お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)
今回は「海遊び」がテーマ。全年齢編として、子どもと海遊びを楽しむためのアドバイスをご紹介します。お話を伺ったのは、NPO法人海に学ぶ体験活動協議会の副代表理事であり、千葉県南房総市の「大房岬自然の家」の所長を務める、神保清司さんです。
神保さんの海遊びを楽しむおすすめポイント!
●海遊びは年齢に応じた挑戦と成長がある
海遊びの魅力は、子どもの年齢や成長に合わせて体験の幅が広がることです。
小さな子にとっては、砂浜で水に触れるだけでも、五感を刺激する豊かな体験になります。少し大きくなると、生き物を探したり、捕まえたりする挑戦へステップアップしましょう。さらに高学年になれば、自分の力で泳いだり、釣った魚を調理して食べたりと、自然や命に正面から向き合う体験へと発展していきます。海には、子どもの好奇心を刺激する体験が無限に広がっているのです。
「上の年代に憧れを持つことも大切」と神保さんは言います。年上の子が挑戦する姿を見て、「自分もやってみたい」と感じる気持ちが、子どもの向上心や成長につながっていきます。
●季節ごとに変わる海の楽しみ方を
夏のイメージが強い海遊びですが、実は一年を通して楽しめるのも魅力です。
「春は潮が大きく引くので『磯の生き物探し』、夏は海水浴や砂遊びなど海遊び全般を楽しめます。秋は魚が育って釣りのシーズン、そして冬は親子でできる体験として『ビーチコーミング』がおすすめです(神保さん)」
●子どもも大人も夢中に!ビーチコーミングとは?
「ビーチコーミング」とは、海辺に打ち上げられた漂着物を拾って楽しむ遊びのことです。貝殻や流木、ガラス片のほか、古い瓶や沈没船から流れついた金貨など、珍しいものを見つけられることもあります。
「ときには江戸時代のものが流れてきたり、黒潮に乗って海外から大きな種が流れてきたりと、歴史や世界とのつながりを感じられます。コレクションを楽しむ人も多く、高価な値段で取引されることも。海の不思議やロマンを感じ、小さい子どもから大人まで夢中になれる遊びです(神保さん)」
「ビーチコーミング小事典(文一総合出版)」は、漂着物300種類以上を豊富な写真とともに解説している1冊。自然物・人工物のジャンルごとに種類や来歴を調べることができ、保管方法やクラフトを作る際のヒントも満載です。
海遊びを安心・安全に楽しむためには?
海遊びは自然と向き合うからこそ、危険もつきもの。「心配」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。海で子どもたちと数多くの経験を積んできた神保さんに、安心・安全に楽しむためのポイントを伺いました。
●肌の露出は避ける
ラッシュガードや長ズボン、タイツでなるべく肌を出さないことが基本。クラゲなどの生き物や岩でのケガから身を守れます。
●転倒防止のために
磯遊びのときはサンダルではなくマリンシューズなどの靴を履きましょう。運動靴でもOK。靴の上から軍足(厚手の靴下)を履くと、滑りやすい岩場でも転びにくくなります。
●ライフジャケットの注意点
必ず体に合ったサイズを着用しましょう。大きすぎると水中で姿勢を崩し、かえって危険になることもあります。
●熱中症対策
夏はライフジャケットが熱をこもらせる原因になることもあります。そのため、磯の生き物観察など深い場所に入らない場合は、着用しないという選択肢もあります。ただし、その場合は活動エリアを限定し、大人が周囲に立って見守ることが大切です。
親子だけでは心配…という場合は、プロが主催する体験プログラムやワークショップに参加するのもおすすめです。専門家が安全面をサポートしてくれるので、安心して海遊びの魅力を楽しむことができます。
【好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
海遊びは、年齢に応じてさまざまな発見や挑戦をもたらします。波や海風にふれるだけでも、子どもは自然の大きさを肌で感じ、好奇心を広げていきます。小さな子は砂や水の感触を楽しみ、少し大きくなると生き物探しや水遊びに夢中に。さらに成長すれば、釣りや泳ぎなどで自然や命に正面から向き合う体験へと進んでいきます。同じ海でも、季節によって姿を変え、訪れるたびに新しい発見があります。そうした体験のひとつひとつが、子どもの心に驚きや感動を残し、世界の見え方を広げてくれるのです。
年齢ステージ別「海遊びでワクワクする体験を!」の目次
・全年齢編
・0歳~2歳編
・3歳~5歳編
・小学生低学年(6歳~9歳)編
・小学生高学年(10歳~12歳)編
お話を伺ったのは…神保清司さん
〈監修者プロフィール〉
NPO法人 海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)の副代表理事。全国の海辺での自然体験活動や安全教育の普及・啓発に携わり、子どもたちが安全に海とふれあえる環境づくりに力を注いでいる。また、NPO法人 千葉自然学校の職員として、千葉県南房総市にある青少年教育施設「大房岬自然の家」を市からの指定管理者制度に基づいて運営。所長として、子どもたちが自然に親しむ体験を広げている。
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