子どもの「やってみたい!」を実現!親子一緒に元プロ野球選手と野球で遊ぼう!【レポート】

子どもに「(野球やサッカーなどの)スポーツがやりたい!」と言われたけど、近くの公園では気軽にできないし、自分が教えるほどの自信もない…。子どもと一緒に体を動かして遊びたいものの、ルールもよく知らないスポーツはどう遊んでいいかわからない…。そんな経験はありませんか? そんな悩みを持つパパママと子どもたちのために「未来へいこーよ」を運営するアクトインディでは、スポーツにまつわる子どもの「やってみたい」を実現する「スポーツで遊ぼう!」企画を実施しています! 今回は、4月に実施した「野球で遊ぼう!」のイベントレポートをお届けします。

子どもの好奇心を育みながら大人とのコミュケーションを通じて「生きるチカラ」を育む

「スポーツで遊ぼう!」には、子どもたちの「やってみたい」を実現させて、大人と子どものコミュニケーションの機会を作りながら、ひいては子ども自身の「生きるチカラ」を育むことをコンセプトとしています。まずは、3つのコンセプトを解説していきます。

1.子どもたちの「やってみたい」を実現!

本来、子どもたちは好奇心のかたまり。常に「やってみたい!」であふれています。そんな子どもたちの無限の可能性を応援するため、気軽に「気になること」にチャレンジできて、自分の「好き」を見つけられる機会をつくります。

2.親子でスポーツを楽しむキッカケづくり

親子で運動・スポーツ、運動あそびをする機会が多いほど、子どもたちに体を動かす習慣が身につきます。子どもたちに健康的で、意欲や気力の充実した生活をおくってもらうためのキッカケを提供していきます。

3.子どもたちの「生きるチカラ」を育む!

運動やスポーツが好きな子どもほど、達成感・挑戦心・自己肯定感といった「生きるチカラ(非認知能力)」が高くなります。「好き」→「体を動かす」→「心もカラダも充実」→「好き」の好循環のサイクルを目指します。

元プロ野球選手の飯田哲也さんとギャオス内藤さんがコーチに!

当日は、東京ヤクルトスワローズで活躍した飯田哲也さんとギャオス内藤さんがコーチとして参加! 元プロ野球選手に教えてもらえるだけでも特別な時間ですが、「野球を遊ぼう!」では基本となる練習を行ったあとに飯田哲也チームとギャオス内藤チームに分かれて、独自ルールの野球を行います。大人と子どもが入り混じってワイワイ楽しむ姿は、「野球を楽しむ」ことに特化したイベントならではの楽しさです。

飯田哲也さん

【飯田哲也コーチ】1986年ドラフト4位でヤクルト入団し、外野手として7年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得。92年には盗塁王にも輝いています。現在は野球指導者、解説者、評論家として活躍されています。

ギャオス内藤さん

【ギャオス内藤コーチ】1986年ドラフト3位で投手としてヤクルト入団。1989年に12勝を挙げると90~91年には開幕投手を務めました。92年には10セーブを挙げるなどリリーフとしても実績を残しています。現在は野球解説者、タレントとしても活躍中。

【練習】まずはあいさつをしてウォーミングアップ

まずは、コーチを務める飯田哲也さんとギャオス内藤さんから、参加者のみなさんにあいさつ。元プロ野球選手の登場に、参加者の親子が一瞬静まり返りますが、そこは現役時代からユニークなキャラクターで知られているギャオス内藤さん。子どもはもちろん大人もビックリするくらいの大きな声で自己紹介をして、会場の空気を一気に和やかなムードに変えていました。

まずはランニングや「3歩目でモモを上げる」など、軽い準備運動で体をほぐしていきます。ここでもギャオス内藤さんの元気な声が響き渡り、参加者のみなさんは、楽しそうに身体を動かしています。

ギャオス内藤さん

ウォーミングアップが終わったところで、ギャオス内藤さんが参加者を集めて「一塁ベースを踏むときの走る位置と足はどこがいい?」と野球にまつわるクイズを出してきました。じつは野球をするなかで、最もケガをしやすいのがベースを踏んだとき。足の位置が悪いとひねって捻挫などになりやすいのです。また、ファウルゾーンの白線より内側を走っていると、キャッチャーが投げたボールが当たってしまうことがあるとのこと。

ギャオス内藤さんは「白線の外側を走り、できれば左足の土踏まずでベースを踏むのが一番安全」と教えてくれました。白線の外側を走ってきながら、左足をポンとベースの中央に向けて出すと土踏まずでベースを踏めます。右足の場合は「足がクロスしやすいので注意」とのアドバイスをいただきました。

