キッズクラスでほかの子との「差」に愕然
通っていたスクールでは「ベビースイミングは3歳まで」という規定があり、3歳になった息子は、1つ上のキッズクラスに入りました。ここでは子どもたちだけでレッスンを受けます。発達がゆっくりなことはわかっていましたが、同世代の子と比べると明らかに浮く存在になっていました。息子はみんなで一列に並んで移動したり、順番を守って行動する「集団行動」がぜんぜんできなかったのです。
別室から息子の様子を観察していると、列から勝手に離れて泳ぎだしたり、先生の合図を待たずにプールに入ったり…。先生もフォローしてくださっていますが、明らかに1人だけ足を引っ張っています。
キッズクラスでは課題をクリアすると水泳帽につけるアイロンプリントのバッジがもらえるのですが、ほかの子はたくさんつけているのに、息子はまったく増えないのも大きな差を感じたところでした。
それで何回か夫婦で息子の様子を見て「これは続けていても先生やほかの生徒さんに申し訳ない」と退会することにしたんです。
お風呂でプカプカする息子
時は過ぎて5歳の息子と一緒にお風呂に入っているとき、僕が体を洗うあいだ湯舟の中で待ってもらうことにしました。洗いながら息子をチラッと見たら、お風呂のなかで片手や片足でバランスをとりながら、プカプカと浮いて遊んでいたんです! 顔に水がかかっても気にする様子はありません。
スイミングの経験が、2年の月日が経っても息子にとって活きていたことがわかった瞬間でした。同時に「あのまま続けていたら今頃もっとたくさん泳げるようになったかも?」と、ほかの人への配慮でスイミングスクールをやめたことを少し後悔しました。でも、いつか本人が「やりたい」と言ったらやらせればいいし、少なくとも「水が怖くない」ならプールで泳ぐことも早く覚えられそうです。あの時期、毎週プールに通ったのは無駄ではありませんでした。
ちなみにベビースイミングに通う前と後では僕の体重はまったく変わりませんでした。原因は、スイミング後に飲んでいたビールじゃないかと……。
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