今回は、物事を「知る」ことの大切さについて。知識を増やすことで意識が変わり、視野や世界が一気に広がることを体感した話です。
「すしアートコンテスト」に参加!
先日、海の環境を守るためにさまざまな活動を行う「海と日本PROJECT in 東京」主催のイベントに、親子で参加する機会がありました。イベントの内容は、海産物を使って風景やイラストをデコレーションする飾り寿司「すしアート」で海を表現するコンテストを通して、海について学ぶというもの。
コンテストで競う作品のテーマは、「2050年の理想の東京湾」。コンテストに参加することが決まってから当日までの間は、自分たちが暮らす東京の海はどんな海なのか、30年後にどんな海だったらいいのかを親子で話し合いながら作品のデザインを考え、準備を進めていきました。
海が好きな私の影響もあり、よちよち歩きの小さな頃から海に慣れ親しんでいる娘ですが、これまで海自体について深く考える機会はありませんでした。海といえば泳ぎに行く場所で、レジャーとして海水浴を楽しむ程度。コンテストに向けて準備をするなかで、初めて環境問題や私たちの生活と海がどう結びついているのかなどを知る機会ができました。
イベント当日は、SNSで事前に応募された作品の中から選出された計10組の親子が参加。まずは、今回テーマとなった「東京湾」について理解を深める座学からスタートです。
東京湾の歴史や変化について、今と昔の地図を比較しながら子どもにもわかりやすく教えてもらいました。また、東京湾で行われていた「海苔」の養殖についても、その作り方や埋め立てによって養殖が終了したことなどを学びます。
1年生の娘にとっては少し難しい内容もありましたが、当日までに東京湾について調べていたこともあり、知識が繋がる瞬間がチラホラ。最後まで集中して座学を受けていました。親子で座学を受けたあとは、親と子どもに分かれて、海についての知識を更に深めます。
子どもたちは、座学で教えてもらった「海苔づくり」を実際に体験。座学で教わったことをすぐに体験できたことで、しっかりと理解に結びついていました。イベントの後も食卓に海苔が登場する度に、「海苔は細かく刻んで、水に溶いてからのりすに漬けて、外に干して乾かすとこうなるんだよ~」と得意気に教えてくれる今日この頃です(笑)。