年齢別アートの楽しみ方【小学校低学年】

美術館でワクワクする体験を!年齢別アートの楽しみ方【小学校低学年(6歳・7歳・8歳・9歳)編】

お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)

今回は「美術館&アート」がテーマ。小学校低学年のお子さんに向けて、美術館に「行く前後」や「行ったとき」にやってみてほしいことを紹介します。美術館体験をもっと楽しくするヒントを教えてくれたのは、4歳からのクリエイティブスクール「アートデザインラボ」を運営するbaby toi代表の平野聡子さんです。

【6~9歳】におすすめの美術館の楽しみ方

●「好き」がはっきりしてくる時期。事前に作家や展示を調べてみよう

小学生になると、「好きな本」や「気になる国」といった、自分の興味が少しずつはっきりしてきます。

「好きな作家さんや絵本があれば、その展覧会に足を運んでみるのもおすすめです。事前にYouTubeで作家さんの解説動画を見たり、新聞や雑誌のインタビュー記事を一緒に読んでおくと、当日の楽しみがぐっと広がります。美術館で出会った作品が知っている情報とつながると、『これ知ってる!』という発見や、作品への想いも深まります(平野さん)」

●展示マップで“自分ごと”の体験に

迷路や地図が好きなお子さんなら、入口で館内のマップをもらい、見たい作品のルートを子どもに決めてもらいましょう。

「大人はつい全部見て回ろうとしがちです。でも、子どもを見学のリーダーに任命して、子どもが先に見たいところを優先するようにすると、美術館の見学が“自分ごと”になります。リーダーになってルートを作ってもらい『次はこっちだよ!』と大人を案内してくれることで、最後まで興味を持って見て回れることも多いです(平野さん)」

目的の展示だけを一気に見に行くのもOK。気になる作品に何度も戻るなど、子どもの興味を中心に自由に館内を回ってみてください。

●バーチャル美術館を活用しよう

最近では、ウェブ上で「バーチャル美術館」として公開されている美術館も増えてきました。 世界的に名高いルーブル美術館や、日本では国立西洋美術館など、有名な美術館もオンラインで館内を体験することができます。

「初めて美術館に行くお子さんには、事前にバーチャル美術館で予習しておくと、『どんな場所なのか』がイメージしやすくなります。3D空間の中をクリックして進むと、まるで館内を歩いているような感覚に。ワクワク感も高まります。あらかじめ美術館の雰囲気を知っておくことで、実際に行ったときも安心して楽しめると思いますよ(平野さん)」

外出しにくいときや、海外の美術館も、自宅から気軽にアクセスできるのがバーチャル美術館の魅力です。

【6~9歳】美術館に持っていくといいもの

美術館をより楽しい体験にするために、持っていくといいものを紹介します。

●カメラやタブレット

撮影可否は美術館によって異なりますが、最近は撮影OKの場所も増えています。子ども自身が写真や音声で記録すると、そのときどきの気になった作品を残せます。あとから家族で見返して「これよかったね」と振り返るのも楽しみのひとつです。

●色鉛筆やスケッチブック

印象に残った作品をスケッチやメモに残すと、そのとき感じたことや発見を記録できます。何も見ずに思い出だけで描いてみる「記憶スケッチゲーム」もおすすめ。親子で盛り上がりますよ。

【6~9歳】美術館に行く前や行ったあとに読みたいおすすめの本

小学生になると、名画や作家について「もっと知りたい!」という気持ちが高まります。美術館での体験とあわせて、親子で一緒に楽しめる本をご紹介します。

小学生のための「世界の名画」がわかる本(メイツ出版)

有名な絵画や画家にまつわるエピソードや見どころを、子どもにもわかりやすく解説してくれる1冊です。大人が読んでも絵画についての知識が深まり、親子で一緒に楽しめる本です。

レブン 著

「うごく浮世絵!?」(福音館書店)

透明なシートを重ねたり回したりすると、波や船が動いて見えるなど、遊びながら浮世絵の世界を体感できる本です。遊び感覚で日本の名画に触れることができて、知識も自然に身につきます。

よぐち たかお 作/アーサー・ビナード 英文

 

【6~9歳】美術館に行ったあとの楽しみ方

●作品に出てくる料理や食べ物をおうちで再現!

「この年齢でぜひやってほしいことが、作品に出てくる食べ物を実際に作って食べてみることです。たとえば、ゴッホの絵に描かれたジャガイモを当時の食べ方で再現したり、『ぐりとぐら』のパンケーキを親子で作ってみたり。味覚の記憶は強く残りやすいもの。作品が”見て終わり”ではなく、より身近なものになっていきます(平野さん)」

「おいしかったね」「絵とはちょっと違ったね」など、親子の楽しいコミュニケーションにもつながりますね。

【好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
6~9歳の美術館体験は、自分の「好き」が深まる時期。気になる作品を事前に本や動画で調べたり、自分でルートを決めて回ったりすると、子どもが主体的にアートと関われます。美術館で見た作品をきっかけに、家で料理を作ったり、調べ学習に発展させると、楽しみ方はさらに広がります。アートが身近になることで、「もっと知りたい」「もっと見てみたい」という気持ちも芽生えていきますよ。

年齢ステージ別「美術館でワクワクする体験を!」の目次

全年齢編

0歳~2歳編

3歳~5歳編

小学生低学年(6歳~9歳)編

小学生高学年(10歳~12歳)編

 

お話を伺ったのは…平野聡子さん
〈監修者プロフィール〉
100万人のパパ・ママに愛用されているアプリbaby rattle bab babをはじめ、赤ちゃんとの暮らしが楽しくなるイベントやワークショップ、映像、グッズなどジャンルを越えて企画している。2018年より4歳からのクリエイティブスクール、アートデザインラボ を運営。「すべての子どもたちの好奇心を枯れさせない」をミッションに、のべ101名の子どもたちと日々、アナログ・デジタルの境界のないものづくりを実践中!
独自の「問いを育てるメソッド」で2024年キッズデザイン協議会会長賞 受賞。
4歳からのクリエイティブスクール「アートデザインラボ」公式HP

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2人の子育てに奮闘中。レコード会社、タイ古式マッサージセラピスト、PR代理店勤務と様々な業種を経験する。子どもとのおでかけや旅行を楽しみに日々過ごしている。子どもから「ママの特技は怒ること」と言われ、反省することも多々…。

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