子どもに「(野球やサッカーなどの)スポーツがやりたい!」と言われたけど、近くの公園では気軽にできないし、自分が教えるほどの自信もない…。子どもと一緒に体を動かして遊びたいものの、ルールもよく知らないスポーツはどう遊んでいいかわからない…。そんな経験はありませんか? そんな悩みを持つパパママと子どもたちのために「未来へいこーよ」を運営するアクトインディでは、スポーツにまつわる子どもの「やってみたい」を実現する「スポーツで遊ぼう!」企画を実施しています! 今回は、5月に実施した「サッカーで遊ぼう!」のイベントレポートをお届けします。
子どもの好奇心を育みながら大人とのコミュケーションを通じて「生きるチカラ」を育む
「スポーツで遊ぼう!」は、体験提案サイト「いこーよスイッチ」の「好き育」メソッドを活用して、子どもたちの「やってみたい」を実現! 大人と子どものコミュニケーションの機会を作りながら、ひいては子ども自身の「生きるチカラ」を育むことをコンセプトとしています。まずは、3つのコンセプトを解説していきます。
1.子どもたちの「やってみたい」を実現!
本来、子どもたちは好奇心のかたまり。常に「やってみたい!」であふれています。そんな子どもたちの無限の可能性を応援するため、気軽に「気になること」にチャレンジできて、自分の「好き」を見つけられる機会をつくります。
2.親子でスポーツを楽しむキッカケづくり
親子で運動・スポーツ、運動あそびをする機会が多いほど、子どもたちに体を動かす習慣が身につきます。子どもたちに健康的で、意欲や気力の充実した生活をおくってもらうためのキッカケを提供していきます。
3.子どもたちの「生きるチカラ」を育む!
運動やスポーツが好きな子どもほど、達成感・挑戦心・自己肯定感といった「生きるチカラ(非認知能力)」が高くなります。「好き」→「体を動かす」→「心もカラダも充実」→「好き」の好循環のサイクルを目指します。
元サッカー日本代表の福西崇史さんと岡野雅行さんがコーチに!
「サッカーで遊ぼう!」では、コーチとしてサッカー元日本代表で活躍された福西崇史さんと岡野雅行さんのお二人が来てくださいました。
このイベントは、子どもがお二人にサッカーを教わるだけではありません。テーマはまさに、親子で「一緒に」サッカーを楽しむこと。ここでは大人も子どもと一緒にフィールドの中に入り、プロのコーチに教わりながらサッカーを楽しみ、汗を流します。

【福西崇史コーチ】ポジションはMFで、Jリーグジュビロ磐田でチームの主軸選手として活躍。日本代表にもたびたび選出され、2002年日韓、2006年ドイツワールドカップに出場。現在は、NHKサッカー解説者として多方面で活躍されています。

【岡野 雅行コーチ】1996年Jリーグのベストイレブン受賞。1997年「ジョホールバルの歓喜」で日本代表としてフランスワールドカップ出場に導くゴールを決めました。現役引退後はガイナーレ鳥取GMに就任し現在はクラブ強化に尽力されています。
イベントが始まるまでは、子どもと親とでウォーミングアップ。子どもとの1対1では「やられた…!」と悔しがる大人の声も聞こえてきました。親が一緒に参加することで、子どもの成長を“リアル”に体感できるイベントになりそうな予感です。
走ることはサッカーの基本!徐々にコミュニーケーションが生まれる
いよいよ福西さんと岡野さんが登場! 元日本代表選手の登場に参加者親子にも少し緊張が走りましたが、お二人のにこやかな挨拶で一気に和やかなムードに変わりました。岡野さんは、当日、朝起きると謎のひざ痛に襲われていたそうで、足をひきずりながらの参加となりました。そんな中でも集まった親子のためにと、周囲の心配をよそに、にこやかな笑顔を見せてくださいました。
走ることはサッカーの基本! まずは、岡野さんに走るコツを教わります。現役時代、驚異的なスピードを誇ったことで”野人”の異名を持つ岡野さんに、お話を聞けるのはとても貴重な機会ですね。
