親子そろって本を読むことが大好きな我が家。絵本の読み聞かせを日課にしているので、毎晩さまざまな本を読んで「読書の秋」を満喫しています。クリスマスシーズンを目前に、子どもに贈る本を探しているママパパも多いのでは? そこで今回は、我が家で愛読している本の中から、子どもの非認知能力をアップしたいと考える「みらいこ」ユーザーにおすすめの絵本を年齢別に紹介します。
※おすすめの対象年齢は個人の感覚です。
【2歳~】「ぜったいにおしちゃダメ?」 ビル・コッター
シリーズ累計60万部を突破したベストセラー絵本。この絵本には一つだけルールがあります。それは、本に描かれたボタンを押してはいけないというもの。「してはいけない」と言われると、どうしてもしたくなってしまう子どもゴコロをくすぐるユニークなルールです。
絵本の中では、登場キャラクターがボタンを押すことを誘惑してくる場面も。これが「我慢すること」が苦手な未就学児に効果抜群! ボタンを押したいという欲求と葛藤しながら、自制心を育むことができます。
また、誘惑に負けてボタンを押すと、キャラクターの姿がどんどん変化していきます。絵本をふったりこすったりして姿を元に戻す仕掛けもあり、子どもの好奇心が刺激されること間違いなし! 親子で一緒に遊んでいるような感覚で楽しめるので、子どもたちが小さな頃から繰り返し読んでいるお気に入りの一冊です。
【3歳~】「ちょっとだけ」 瀧村有子
弟が生まれて「お姉ちゃん」になった女の子の気持ちを描いた絵本。赤ちゃんが生まれて忙しいお母さんを困らせないように、自分のことは自分でやろうと、さまざまなことにチャレンジする女の子の健気な姿に胸を打たれる作品です。
成長していく子どもの姿と、変わることのない母親の深い愛情が描かれており、親にとって子どもはかけがえのない宝物であるということを伝えてくれます。自分が大切な存在であり、親から愛されていると実感することは、子どもの自己肯定感を育むうえでとても大切です。我が家では、絵本と同じように娘が「お姉ちゃん」になったときに、この絵本を買いました。
当時の娘(が感じているであろう気持ち)と絵本の内容がリンクして、読みながら号泣したのを覚えています。泣いている私を見て、弟が生まれたことで環境が変わっても、ママの愛情は変わらないということが娘にもよく伝わったように感じました。
【4歳~】「おやくそくえほん」 高濱 正伸 (監修)
花まる学習会代表・高濱正伸先生が監修した絵本で、小学校入学前後に身につけたい42の習慣が「おやくそく」として紹介されています。具体的なシチュエーションがイメージしやすいイラストとともに紹介されているので、日常生活で必要なルールを子どもが納得しながら覚えることができます。
「おやくそく」はなぜ必要なのか、その理由や意味を理解して初めて身につくもの。この絵本は、小さな子どもにそれを伝えるのに最適だと思います。繰り返しこの絵本を読んでいる我が家では、「おやくそく」を読み上げたら「どうしてだっけ?」と理由を子どもたちに答えてもらう読み方などもしています。きちんと自分の言葉で伝えられるので、しっかり理解できているのだと思います。