見学では、実際の訓練施設を間近で見ることができるほか、展示や映像を通して航空の仕事について学ぶことができます。タイミングによっては、実際の訓練の様子を見ることもできます。
一般見学ツアーは約75分で、小学生以上が参加可能。一般参加のほか、小・中学校向けの社会科見学ツアーもあります。
場所:〒144-0042 東京都大田区羽田旭町10-8(羽田空港から約5km)
アクセス:京浜急行電鉄空港線/穴守稲荷駅から徒歩約10分、東京モノレール/整備場駅から徒歩約10分(青宙橋経由)
料金(一般見学ツアー):大人(18歳以上)1500円、高校生・中学生・小学生1100円
対象年齢:小学生以上 所要時間:約75分 ※開催日程・予約などの詳細は公式サイトをご確認ください。
【ANA Blue Base Tourレポート】出発前のラウンジから飛行機気分
子どもたちはバスでANA Blue Base Tourの施設に到着。ツアーは受付でチェックインした後、ラウンジで出発時間まで待機します。ラウンジには飛行機の大型模型があり、子どもたちは興味深そうに見入っていました。

ANAグループが携わっている飛行機に関する仕事について学べるタッチパネルも設置されています。いろいろなシーンごとに出発前後の様子を見ることができます。また、ANAグループの歴史などが描かれたパネルも展示されています。

ARを使った記念撮影コーナーも人気で、画面の前に立つとパイロットや客室乗務員の制服姿になった写真を撮影できます。社会科見学で訪れた小学生たちは、自分の服装が制服に変わる様子に大喜び。撮影コーナーには常に人が集まっていました。

ラウンジには飛行機をモチーフにした、ねぶたの展示もあります。これは飛行機の特別塗装として初めてイラストが描かれた機体をモチーフにしたもので、デザインは公募で選ばれた小学生の作品だそうです。

また、荷物を預けるロッカーには「LAX」「JFK」など空港の3レターコードが表示されており、航空ファンにはうれしい演出も見られました。

空港の搭乗ゲートのような入口からツアースタート
ラウンジの奥には空港の搭乗口を再現した入口があります。便名は「ABB(ANA Blue Baseの頭文字)001(本日1回目)」、出発時刻はツアー開始時間になっており、飛行機ファンにうれしい仕掛けです。
搭乗口を抜けて右側にあるエレベーターで訓練施設へ移動。その後はANAで働く人たちを紹介する映像を鑑賞します。パイロットや客室乗務員だけでなく、グランドスタッフや整備士など、多くの人が協力して航空機の運航を支えていることを学びました(映像及び訓練エリアは撮影不可)。
ANAグループの教育訓練施設を見学
続いて、社会科見学では少人数の班に分かれて教育訓練施設を見学します。

集合場所にはANAの飛行機の模型がズラリと並べられていて、待ち時間の間は小学生がじっくりと観察していました
社会科見学では、子どもたちにワークシートが配られ、施設を回りながら質問したりスタンプを集めたりします。ただ見学するだけでなく、見聞きした情報をまとめて学びにしている点に感心しました。ANAグループ社員が各エリアにいるため、直接質問することもできます。

質問は班の代表がまとめて聞いていますが、それ以外に聞きたいことがあれば質問できます。質問した女の子は「緊張した~」とホッとした表情を見せていました
本物の空港のようなチェックインカウンター
最初に見学したのは、チェックインカウンターの訓練施設です。空港と同じように作られたカウンターで、グランドスタッフが接客の訓練を行います。お客さん役の人がスーツケースを持って訪れるなど、本物さながらの環境で訓練が行われていました。子どもたちも「本当の空港みたい!」「あのお客さん、本物じゃないの?」と驚いた様子でした。