手は卵が潰れないぐらいのイメージで軽く握り、腕は大きく振ります。腕を大きく振ることで自然と足も動き、全身が刺激されてバランスも取りやすくなるそうです。
岡野さんは現役時代、手をバタフライのように振り回して走ることもあったそうです。なぜかって?…それは相手ディフェンダーが近寄れないようにするため。元日本代表選手のテクニック秘話に参加者親子も興味全開で聞き入ります。
早速実践です。子どもも大人も腕を大きく振って、お二人のアドバイスを意識しながら走りました。
コツを掴んだところで、続いては青・赤チームに分かれてリレー競争! しかし、みなさん同じイベントに集まったとはいえ初対面同士。両チームとも最初はよそよそしい雰囲気の様子…。
それでもリレーでは「どの順番で走るか?」を決めなければなりません。コーチから順番決めのルールが提示されるかと思いきや、「せっかくなので順番は自分たちチームで決めましょう!」という福西さんから提案がありました。その言葉で両チームとも「どうします?」と自然とコミュニケーションが生まれて、よそよそしかった雰囲気が一変!「チームスポーツはコミュニケーションが大事ですからね~。」と福西さん、岡野さんのお二人も笑顔で見守ります。話し合い後、無事各チームの順番が決まり、いよいよリレーです。
「よーいスタート!」で走り出す両チーム。「お父さん、はやい!」という声も聞こえてきたりと会場も盛り上がります。終盤に近づくほど、声援もヒートアップ! アンカーは大人vs子どもの対決で、大接戦となりました。ゴール後は歓声と拍手で、会場がにぎやかな空気に包まれました。
サッカーは鬼ごっこが大事!? 「野人岡野」改め「ゾンビ岡野」も登場
リレーのあとは親子ペアになってストレッチ。コーチのお二人がお手本を見せてくれましたが「いたたっ…」という岡野さんの渋い表情に「かたすぎる!(笑)」と福西さんの鋭い突っ込みが入り、お二人のコミュニケーションも光っていました。足の腿だけでなく全身を意識しバランスを取りながら伸ばしていくのがポイントだそう。大人の悲痛の声もチラホラ聞こえてきます(笑)。
続いてのトレーニングは「鬼ごっこ」。サッカーの練習でなぜ鬼ごっこ?と思うかもしれませんが、「鬼ごっこはサッカーにおいてとても大切なトレーニングになる」と福西さん。「サッカーは『どこにドリブルすればゴールが取れるか?』『相手があそこにいるから、こっちに抜こう』などの繰り返しです。鬼ごっこでも『どうすれば鬼にタッチされないか』を考えて逃げてみてください」というアドバイスがありました。なるほど、鬼ごっこの「鬼を避けることを考えながら走る」動きがサッカーのドリブルの動きと同じなのですね。参加者親子も納得の表情で、鬼ごっこにも気合いが入ります。
大人も子どももスペースに気を配りながら逃げまわり、終わりのホイッスルが鳴る頃には「いい調子ですね!」とコーチからの嬉しい言葉もありました。
次は親子で手をつないで逃げるペア鬼ごっこです。鬼が近づいてきても手はつないだまま。「どうやったら上手く逃げれると思う?」と福西さんからの問いかけに「声をかけあう!」「お互いに指示する!」など子どもたちが自ら考えながら答えていました。ここでは親子ペアでのコミュニケーションが重要になってきそうですね。
そしてここで「ゾンビ岡野」が登場! ひざ痛のため早く走ることが難しかった岡野さんは、ゾンビ役に扮し、逃げる親子に襲い掛かかります。「ゾンビがくるぞ~!」と福西さんもそれを盛り上げ、場内は笑いと悲鳴(笑)が入り交ざっていました。アクシデントもエンターテイメントに変えてしまう力は、さすが岡野さんです。
ボールを使った鬼ごっこでは、親子ペアで1組につき1個ボールを持ちます。鬼はボールを持っている人にはタッチできません。例えば、鬼がボールを持っていないお父さんを追いかけていたとします。そのとき、ペアの子どもがお父さんにボールをパスすると、鬼はお父さんをタッチできなくなり、ターゲットをボールを持っていない方に変えなければなりません。…さあ、ボールをどう動かしたらうまく逃げきれるでしょうか?
