと知りたい!」

ふじいさんの娘さんにも、すごろくを遊んでみた感想やSDGsについての話を伺いました。

 ふじい:SDGsすごろくのどんなところが楽しかった?

娘さん:世界一周ゲームで、クイズマスに止まって問題を考えるのが勉強になるし楽しかった!

ふじい:クイズは難しくなかった?

娘さん:難しいよ。でも再エネ(再生可能エネルギー)なら分かる!

ふじい:難しい言葉を覚えるのが得意だよね。SDGsを学校で勉強していないのに、どうしてSDGs係をやろうと思ったの?

娘さん:未来が大変になったら大変だなあと思って。テレビで、芸能人が集まってSDGsを紐解くみたいな番組があって、それたまたま見てSDGsについて知った。

ふじい:どんなところに興味を持ったの?

娘さん:最初は「海をきれいにしよう」っていう14番目の目標に興味を持った。ポイ捨てとかで、海に捨てられているマイクロプラスチックのゴミを魚が食べると、人間も魚を食糧にしているから大変なことだなって。

ふじい:SDGsって勉強だと思う?それとも「もっと知りたい!」って思ってる?

娘さん:もっと知りたいって思う。クラスの他の子はほとんどSDGsを知らないから、それをちゃんとやっていかないと将来困ることになるよっていうのをみんなに知ってもらいたいから SDGs係になった。

ふじい:そっか。SDGsすごろくはもらって嬉しかった?

娘さん:うん。でも2回やって、負けたのが悔しかった(笑)。

未来:すごろくをやってみて、新たに気づいたことや知ったことはありましたか?

娘さん:日本は災害が多いということにびっくりした!

未来:うんうん、そうだね。17の目標は、全て覚えているんですか?

娘さん:5番と10番は覚えていないけど、それ以外は覚えてる!目標1と2は深い関係があるよ。貧困でお金がないから、ご飯が買えなくて飢餓になってしまうの。

未来:目標の内容までちゃんと理解して、それぞれの目標に関係性があると気づけるのもすごいね!話を聞いていたら、私ももっと知りたいなと思いました。

世代を超えて「SDGs」を楽しく知ろう

ふじい:この「SDGsすごろく」にはポスターもついていて、大きく分かりやすく書いてあるので、家に貼っていてもいいと思います。

未来:私はSDGsがどんなものか、17の目標のことも内容含め知りませんでした。

ふじい:SDGsって実は大人の方が置いていかれているんですよね。私も、SDGsについて「もっと知らなきゃいけなくなってきた」と感じましたね。私は、大学では水産学部に属していたのでなんとなく海に関しては思い入れがあります。海の環境問題も抗議で習ったことを、娘にもたまに話したりはしています。例えば、ホタテの殻は、20年ほど前は産業廃棄物だったのが今では資源に変わって再利用できるようになったこととか。使われている商品を実際に見せながら話したりしていますね。

未来:以前ご紹介いただいた、ポケおりや新学期おすすめの文房具の中の「イイコト キャップ」と「イイコト キャップ&ホルダー」もそういった商品でしたね。

ふじい:SDGsは環境問題だけじゃなくて、人権問題のこともあります。最近だといじめ問題なども、学校でよく取り上げられていたりするし。

未来:すごろくの中で、「最近、家族にありがとうと言った出来事は?」と発表するマスに止まったんです。そのときは洗濯物を取り込んでくれた娘にお礼を言ったことを発表したんですが、そういう日々の生活の中で相手を思いやって「ありがとう」と伝えることもSDGsなんだなと感じました。

ふじい:生活の何気ないことが17の目標につながっているんですよね。このゲームではそれに気づくことができる。勉強しているという感覚じゃなくて、自然と「楽しい」と思って学べるのが、娘の成長にもすごくつながっていると思います。

未来:最初は難しそうな気もしましたが、実際にやってみると、未就学児でも楽しく遊べそうだと思いました。

ふじい:このすごろくゲームで遊んだことをきっかけに、SDGsについてもっと知りたいと思う子もいるかもしれません。そして、SDGsを意識して取り組んでいかないと地球がボロボロになってしまうという問題は、子どもだけでなく大人も考えなければいけないこと。ぜひ、大人同士でも遊んでみてほしいですね。高齢者世代も、SDGsについて知らない方も多いと思うので、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に遊んでみてもいいと思います。

未来:高齢の方は、「物を大切にすること」や「海をきれいにする」といったことには感度が高いと思います。でも、ひと昔前は、ジェンダー問題や多様性などは今ほど社会問題にはなっていなかったので、そういったこともフラットに考えるきっかけになるかもしれませんね。いろんな世代で遊ぶと、世代間ギャップもあって、新たに気づくことも多そうです。

ふじいさんのお話を伺って…

春から小1の息子ともうすぐ5歳になる娘と「SDGsすごろく(表)」で遊んでみました。子ども達は自分なりにお題について意見を出し、「これどういうこと?」と質問したりして、楽しく遊んでいました。SDGsを意識することに対して、決して早すぎることはないと感じましたし、子どもと遊ぶ中で、自分自身も「果たしてできてる?」とドキっとすることもあり、日々の生活を見直す時間にもなりました。大好きな子どもたちが生きる未来。その未来が少しでもより良いものになるように、日々の生活の中でできることを、子どもたちと一緒に、ちょっとずつ意識していけたらなと思います。(osa)

★「SDGsすごろく」Amazonページはこちら

お話を伺ったのは…ふじいなおみさん
〈監修者プロフィール〉
文房具のさまざまな特長・長所をより多くの方々に広める(プレゼンをする)「文房具プレゼンター」として活躍。ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」をはじめ、ステイショナー「文具のとびら」、 小学館「HugKum」などのweb連載、動画「イロブンの引き出し開けていこう」など、さまざまなメディアで発信を行っている。万年筆のインクにも造詣が深い。

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2人の子育てに奮闘中。レコード会社、タイ古式マッサージセラピスト、PR代理店勤務と様々な業種を経験する。子どもとのおでかけや旅行を楽しみに日々過ごしている。子どもから「ママの特技は怒ること」と言われ、反省することも多々…。

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