新しいクラス、先生、友だち。春は、小学生にとって大きな節目の季節です。子どもたちは新学期をどのように感じているのでしょうか。また、保護者はどのような思いで見守っているのでしょうか。今回は、「いこーよ総研」のアンケート結果をもとに、小学生の新学期に向けた気持ちや、友だち関係のトラブル対応について紹介します。
小学校入学を楽しみにしている子どもは8割以上
この春、小学校に入学する子どもの気持ちについて聞いたところ、
・とても楽しみにしている:36%
・まあまあ楽しみにしている:48%
と、あわせて84%が「楽しみ」と回答しました。ピカピカのランドセル、文房具…。小学校への入学にワクワクする子どもたちの姿が浮かんできますね。
気になる、友だちとの関係
入学を迎える子どもの保護者に、友だち関係で心配していることをたずねました。
最も多かったのは「これまで仲良しだった友だちと離れるなどの変化に対応できるか(54%)」でした。環境の変化にうまくなじめるかどうかは、多くの保護者が気にしているようです。
そして、
・仲間外れや無視をされないか(43%)
・意地悪をされたりしないか(43%)
・気の合う友だちができるか(38%)
という回答が続きました。新しい環境の中で、わが子が安心して過ごせるかどうかは、見守る保護者にとって大切なことですよね。
進級を楽しみにしている一方で、不安を感じる子どもも
では、すでに小学校に通っている子どもたちは、この春の進級をどのように感じているのでしょうか。
アンケートでは、
・とても楽しみにしている(17%)
・まあまあ楽しみにしている(49%)
と、あわせて66%が「楽しみ」と回答。その一方で、
・あまり楽しみにしていない(20%)
という回答が、入学時と比べて増えていたのも印象的です。
クラス替えや新しいクラスの雰囲気、仲の良い友だちと同じクラスになれるかどうかなど、進級を前に、さまざまな思いを抱いているお子さんも多いのではないでしょうか。
進級とともに変化する、友だちとの関係
学年が上がる場合の心配ごとも、トップは「仲良しの友だちと離れること(37%)」でした。クラス替えは何年生になっても大きな変化です。
ただ進級では、入学時とは少し違う心配の声も出てきました。「友だちに合わせすぎて無理をしないか(23%)」、「特定の友だちに依存しすぎないか(22%)」といった回答も目立ちます。関係が深まるからこそ生じる距離感を心配する声は、未就学児や入学時ではあまり聞かれなかった声です。また、小学生になるとSNSトラブルを心配する保護者の声も見られるようになりました。成長とともに、友だち関係の心配の中身も少しずつ変わってくることが見えてきます。
友だちとのトラブル、保護者が大切にしていることは?
では、学校で実際に友だちとのトラブルが起きたとき、保護者はどのように対応しているのでしょうか。
最も多かったのは、
「まずは子どもの話を冷静に聞く」(80%)
という回答でした。子ども自身の言葉を受け止め、子どもの気持ちに寄り添うことを大切にしている保護者の様子が伝わってきます。続いて、
「先生に学校での様子を聞き、相談する」(58%)
という回答が続いています。以前、学校トラブルの悩みを専門家に伺った記事でも、学校のトラブルではまずは担任の先生に相談することが大切だというお話がありました。家庭だけで抱え込まず、学校と連携することが重要だと言えそうです。
また、 「子どもと一緒に、どうしたらよいか考える(54%)」という回答も半数以上に。「こうしなさい」と答えを示すのではなく、「どうしたらいいと思う?」と子ども自身の気持ちや考えを聞きながら、一緒に向き合っているご家庭が多いのですね。
さらに、小学生では「必要に応じて、具体的な行動や言い方を一緒に考える」「親としての考えやアドバイスを伝える」「相手の気持ちを一緒に考える」といった回答も多く寄せられました。未就学児に比べ、小学生期では、子どもが自らトラブルを乗り越えていく力を育むような関わりが広がっています。
友だちとの悩みを通して、子どもは成長していく
我が子が友だちとの関係に悩む姿を見るのは、保護者にとって胸が痛む出来事でもあります。ただ、学童期は、友だちとの関わりの中で悩んだり、考えたりしながら、人との関係を学んでいく時期です。
学校と連携しながら見守ったり、子どもが自分の気持ちを安心して話せる相手がいることが、トラブルを乗り越えていくうえで大きな支えになるのではないでしょうか。子どもが「話したい」と思ったときに耳を傾けられる関係が、子どもにとっての安心感につながっていくのかもしれません。
今回の調査では、子どもの話を聞いたり、一緒に考えたりしながら向き合っている保護者の姿が見えてきました。子どもが友だちとの関係に悩んだとき、強い言葉で気持ちを表したときなど「どう受け止めたらいいのだろう」と迷うこともありますよね。「未来へいこーよ」では、専門家が子どもの気持ちの受け止め方や、親子の関わり方について詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
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新学期の子どもの友だちトラブルの心配ごと調査【未就学児編】はこちら
■アンケートの調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/「いこーよ」会員
調査期間/2026年1月22日~1月28日
サンプル数/541サンプル
調査分析/いこーよ総研
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