親子が試行錯誤する中「大事なことは、まずパスすること、そしていいポジションをとること」とコーチからのアドバイスがありました。いい位置でボールをパスされると、鬼はタッチも追いかけることも遅れてしまいます。
回数を重ねるごとに、親子のボールをパスしての「逃げ」もだんだんうまくなっていき、レベルアップしていました。
親子で教わるサッカーテクニック
次は、ボールを使ってパスやドリブルの練習です。まずは止まった状態でのパス交換。蹴るときにパスする方に身体を向けることが大事とボールの蹴り方を教わり、子どもたちも親も真剣な表情で取り組んでいました。
ドリブルしながらのパス交換では、ほかの参加者を避けながら動くので、ここでも「走る場所」「パスをもらう場所」のポジションを考えてプレイすることが重要になってきます。「お父さん、ここにパス!」など自然と声を掛け合う姿が印象的です。
練習を見ながら「おーい! 親は思っている以上に速く走れないぞ(笑)。相手のことを考えてパスしてごらん」と福西さんからの言葉。「チームメイトには、足が速い人もいればそうでない人もいる。一緒にプレイするチームメイトの特徴を考えてプレイすることが大事」とおっしゃっていました。これはサッカーに限らずチームで取り組む全てのことに当てはまりますね。
休憩中には、福西さんが強烈なシュートを見せてくれる場面も。これには会場がどよめきます。元日本代表選手のシュートが間近で見られるのも、「元サッカー選手と遊ぼう!」イベントならではですね。
大人も子どもも全力でサッカーを楽しむ!
練習の後は、全員が福西さんチームと岡野さんチームに分かれ試合での真剣勝負! チーム同士でお互いに声を掛け合いながら、みな懸命にプレイしていました。初対面だったメンバーも、すっかり一致団結しています。
試合の休憩中、息子さんと参加していたお母さまに「普段、息子さんの練習に付き合われますか?」と尋ねたところ「いや、普段は全然です。サッカーって難しいですね」とコートを見つめ、照れ笑いしながら答えてくれました。子どもがやっているのをいつも見学するだけだとわからないことでも、実際に一緒にやってみると子どもがどんなことをがんばっているのか、どんなことに夢中になっているのかを大人も体感できます。そんなところも、このイベントの醍醐味ではないでしょうか。
参加されたきっかけを聞いてみると、息子さんが岡野さんの大ファンなのだそうです。子どもの「好き」をきっかけに、親子で一緒に成長できる思い出を作る体験ができるのはとても素敵ですね。
大人だけの対決では、ゴールが決まると「ナイスシュート!」と親同士も笑顔のハイタッチ。大人も全力で汗を流し、思いっきりサッカーを楽しんでいました。
子どもたちはそんな親の姿をワクワクした表情で見つめます。
最後は全員で試合です! 今日教わったことを生かしながら、思いっきりプレイします。子どもたちは大人相手でも臆することなく懸命に立ち向かい、大人はまるで子どものころに戻ったかのように目を輝かせていました。福西さん、岡野さんも含むコートにいるみんなが、ひたすらサッカーを楽しみ、充実感で溢れていました。
親子で一緒に体験することは特別な時間
試合終了後は、福西さんと岡野さんからご挨拶。「今日はありがとうございました」とお二人が言うと、参加者親子も「ありがとうございました」と返します。しかしそこで「もう一回言ってみましょう。本当にありがとうと思っていたら、ちゃんと届くように言おうね」という言葉があり、あらためてみんなの「ありがとうございました!」という大きな声が場内に響きわたりました。
そして「スポーツが楽しくできるのも、いつも支えてくれる親の存在があるからこそ。これはスポーツに限らず、勉強などなんでもそうです。感謝の気持ちを忘れずにいましょう!」という言葉で締めくくられました。
その後はお二人からのサイン(各1点)と記念写真を一緒に撮る特典も。お二人のファンの方も多く、子どもと一緒にうれしそうな表情で撮影やお話を楽しんでいました。
最後は参加者全員で記念写真撮影。
このイベントを通して、親子で一緒に楽しむことの素晴らしさをあらためて感じました。参加されていたお母さまが「サッカーって難しいですね」と言っていたように、大人も一緒に体験することで気づくことがあります。それをきっかけに、大人は子どもが難しいことにがんばって取り組んでいることに対しての理解が深まり、より子どもの気持ちに寄り添いながら、「好き」を応援できるのではないでしょうか。
親子一緒に走りまわった経験は、きっと子どもたちの心に残ってくれると思います。
「親子一緒に元プロ野球選手と野球で遊ぼう!【レポート】はこちら
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