「SDGs」や「サステナブル」という言葉をよく見かけるようになりましたが「どういう意味があって自分たちがどうしていいかわからない」という人は多いはず。そこで、大人も子どもも遊びながら楽しく「サステナブル」なアイデアが浮かんでくるカードゲームの魅力を、開発者とのテストプレイを交えて紹介します!
SDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、「持続可能な開発目標」という意味です。2015年の国連サミットにて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられ、すべての加盟国が合意しています。持続可能でよりよい社会の実現を目指すことが世界共通の目的としてあげられました。17のゴール(目標)と169のターゲット(達成基準)があり、2030年までに達成すべく活動が行われています。

外務省HP内「持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組(PDF)」より引用
かけアイ サステナブルとは?
SDGsの頭文字「S」であり、最近よく使われるようになった「サステナブル」には「持続可能な(継続できる)」という意味があります。「かけアイ サステナブル」は、一見難しそうに思えるサステナブルについて、みんなで気軽に考えて楽しめるカードゲームです。今回は「かけアイ サステナブル」を開発した株式会社SEE THE SUN 代表取締役CEO金丸美樹さんと、株式会社ウサギ代表取締役高橋晋平さん、そして3名の「未来へいこーよ」スタッフと一緒にオンラインで一緒に遊びつつ「かけアイ サステナブル」の魅力に迫っていきます。

金丸美樹さん(写真左)、高橋晋平さん(写真右)
「かけアイ サステナブル」はSDGsのゴールにちなんだ目標カードと業種カードを組み合わせた「お題」にあう「持続可能なアイデア」をみんなで考えて楽しむカードゲーム。もちろん、対面でみんなで遊ぶことができますが、開発者の1人・高橋さんによると「じつはオンラインとの相性がバツグンなゲーム」とのこと。その高橋さんに進行役をしてもらい、最初のお題を引いてもらいました。
「家庭円満になる音声・音楽ビジネス」を考える
オンラインでプレイするときは、チャット機能を使います。ZOOMやGoogle Meetなどにもともと入っている機能を使ってもいいですし、LINEなどのチャットアプリを使ってもいいです。制限時間は3分間。高橋さんの「よーい、スタート!」の掛け声でもくもくと手を動かします。オンラインミーティングで無言の時間があると、ちょっとドキドキしますね。そして高橋さんと金丸さんがアイデアを出していく中、アイデアが出なくて焦る「未来へいこーよ」スタッフ…。
高橋さんが「別に話をしていてもいいですよ。あと、ほかの方の投稿を見て思いついたアイデアでもいいです」と言ってくれましたが、話す余裕もなく3分間が終了。以下が「家庭円満になる音声・音楽ビジネス」をテーマに実際に出てきたアイデアです(名前の継承略)。
- けんかになりそうになったら、ゆるーい音楽が流れるウェアラブル(金丸)
- 結婚した年のヒット曲のプレイリスト(高橋)
- 怒った気持ちを代わりに言ってくれるサービス(本人が言うよりやさしい言い方)(スタッフS)
- 結婚式の曲におすすめのCDを売る(高橋)
- イラっとを軽減するBGM(スタッフS)
- 作曲教室(高橋)
- 家に帰ってきたらセンサーが働いて家族の声で「おかえりー」と言ってくれる。家族が気づいて声をかけられる(スタッフK)
- 汚い言葉がニャーニャーという動物の鳴き声に変換されるイヤフォン(金丸)
- 心を静める音波が出るスマホ(高橋)
- 猫だけで構成されているアイドルグループ(高橋)
- ケンカを始めるとお互いの声がヘリウム声になる部屋の環境(金丸)
- ありがとうと言うと言葉を拾ってくれて、点数が入るゲーム(スタッフS)
- 常に家の中でながれるハワイアンの音楽(金丸)
- 相手にしてほしいことを感知して音楽を流す→「この音楽が流れたらこれをすればいいんだな」と相手が察する(スタッフA)
- さわやかな朝を迎える目覚まし時計の音配信(高橋)
- 自動で家族の思い出の曲ベスト10を作ってくれる(スタッフK)
- 夫婦だけのための貸し切りライブ(高橋)
- 思い出を話すと、それに合った音楽が流れる(スタッフK)
- イライラしたときは発狂したり好きな音楽をガンガンかけて踊りまくれる完全防音の部屋が完備されたマンション(金丸)
- 笑いが止まらなくなる替え歌教室(高橋)
- 怒っているときでもどうしても笑わずにはいられないおもしろい歌(スタッフA)
- 喧嘩になると森や鳥の鳴き声でみんなの心をいやす(スタッフS)
- 怒鳴り声配信(高橋)
参加者5人が3分間で23個ものアイデアを出しました。対面でやる場合は全員が付箋に書くルールなのですが、オンラインでは3分間と時間を区切っていることで、時間をかけずにたくさんのアイデアを出すようになり、アイデアの卵のような状態のものがどんどん出てくるのが特徴。高橋さんのアドバイスどおり、後半は「未来へいこーよ」スタッフもほかの人のアイデアを足がかりに「アイデアの方向性」を見つけられるようになってきました。
アイデアが出そろったら親が「賞カード」を引いて、その賞にふさわしいアイデアを独断と偏見で決定します。僕(スタッフK)が親に指名され、出てきたカードは「逆にアンサステナブルで賞」! 最初のお題なのに「サステナブルじゃないもの」を選ばないといけないとは(苦笑)!