科学でワクワクする体験を!年齢別科学館の楽しみ方【3歳、4歳、5歳編】

お出かけは子どもの好奇心を刺激し、子どもが「好きなこと」や「オモシロイ!」と感じることを見つける絶好のチャンスです。子どもがワクワクして好奇心が高まるような「いこーよ好き育メソッド」式お出かけの楽しみ方をご紹介します!(※いこーよ好き育メソッドはいこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです)

今回は「科学館」がテーマ。3歳〜5歳編として、サイエンスコミュニケーターの本田さんに伺った、科学館を楽しむためのアドバイスをご紹介します。

【3~5歳】におすすめの科学館の楽しみ方

●子ども主体で、まずは自由に触らせてみよう

3〜5歳の子どもは、自分でいろいろなことをやってみたくなる時期です。科学館でも、まずは子どもが興味を持った展示に自由に向かわせてみてほしいと、本田さんは話します。

「大人はつい『ここに行ったら?』などと言いたくなります。でも、まずはその子自身が行ってみたい展示に行かせてみてください。押す・動かす・触るなど体験型の展示でも、まずは自由に楽しむ様子を見守ってみてください。もし、子どもが迷っていても、すぐに答えを教える必要はありません。『どうなってると思う?』と、あえて疑問をパスしてあげるのがポイントです(本田さん)。」

「3〜5歳の時期は、子どもが主体的に楽しんでいることに、大人が乗っかる姿勢が大切。そのうえで疑問を投げかけてあげると、そこから子どもは考える楽しさを知っていきます(本田さん)。」

【3~5歳】科学館に持っていくといいもの

幼児期の子どもと科学館に行くときにおすすめの持ち物を、本田さんに教えていただきました。

●ビニール袋やクリアファイル

科学館の周辺には、公園や屋外広場が併設されていることも多く、そこで子どもを遊ばせていると、ポケットに落ち葉やどんぐりを入れて持ち帰ってくることもあります。

「落ち葉やどんぐりなど、子どもが拾ったものを密封できる袋やクリアファイル(落ち葉)に入れてあげると、『小さな科学館』を家に持ち帰るような気分になれるのでおすすめですよ。そうして持ち帰ったものは、子どもにとって大切な『コレクション』になります。『この落ち葉は何の木かな?』と一緒に調べてみたり、博物館で学芸員の方に聞いてみたり。科学館での体験が、次の興味へとつながるきっかけになります(本田さん)。」

【3~5歳】家でも広げる!科学の楽しみ方

●「動くものをつくる」工作で、科学のサイクルを楽しもう

3~5歳に家でやってみてほしいことは、「動き」のある工作です。ストローで風車を作ったり、石鹸で進む船を作ってみたり。動きのある工作は、考える力を育てます。

「もちろん、思った通りに作れないこともあります。でも、どんどん失敗していいんです。『なんでできないのかな?』『どうしたらいいのかな?』『できた!』『できなかった、なんでかな?』こうした試行錯誤は、科学の研究とまったく同じなんです。工作を通して、子どもたちはそんな思考のサイクルをいつの間にか経験していきます(本田さん)。」

ここでも大人はサポート役。困ったときに手助けをするスタンスで、子どもが主体となることを大切にしてあげましょう。

【3~5歳】科学館をもっと楽しむために読みたいおすすめの本

3〜5歳頃のお子さんにおすすめの本を紹介してもらいました。一見、同じように見えるものにも種類があったり、「どうして?」と理由を考えるきっかけをくれる本です。

●『ぼくのコレクション』(福音館書店)

葉っぱや木の実、虫のぬけがら、羽など、自然の中で見つけたものを「コレクション」する楽しさを描いた絵本。よく似ているように見えるものでも、「形が違う」「色が違う」など、ひとつひとつに個性があることに気づかせてくれます。自然をじっくり観察したくなる。そんな一冊です。

盛口 満 文・絵 発行:福音館書店

●『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)

テーブルの上の「りんご」を見ながら、「もしかしたらりんごじゃないかもしれない」と想像を広げていく絵本です。「もしかして?」と考えることそのものの楽しさを教えてくれます。

ヨシタケシンスケ 作 発行:ブロンズ新社

●『くもとそらのえほん』(PHP研究所)

空の探検家・武田康男先生が監修した、雲の魅力がつまった一冊。雲の変化の様子や種類が美しいイラストで紹介されています。外に出るたびに「あの雲はなんだろう?」と、空を見上げたくなります。

五十嵐美和子 作・絵 武田康男 監修 発行:PHP研究所

【いこーよ好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
3〜5歳が科学館を楽しむコツは、子どもの「自分でやってみたい」を大事にすること。大人は、子どもが主体的に楽しむ様子に乗っかりながら、「どうなると思う?」と疑問をパスしてあげましょう。答えはすぐに教えなくて大丈夫。「なんでかな?」「どうしたらうまくいく?」を一緒に楽しんでみてください。「考えること」そのものが遊びになればそれが子どもの探究心をどんどん広げてくれるはずです。

年齢ステージ別「科学館でワクワクする体験を!」の目次

全年齢編

0歳~2歳編

3歳~5歳編

小学生低学年(6歳~8歳)編

小学生高学年(9歳~11歳)編

お話を伺ったのは…サイエンスコミュニケーター 本田 隆行さん
大学院で惑星科学を専攻後、大阪の枚方市役所に勤務。その後、科学と社会の両方を相手にした仕事をするために、東京・日本科学未来館へ転職し、科学コミュニケーターとして活躍。2015年に独立し、現在は国内でも珍しいフリーランスの科学コミュニケーターとして全国で活動している。「科学とあなたを繋ぐ人」として、科学に関する展示企画・監修、ワークショップのファシリテーター、講演、執筆など、なんでもこなしている。

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2人の子育てに奮闘中。レコード会社、タイ古式マッサージセラピスト、PR代理店勤務と様々な業種を経験する。子どもとのおでかけや旅行を楽しみに日々過ごしている。子どもから「ママの特技は怒ること」と言われ、反省することも多々…。

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