見学は、訓練を行っている様子を上から見下ろす形。各エリアにはANAグループで働く人たちの職業について詳しく書かれたパネルも展示されていました
緊急脱出訓練の設備がすごい
施設内には、飛行機を模した訓練施設とプールが設置された訓練設備もあります。これは、飛行機が海や川に不時着した際の脱出訓練を行うための施設。脱出用の滑り台も設置されていました。今回は脱出の訓練は行っていませんでしたが、設備があるだけで子どもたちはいろいろと想像を巡らせていたようです。
ある女の子が「この滑り台って、膨らむのにどのくらい時間がかかるんですか?」と質問すると、ガイドスタッフはすぐに答えず、「どれくらいだと思う?」と子どもたちに問いかけました。「うーん、20分くらい?」と答えた女の子に、スタッフが「実は約3〜10秒以内で開くんです」と説明すると、子どもたちは驚いた表情を見せていました。
客室乗務員の救命訓練を見学
見学中には、客室乗務員が心肺蘇生の訓練を行っている様子も見ることができました。真剣な表情で訓練に取り組む姿に、子どもたちは思わず足を止めて「すごい…!」と見入っていました。心肺蘇生は人形を使って行われていますが、客室乗務員たちの緊張感が、小学生たちが見つめる廊下まで伝わってきます。スタンプラリーの対象エリアではないところでしたが、邪魔にならないように声を潜めてしばらく見ていました。
パイロットのシミュレーター訓練も!
パイロットの訓練エリアでは、コックピットを再現したシミュレーターが配置されていました。見学時には、シミュレーターが実際に動いている場面にも遭遇。機体の種類ごとに複数のシミュレーターがあり、子どもたちは興味深そうに見学していました。
また、パイロットが機長になるまでの訓練や実務経験の過程を紹介するパネル展示では、「こんなに長くかかるんだ!」と驚く声も聞かれました。
操縦席や客室で体験&写真撮影
教育訓練施設の見学後は、写真撮影や体験ができるエリアへ。操縦席や機内の座席、チェックインカウンターなどが再現されており、自由に体験することができます。

操縦席はとくに人気で、順番待ちができるほどでした。

実際に座ったり、ボタンを押したりできます。小学生たちはボタンの数もかなり驚いていたようでした
客室乗務員が機内サービスで使うエプロンを着て写真を撮ったり、チェックインカウンターで受付のまねをしたりと、子どもたちは思い思いに楽しんでいました。グランドハンドリングスタッフのコーナーでは、飛行機の誘導の体験ができるコーナーもあり、空港の仕事を身近に感じられる工夫がされています。


グランドハンドリングスタッフの道具を使って飛行機を誘導するなりきり体験ができるコーナーも
ツアーの最後はANAグループの特別映像
ツアーの最後には、左右の壁がスクリーンになった部屋でANAグループの特別映像を鑑賞します。空を飛ぶシーンから始まり、航空機の安全運航を支える多くの人の仕事や想いを知ることができる映像で、ツアーの締めくくりとなります。
終了後はラウンジに戻り自由時間。ツアー参加者限定のグッズなども購入できます。

整備士さんが使うものと同じ型の工具箱や、ツアーナビゲーターが考案した「ミニチュア軍手画面クリーナー」など、ツアー体験者のみが購入できるオリジナルアイテムがズラリ
取材を終えて
今回の取材では、ANAグループの社員が実際に行っている訓練の様子を間近で見ることができました。訓練施設とはいえ、かなり「本物」を意識した内容で、実際と同じような訓練ができるようになっているところに驚きました。また、子どもたちにとって人気が高い職業である、客室乗務員やパイロット訓練生に直接質問できることも、とても貴重な機会だと感じました。個人で参加する場合も質問ができるため、子どもと一緒に「何を聞きたいか」を事前に考えておくと、より充実した体験になりそうです。真剣に訓練をする大人を見ることは、子どもたちの職業に対する意識や将来の仕事を考えるきっかけにもなるのではないでしょうか(KAZ)。
ANA Blue Base Tourの公式サイトへ
この記事を読んでいる人は「想像力」「好奇心」に関するこんな記事も読んでいます
・飛行機でワクワクする体験を!年齢別飛行機の楽しみ方【全年齢編】
・飛行機でワクワクする体験を!年齢別飛行機の楽しみ方【小学校低学年(6歳、7歳、8歳、9歳)編】
・飛行機でワクワクする体験を!年齢別飛行機の楽しみ方【小学校高学年(10歳・11歳・12歳)編】
・陸・海・空・宇宙までの科学技術の「今」に触れる!「三菱みなとみらい技術館」の小学生~中学生向けおすすめ展示【かながわサイエンスサマー注目施設】
・夢中になる力が未来をつくる!白石康次郎さんがうみ博で語った「挑戦」のススメ
・【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認知能力)について







