子どもが不安を抱えているとき、その気持ちは言葉ではなく、行動や表情に表れることも少なくありません。「最近、なんだか元気がないな…」「朝になると泣き出してしまう」そんな“ちょっとした変化”が、心のサインであることも。そこで今回は、子どもの不安のサインや、保護者の寄り添い方、そしてサポートにまつわる悩みについて、いこーよ総研が行ったユーザーアンケートをもとにまとめました。
感情や生活リズムの変化に隠れた不安があらわれやすい
まず、子どもが不安を感じているとき、どんなサインが表れやすいのでしょうか。
「感情の起伏が激しくなった」(39%)が最も多く、次いで「小さなことで怒ったり泣いたりすることが増えた」(30%)という声が多く寄せられました。気持ちをうまく言葉にできないぶん、感情の変化としてあらわれることが多いようです。
そのほかにも、「夜なかなか眠れない」「眠りが浅い」などの《睡眠の変化》(27%)や、「学校・園に行きたがらない」「食欲がない」「体調がすぐれない」など、生活リズムや体の様子から不安を感じ取っているケースも。
ちょっとした違和感が、実は子どもからの“心のサイン”なのかもしれませんね。
保護者の寄り添い方、実際は?
では、そうしたサインに気づいたとき、保護者はどんなふうに寄り添っているのでしょうか? 年齢によって保護者の関わり方にも違いが見られました。自由回答より一部抜粋してご紹介します。
「まだ小さいので、抱きしめたり抱っこしたりするようにしてます」
「本人が落ち着くまで抱きしめたりします」
「スキンシップを多くして、時間がある時は側にいるようにしている」
「抱きしめたりそばに寄り添って、『大丈夫だよ』『ママがいるよ』と声をかける」
「話したがらなければ、別の話題で気をそらすようにしている」
「お風呂に一緒に入って気持ちを和らげる」
「自分が忙しくても、子どもが話してくれそうなタイミングがあれば向き合う」
「一通り泣いたあとに『どうしたの?』と聞いて、紙に書いて整理させる」
「不安に感じてることを無理に聞かず、そばにいて『どんなあなたでも大事』と伝える」
「子どもから話すまで普通に接し、寝る前に言いたい事があるなら聞く」
「一緒にいる時間を増やし、子どもの行きたい場所や食べたいものを用意して楽しむ」
「とにかくゆっくりする時間を設ける。落ち着いたら好きなことを好きなだけさせる」
「親にはあまり話したくない年頃なので、美味しいご飯と『家族は味方だよ』と伝える」
「思春期なので、しつこく話しかけないようにしている」
「普段から雑談をしておくことで、話したくなった時に自然に話せるようにしている」
年齢が上がるにつれ、「無理に聞き出さない」「安心して話せる距離感を保つ」など、“見守る”という関わり方が増えるのも印象的です。
子どもは保護者に話してくれる?
子どもが不安や悩みを抱えたとき保護者に話してくれるか尋ねたところ、「よく話してくれる」が29%、「時々話してくれる」が46%で、合わせて約7割の子どもが保護者に話してくれると答えています。
一方で、「あまり話してくれない」(14%)、「ほとんど話してくれない」(11%)と、うまく伝えられない、伝えない子どもも一定数いました。
保護者の悩み…「つい感情的に」「気持ちが読めない」
子どもの不安を支えるうえで、保護者側もさまざまな悩みを抱えています。困っていることや悩んでいることはあるか尋ねたところ、「ある」と答えた保護者は61%にのぼりました。
なかでも多かったのは
- 「子どもを叱ったり、感情的になってしまう」(44%)
- 「子どもの気持ちがわからない」(39%)
- 「どんな言葉をかければいいかわからない」(33%)
- 「友だちのことにどのくらい介入していいかわからない」(29%)
- 「過干渉になっていないか不安」(27%)
という結果に。
保護者の声から見える、子どもへの関わりの悩み
子どもの悩みや不安をサポートするうえで、困っていることや悩みについて、自由回答ではリアルな声が寄せられました。一部抜粋してご紹介します。
「癇癪を起こされるとたまに怒鳴ってしまうことがあるので反省します。癇癪を起こした時の対応や自分自身の精神的安定を図るための対応を教えてほしいです」(6歳)
「納得してうなずいたとき、我慢をさせてしまったのではないか、もっといい声かけがあったのではないかと考え続けてしまう」(8歳)
「子どもの気持ちに充分寄り添えきれてない気がする」(9歳)
「何に不満を感じたり不安になっているのか、まだ言えないのか言いたくないのか伝えてこないのでわからず、声のかけ方も分からないし気持ちがわからない」(5歳)
「自分の言葉が私達に伝わらないと(言葉自体あまり多くない)泣いてしまったり、話すのを諦めてしまう時がある」(3歳)
「子どもが悩んでいる内容を些細に感じてしまい、大事になる前に気づけないことがある」(10歳)
「友だちに『今日は遊びたくない』と言われたなど、友だちとのやりとりは対応に悩みます」(7歳)
「友だち作りが下手くそなので1人でいることが多い。かといって友だちの輪に入ったとしても浮いている感じがする」(9歳)
「子ども自身が『やめてほしい』『こうしたい!』など、お友だちに言わないといけないことをどうしたら自分で自信を持って言えるようになるのかと、気をもんでしまう」(8歳)
完璧じゃなくても大丈夫 子どもの不安に寄り添うことが大切
今回の調査では、「どう接すればいいのかわからない」「つい感情的になってしまう」といった悩みを抱えながらも、子どもの不安な気持ちに寄り添おうとする保護者の方の姿が浮かんできました。「正解がわからない」と感じる場面もありますが、子どもの変化に気づき、心に寄り添おうとする“その気持ち”こそが、子どもにとって何よりの安心につながるのかもしれません。
未来へいこーよでは、さまざまな専門家の方に子育ての悩みについてお答えいただいた記事を紹介しています。ぜひ、こちらもサポートの参考にしてみてくださいね。
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■アンケートの調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザ
調査期間/2025年3月3日~3月24日
サンプル数/348サンプル
調査分析/いこーよ総研
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