お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「動物園編」。この記事は小学校低学年である6歳、7歳、8歳、9歳のお子さんに向けて動物園に「行く前」、「行ったとき」、「行った後」の3ステップでやってみてほしいことを「上野動物園の動物解説員の小泉祐里さん」にアドバイスをいただきまとめたものです(おすすめの本は小泉さんのお話を伺った編集部で独自に選定したものです)
「6~9歳」の動物園に行く前に読むおすすめの本を紹介!
●同じ種の動物を比べて興味を深めよう!
「自分の想像と実際の動物を観察してしっかりと比べられるようになる6~8歳では、同じ動物でも種による違いがわかったり、子どもならではの疑問に答えてくれる本がおすすめです(小泉さん)」。そこで編集部で動物園に行く前や行ったあとにも比較や疑問に答えられる本をセレクトしました。
小学館の図鑑NEO〔新版〕 動物 DVDつき(小学館)
約730種の哺乳類を掲載し、日本の哺乳類全種を紹介している子どもから大人まで楽しめる動物図鑑です。最新の分類体系を採用し、ウシとクジラが同じ仲間であることなど、新しい発見も盛り込まれています。付属のDVDには120分の映像が収録され、ドラえもんとのび太が80種以上の動物を紹介するなど、楽しく学べる工夫がされています。3歳から高学年まで対応した内容で、子どもの成長に合わせて長く使える点も魅力です。写真や解説が分かりやすく、親子のコミュニケーションツールとしても活用できる、知的好奇心を刺激する図鑑です。

監修・指導:三浦慎悟 、成島悦雄、伊澤雅子、吉岡 基、室山泰之、北垣憲仁 画:田中豊美ほか
なぜ?の図鑑 動物(Gakken)
「なぜ?の図鑑 動物」(学研)は「コアラはなぜユーカリの葉を食べられるの?」や「ニホンザルのおしりはなぜ赤いの?」といった子どもたちの素朴な疑問に答える形で構成された動物図鑑です。監修は動物学者の今泉忠明氏が担当し、動物の生態や特徴をわかりやすく解説しています。動物園でよく見かける哺乳類や爬虫類、両生類からペットまで、幅広い種類の動物が紹介されています。高品質な写真と詳細な説明が魅力で、子どもたちの好奇心を刺激し、学びを深める一冊です。

「6~9歳」におすすめの動物園での楽しみ方
●動物園に行く前に想像で動物の絵を描き、実際と比較する
「動物園に行く前に子どもたちに動物の絵を描いてもらい、実際に動物を見ながらもう一度描くのがおすすめです。想像や覚えている範囲で描いた絵は細かい部分がよくわかっていないですが、そういう部分を『実際に見たらこうなっていたね!』とわかり、観察力を養うことができます(小泉さん)」。
形だけでなく色にも注目すると違いが見つけやすいです。「例えば、キリンといえば黄色をイメージすると思いますが、じつはキリンの体の色は黄色ではありません。同様にペンギンは白と黒のイメージが強いですが、種類によっては、頭に黄色い『飾り羽』がついていたり、クチバシの色も違うものがあるので、よく見てほしいですね(小泉さん)」。このように想像と違うことに気づくことで、新しい発見の喜びを感じることができるでしょう。

キリンの色は本当は白と茶色。どうして黄色のイメージが強いのかを考えるのも想像力や学びにつながります 画像:PIXTA
●想像と現実の違いを見つけたときにかけるべき言葉
「子どもが自分の想像と実際との違いに気がついたとき『自分が間違っていた』と感じてしまわないように『そこに気がついたのはすごい!』や『よく見つけたね!』のような声がけで、違いを見つけたことを褒めてください。『自分が間違っていた』と感じると、子どもががっかりしてしまい、想像と実際の違いを発見することが楽しめなくなってしまうからです(小泉さん)」。違いを見つけることは間違いではなく、学びにつながる素敵な気づきというわけですね!

大人も一緒に想像で絵を描いていき、違いを見つけたときに大喜びすると、子どもにも楽しみ方が伝わりやすいです 画像:PIXTA
「6~9歳」におすすめの動物園に行った後の楽しみ方
●動物園で発見したことをクイズで出してみよう
「想像で描いた絵と実際に見て描いた絵を持ち帰って、お家の人に発見したことをクイズにしてみるのがおすすめです(小泉さん)」。色に関するイメージも含め、動物についての先入観は大人も同様に持っていることが多いですし、気づいたことをお家の人に褒められるいい機会になるうえに、復習にもなります。
【いこーよ好き育メソッドからの6~8歳ワンポイントまとめ】
想像したものと実際のものを比べてみる体験は観察力を磨くのにピッタリです。違いを見つけたときは、絵で描くよりも先に「どこが違うのか?」を短い言葉でまとめて答えてもらうと、スムーズに絵が描けるようになります。もしも集中して動物を見だしたら、時間が許す限り観察やスケッチの時間にしましょう。スケッチがたまってくると、自分だけの図鑑を作ることができます。
動物園でワクワクする体験を!の他の年齢編はこちら
・全年齢編
・0~5歳編
・小学生高学年(10~12歳)編
お話を伺ったのは…小泉祐里さん
〈監修者プロフィール〉
公益財団法人東京動物園協会 恩賜上野動物園 教育普及課の動物解説員。上野動物園内で、動物について解説するイベントを行ったり、小学校に動物の魅力を伝える園内授業やオンライン授業などを担当している。
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