今回は、家族で家庭のルールや目標を話し合う「家族会議」を初めてやってみた話。子どもが自分で考え、その意見を発表する練習になるほか、子どもの意外な本音が見えてきたなど、実際にやってみてよかった点を紹介します。
ママが体調を崩してダウン
「家族会議」をすることになったのは、私が体調を崩して寝込んでしまったことが発端でした。季節の変わり目で風邪をひいてしまったようで、しばらく微熱が続いた程度でしたが、普段あまり体調を崩すことがない私にとっては一大事です。コロナ禍ということもあり、万が一に備えて家庭内でも感染予防を徹底する生活は、なかなか壮絶なものでした…。
さらに我が家は、娘と息子と私の3人暮らし。普段から自由奔放な子ども2人と、発熱して起き上がることも辛い大人1人の生活は…想像通りです(笑)。ママが寝込んでいても子どもたちは元気いっぱい! いつまでたってもだるさの抜けない体調とは裏腹に、部屋はどんどん散らかるしキッチンの洗い物や洗濯物も山積みに…。買い物に行くことも食事を作ることもできなかったので、ネットスーパーで子どもが自分で温めて食べられるレトルト食材を注文するような日々で、どんどん劣悪な環境になっていきます。まさに家庭崩壊です(泣)。
子どもたちには普段から家のお手伝いを積極的にやってもらっているので、もう少し戦力になるような気がしていたのですが…。「ママ大丈夫?」と心配しつつも、普段口うるさいママの目が届かない解放感が勝り、1日15分(という約束)のYouTubeが見放題、お菓子やジュースの飲み食いも自由な生活を満喫している様子でした(笑)。
当然といえば当然で、非常に子どもらしい反応ですが、そのときの私は「ママがこんなに大変なのに(ひどい)!」「もし今私が死んだりしたら、この子たちはどんな大人になるんだろう…」など、真剣に考えてしまいました。元気になった今となっては多少大げさですが(笑)、体調を崩しているとメンタル面も弱くなりやすいこともあり本気で心配してしまいました。