自宅ですぐにできる!年齢別おすすめ水遊び

暑い夏はお外遊びをしたくても、熱中症や日焼けが心配。とはいえ、夏の間ずっと室内で過ごすのは、子どものストレスが溜まってしまいますよね。そこで、自宅でも簡単にできる夏ならではの『水遊び』を日本福祉大学准教授で、『0~5歳児の水あそびプールあそび』著者の山本克彦さんに教えていただきました。

自宅での水遊びを楽しむポイントは?

『水遊び』と聞くと、大きなプールや、水鉄砲などのおもちゃがなければ楽しめないのでは…と、大人はつい思ってしまいますよね。自宅での水遊びを楽しむには、どんなことを心がければいいのでしょうか?

「そんなに身構えなくても大丈夫。小さなビニールプールやお風呂と、ペットボトルなどの身近なモノがそこにあるだけで、遊びは生まれます。子どもは遊びの天才なので、それだけで楽しめるんですね。親も気軽に、気楽に楽しむ姿勢が大切です。はじける水しぶきの心地よさ、水をすくったり、流したりするときの音や感触など、感覚的なものを含め、積極的に子どもと共有して、コミュニケーションを取りながら遊びましょう。」

『お風呂でもOK』ならば、とても手軽です。では、子どもと自宅で水遊びをするときの注意点は?

気軽に、とは言っても、水の事故は命に関わります。小さい子どもなら、コップ1杯の水の量でも溺死につながると言われますし、浅いと思っているビニールプールでも、転んでうつぶせに倒れてしまったら、息ができずに大変なことになります。水遊びをしているときは、とにかく子どもから目を離さないこと。何かあればすぐに手を差しのべられる距離にいるようにしてください。」

「ただし、あまり口うるさく言いすぎても、子どもは遊ぶことがイヤになってしまいます。しっかり見守りながら、細かく言い過ぎない、ということがポイントになります。」

命に関わる事態には気をつけなければいけませんが、せっかく楽しく遊んでいるのに、心配しすぎるのもよくないのですね。

「遊び方についても、ペットボトルでお水をジャーなんて遊びをすると、『お茶を飲んでいるときにもやるのでは』とか、お水のかけあいをすると『普段の手洗いのときにも友達に水をかけるのでは』なんて心配をする親も多いようです。でも、子どもはちゃんと日常と遊びの違いをわかっています。信じて寄り添って、もしけじめがついていないなと思ったら、丁寧に言葉をかけて説明すれば問題ありません。」

それでは、実際に年齢別のおすすめ水遊びを紹介していきましょう!

0歳〜1歳(乳児)におすすめの水遊び

初めのうちは水を怖がる子も多いと思いますが、無理をせずに、まずは水に慣れることから始めましょう。

まねっこプール遊び

ブルーシートやレジャーシートなどを敷きます。その上に水をまくだけで、即席「まねっこプール」のできあがり。水の上でハイハイしたり、ぺったん座りをして手のひらでお水をバシャバシャしたり…。ぴちゃぴちゃと水の感触を楽しんで、遊びながら水に慣れていきましょう。

ぼっこんペットボトル

お風呂やお庭のビニールプール、また水を張った大きめのたらいでもOK。ペットボトルを水にしずめて、ぼこぼこと水が入る感覚を楽しみます。いっぱいになったら逆さまにしてジャーッと流したり、水を流す高さなどを変えてみると、さまざまな発見があります。

2歳〜3歳(幼児)におすすめの水遊び

「自分でやりたい!」と意欲的になる時期です。ゲームの要素なども取り入れて、さまざまな水遊びを存分に楽しみましょう。

ピッピッ!水合戦

コップやプリン・ゼリーのカップなどを用意。水を入れて、指先をつけたら、相手にピッ!と水をかけます。水しぶきのかけあいっ子という単純な遊びですが、盛り上がります。お庭などで親子で追いかけっこをしながら、水をかけあうのも楽しいです。また、プールは怖いけど水しぶきなら大丈夫、という子どもも多いので、水に慣れるためにも有効です。

プッツンお絵かき!

スーパーのレジ袋のような、A4サイズぐらいのビニール袋を用意。そこに水を入れて口をくくります。これだけでも、おでこやほっぺに当てれば、ぷよぷよな水の感触を楽しめます。次に、つまようじで小さな穴を開けてみましょう。ツーッと水が流れ始めます。その水でコンクリートや砂の上に線をひいて、お絵かきをしてみましょう。水の動きでなかなかうまくいかないところも楽しめるはずです。穴の数を増やしてもいいですね。

4歳〜6歳(幼児)におすすめの水遊び

水遊びの場に、大きなものやちょっとした道具を持ち込んでみましょう。想像力豊かに遊びを生み出せる年齢なので、いろいろと広がりを見せるはずです。

ぼよよんまんじゅう!

45リットルぐらいの大きなビニール袋を用意。このサイズのビニール袋に水を入れるだけでも、ダイナミックな遊びが楽しめます。満タンに水を入れて袋のふちからこぼれるのを楽しんだり、袋の中に空気を入れて水にしずめたり…。水を入れた袋の口をしぼれば、『ぼよよんまんじゅう』のできあがり。引っ張ったり座ってみたり、遊びのバリエーションは無限に生まれます。

いない、いない、パ~ッ!!

まずは、水中に潜ったり、顔を出したりとウォーミングアップ。慣れてきたら、「いない、いない」では水中、「パ~ッ!!」で水から顔を出します。遊びながら、息の止め方、吐き方の間隔をつかむことができて、プール遊びの際も役立ちます。

どれもうちにあるもので簡単にできる遊びばかり。きっかけさえあれば、子どもは自由に水遊びを楽しむことができるんですね。ぜひ試してみましょう!

お話を聞いたのは…
山本 克彦さん
日本福祉大学准教授。一般社団法人子どものエンパワメントいわて代表理事。
滋賀大学教育学部在学中より、ボランティアで子どもと遊ぶ日々を過ごす。そのころからオリジナルの遊びを生み出し、以降、中学教師、保育園副園長などと職歴を重ねながら、レクリエーション、グループワークのプロへと進む。
著書に『0〜5歳児の水あそびプールあそび』(ひかりのくに)など多数。

ライター紹介
野々山 幸
1979年生まれ。ライター。芸能インタビューから美容・健康、恋愛、結婚、育児に至るまで、“女性が興味のあること”をテーマに書き続けて早15年。2歳の女の子と0歳の男の子の母でもあり、毎朝5時起床で目まぐるしい日々を送る。今最も知りたいことは、「帰宅して15分で作れる子どもごはんのレシピ」。

※2015年8月にいこーよで公開された記事の再掲です。

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