「学習習慣はいつごろから身につける?」と気になる保護者は多いのではないでしょうか。いこーよ総研が行ったアンケート調査では、就学前から家庭での学びを習慣づけているケースが多いことがわかりました。学びを始めたきっかけや、続けるための悩みや工夫について、調査結果から見えてきたことをご紹介します。
※ここでの「学習」には「絵本の読み聞かせ」や「知育玩具」などの遊びながら行えるものや、「タブレット学習」「そろばんや公文の宿題」など教科学習に関するものまで、幅広く含まれています。
子どもの学習習慣はいつから始める?
まず、学習習慣が身についたのはいつ頃かをたずねました。最も多かったのは小学1年生(19%)でした。入学という大きな節目をきっかけに、家庭での学びが日常の一部になっていった家庭が多いようです。
続いて、0歳(17%)、5歳(16%)、3歳(13%)、4歳(13%)と続き、未就学児のうちに学習習慣がついたと回答した家庭は、合わせて71%にのぼりました。「学習」の中には絵本や知育玩具なども含めて聞いているため、0歳(17%)という回答も見られます。その多くは、読み聞かせや語りかけなど、日常の関わりを通したものです。特別な先取り学習というよりは、生活の中で自然に学びに触れている様子が感じられます。
きっかけは、子どもの「知りたい」から
では、家庭で学習習慣を意識し始めたきっかけは何だったのでしょうか。
アンケートでは、
・「文字や数字に興味を持ち始めた(37%)」
・「小学校入学前に、今のうちに習慣化したいと思った(33%)」
・「教育情報などから学習習慣の重要性を感じるようになった」(22%)
・「家での過ごし方(動画・ゲーム時間など)が気になり始めた」(21%)
といった回答が上位に挙がりました。
最も多かったのは、「読めるようになりたい」「数えてみたい」といった子ども自身の興味や関心がきっかけ。一方で、入学前後や教育に関する情報に触れる中で、「そろそろ始めたほうがよいのでは」と意識が動いた家庭もあるようです。また、動画やゲームの時間が気になり、学習時間とのバランスを考えるようになったという声も聞かれました。
最初は何から始めている?
では、実際にどのような内容から始めているのでしょうか。最も多かったのは、「ひらがな・カタカナの読み書き(69%)」でした。続いて、「数字や計算(42%)」が挙がりました。
取り組み方としては、「絵本の読み聞かせ・音読(69%)」が最も多く、「ドリルやワークブック(39%)」「知育玩具(33%)」など、家庭で取り入れやすいものが続きます。
また、「通信教材(紙17%・タブレット17%)」や「学習アプリ(15%)」も上位に挙がっています。最近では、ゲーム感覚を取り入れるなど、子どもの興味を引く工夫がされた教材も多く、そうした取り組みやすさも選ばれている理由の一つかもしれません。
「続かない」「集中しない」という悩みも
家庭で学習習慣を取り入れている家庭が多い一方で、悩みも少なくありません。
アンケートでは、
・「集中力が続かない(37%)」
・「毎日続けるのが難しい(34%)」
・「勉強を始めるまでに時間がかかる(33%)」
・「親の声かけがないと勉強しない(32%)」
・「ゲームや遊びとのバランスが難しい(25%)」
といった声が上位に。
「やろうと思ってもなかなか始まらない」「声をかけないと進まない」といった悩みは、多くの家庭で感じられているようです。それぞれが試行錯誤しながら学習習慣に向き合っている様子が見えてきます。
学習習慣を続けるための工夫は?
では、学習習慣を続けるために、家庭ではなにか工夫をしているのでしょうか。
・「親が声かけをしている(51%)」
・「短時間でも毎日取り組むようにしている(46%)」
・「親も一緒に学ぶ/教える(31%)」
・「あまりきっちりと計画を立てすぎない(28%)」
・「学習する時間を決めている(28%)」
といった回答が上位となりました。
多くの家庭で、保護者が学習を後押しする担っていることがわかります。短時間でも毎日続けることや、親も一緒に学ぶことを意識している家庭も少なくありません。
そして、時間を決めて取り組むという工夫がある一方で、「あまりきっちりと計画を立てすぎない」という声も挙がっています。リズムを整えつつ、子どものペースを大切にしながら無理なく続けることが、学習習慣を支えるポイントなのかもしれませんね。
子どもの興味から育つ学びへ
今回の調査からは、学習習慣は、子どもの「知りたい」という興味が背中を押すこともあれば、小学校入学への準備やさまざまな情報に触れて、「そろそろかな」と感じることもある様子が見えてきました。
そして、続けていく中では、どの家庭にもそれぞれの悩みがあります。保護者が声をかけたり、子どもの興味を大切にしたりしながら、無理をしすぎない形で工夫している姿も浮かび上がりました。
学習習慣は、早さを競うものではありません。子ども自身が「なんで?」「知りたい!」と感じ、「わかった!」「できた!」と学ぶことは楽しいと思う経験を重ねていくことが大切なのではないでしょうか。その積み重ねが、好奇心や粘り強さ、自分から取り組もうとする姿勢へと、ゆっくりとつながっていくのかもしれません。
・7割以上が「就学前」に習慣化をスタート
・きっかけは子どもの「興味」と「入学への備え」
・「親のサポート」と「無理のないペース」が継続のコツ
■アンケートの調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/「いこーよ」会員
調査期間/2026年1月15日~1月21日
サンプル数/541サンプル
調査分析/いこーよ総研
この記事を読んでいる人は「アンケート」「体験」に関するこんな記事も読んでいます
・おでかけで学校や園を休ませるのはOK? アンケート結果から見る保護者の声
・子どもの睡眠不足について徹底調査!年齢別悩みと実際の対策は?
・気づいてあげたい“子どもの心のサイン”ーママパパの寄り添い方と悩みとは?
・親の「ちょい足し」で世界が広がる! 子どもの知的好奇心の育み方
・知的好奇心が高いと学力が上がる! 伸びる子どもの共通点とは?
・【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認知能力)について












