指で伸ばさずに使える
未来:今回は、でんぷん糊「ヤマト糊」(ヤマト株式会社)をご紹介いただきます。
ふじいなおみさん(以下、ふじい):「ヤマト糊 タピコ」は、手を汚さず容器から直接塗ることができるチューブタイプのでんぷん糊です。

ヤマト糊 タピコ 公式ページより引用
ふじい:未就学児や小学校低学年の子が園や学校で使用するのは「でんぷん糊」が多いと思います。従来のでんぷん糊は、蓋をあけ指に糊をつけて、自分の指で伸ばすように塗っていくタイプのものでした。

従来のでんぶん糊 左:ボトルタイプ 右:チューブタイプ
ふじい:ただ、手がベトベトするのが苦手というお子さんも少なくありません。
私は小さい頃から工作が好きで、糊が手についてベタベタすること自体はあまり気にならなかったのですが、使っているうちに切った紙の繊維などが手にくっつき、その結果、作品が汚れてしまうのが残念に思っていました。
また、図工の先生からは、ベトベトした手を洗うために、途中で席を立つ子どもも多く困ってしまうという話も聞いたことがあります。
そんな消費者の声や悩みを受け、「指で伸ばさなくていい糊があれば便利では?」と考えられたのがこの「ヤマト糊 タピコ」だそうです。
でんぷん糊は安全性が高い
未来:そもそも、でんぷん糊は他の糊とどう違うのでしょうか?
ふじい:でんぷん糊は、例えばヤマトさんの場合は天然由来のタピオカでんぷんが使われていて、小さなお子さんでも安心して使用することができます。
また、でんぷん糊はすぐに乾かなくて、接着力も強いのも特徴のひとつ。未就学児や小学校低学年などのお子さんは、「意図するところと違う場所に貼ってしまった」「上手く貼れなかった」ということもよくあると思います。くっつくまでに時間がかかってもやり直しがしやすいという理由から、未就学児や低学年ではでんぷん糊が使用されることが多いのです。

ヤマト糊 商品ページから引用
反対に、高学年になると「液体のり」がよく使われています。これは速乾性と接着力に優れているのです。
タピコの使いやすい理由とは
ふじい:塗り口は、真ん中に1つ、周りに6個の小さな穴が開いています。

押すとケーキのモンブランのように糊が出てきて、穴の開いている面は弾力もあるのでそのまま塗り拡げていくことができます。

使用イメージ
未来:糊を出す際、力加減などはどうでしょうか?
ふじい:容器がやわらかいので、少し押すだけで糊がきれいに出てきます。タピコの開発にあたり、一番苦労されたのは本体容器のほどよい柔らかさだそうです。糊を出しやすくするために、たくさん研究されたそうですよ。強い力は必要ないので、小さいお子さんでもとても使いやすいと思います。
未来:まさに、「こんな糊あったらいいな」が実現された商品なんですね。パッケージもすごく可愛らしいと思いました。
ふじい:そうですね。お値段は従来のでんぷん糊より高めですが、その価値は十分あります。
ただ、従来のでんぷん糊のように、子どもたちには、実際にでんぷん糊を自分の手で触って感触を確かめる体験は必要だと思っています。自分の手で触ることで、糊の特性や性質をより理解できます。性質を知った上で「ヤマト糊 タピコ」を使用すると、製作や工作もよりスムーズに進められるのではないかと思いますよ。
実際に使ってみた!
実際に年中の娘と小1の息子に使ってもらいました。
モンブランのように出てくる糊に、「おもしろい〜」とニコリ。出すときの力加減もとても使いやすかったようで作業もスムーズです。「手が汚れないからいい!」と嬉しそうで、どんどん製作意欲が湧いているようでした。
子どもたちには、自分のイメージしたものを自由に形にしていく楽しさをたくさん味わってほしいもの。「ヤマト糊 タピコ」を使うことで、子どもたちは工作や製作により集中できると思います。今までベタベタするのが苦手だと感じていたお子さんにもぴったりなアイテム! ぜひ、夏休みや芸術の秋に向けて、親子で使ってみてくださいね。(osa)
お話を伺ったのは…ふじいなおみさん
〈監修者プロフィール〉
文房具のさまざまな特長・長所をより多くの方々に広める(プレゼンをする)「文房具プレゼンター」として活躍。ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」をはじめ、ステイショナー「文具のとびら」、 小学館「HugKum」などのweb連載、動画「イロブンの引き出し開けていこう」など、さまざまなメディアで発信を行っている。万年筆のインクにも造詣が深い。
この記事を読んでいる人は「想像力」「達成感」に関するこんな記事も読んでいます
・小学生でも使えるクリアカラー絵の具&水性クレヨンを使った展示会が夏休みに開催!
・汚れにくくお出かけのお供にも最適! 幼児でも描きやすいなめらかタッチの水性クレヨン
・好きな色で自分だけの作品を!「グラスデコ オーナメントセット」に5歳児と3歳児が挑戦!
・自分でつくれる簡単スクラッチアートのコツ! ワクワクなアートを楽しもう【子育て文房具】
・文房具の秘密に驚く!失敗から生まれたアイデアとは?「ざんねん? びっくり! 文房具のひみつ事典」【子育て文房具】
・【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認知能力)について