教わったことは即実践! というわけで、ベースに見立てた板を使って土踏まずでベースを踏む練習をします。走ってベースを踏むだけの動きですが、元プロ野球選手がじっと見ているので、大人も子どももほどよい緊張感で挑戦していました。

元プロ野球選手が基本の動きを解説

続いて、参加者を2チームに分けて飯田哲也さんに守備、ギャオス内藤さんに投球の基本を教えていただきます。飯田哲也さんはボールの握り方で縫い目に指をかけるところからスタート。野球初心者も経験者も真剣な目で話を聞いています。スマホで動画を回しながら見ているパパたちの表情からも、集中している様子が見てとれます。

飯田哲也さん

グラブのどこでボールを捕るかをフライやゴロなど状況に合わせて教えていきます。その後、飯田哲也さんが投げたゴロを捕って返す、守備の基本的な練習をしました。

飯田哲也さん

ギャオス内藤さんはピッチャーの基本を解説。ホームベース上にボールを並べて、どのあたりを狙ったらいいかを教えてくれました。ピッチャーとしてとくに意識することとして挙げていたのは「手投げ(上半身だけで投げる)にしない」こと。

「たとえキャッチボールであっても、しっかりと足を上げて全身を使って投げるようにするのが大事」というアドバイスを真剣な表情で聞く参加者たち。また、速いスピードで投げたり、低めのボールを投げることは、体がしっかりできてからできるようになることなので(今回多くの参加者がいる)小学校低学年では、あまり意識しないほうがいいということも教えていただきました。

ギャオス内藤さん

全身で投げる感覚をつかむため、投球フォームをしっかり作りながらキャッチボールをします。ときにはギャオス内藤さんが子どもたちに投げ方のポイントを教えてくれる場面も。

「飯田哲也チーム」と「ギャオス内藤チーム」に分かれて独自ルールの野球で対決!

基本的な練習が終わったら、飯田哲也チームとギャオス内藤チームに分かれて、大人も子どもも一緒に(おもちゃの)カラーボールとカラーバットを使って対決をします。会場の「ボールパーク足立」は室内野球練習場なので、屋根に張り巡らされているネットに当たったらアウト、チーム全員が打てるように3アウトではなく打者が一巡したらその回が終了、2巡したところで総得点を競います。守備時は全員がどこかに入るという特別ルールを採用。

おもちゃのボールとバットを使うことで、野球が持つ「打つ」「捕る」「走る」の醍醐味を小さな子どもを含む全員が体験できるようにしています。天井のネットに当たったらアウトなので、野球経験者の大人のほうがアウトになるケースが多いというおもしろさも! 敷居をできるだけ低くしながらスポーツとしての魅力も持たせることで、大人と子どもが一緒に楽しめるのがこの「野球で遊ぼう!」の醍醐味といえるでしょう。ギャオス内藤さんと飯田哲也さんの両キャプテンの対戦では、カラーボールとカラーバットながら緊張感のある場面も見られました。

守備はまさしく「全員野球」! 両チームとも前よりに子どもたちが守り、後ろを大人がサポートして臨みます。それでも打球はどんどん抜けていき、互いに大量得点をたたき出す乱打戦になりました。

取材当日の対戦は青いビブスを着た飯田哲也チームが18-17で勝利。勝ったチームも負けたチームにも、ただひたすら「野球の楽しさ」を心行くまで味わった充実感に満ち溢れていました。

サイン会&記念撮影ができる特典も!

試合終了後は、飯田哲也さんとギャオス内藤さんに持ってきたものにサイン(各1点)をしてもらえ、記念写真を一緒に撮る特典も! 参加者の大人の中には、2人の現役時代を知るファンの人も多く、子どもと一緒にうれしそうな表情で撮影を楽しんでいました。

最後に今回の参加者全員で記念写真をパチリ。大人と子どもが一緒に体を動かしたよい経験になっただけでなく、楽しかった思い出が残ったことで、今後もいろいろなスポーツを見たり聞いたりするきっかけになることでしょう。

次回は5月20日(土)に元日本代表と一緒に「サッカーで遊ぼう!」

「スポーツで遊ぼう!」の第一弾「野球で遊ぼう!」は大好評のうちに幕を閉じました。アクトインディ株式会社では、第二弾として2023年5月20日(土)に元日本代表の福西崇史さんと岡野雅行さんをコーチに招き、大人と子どもが一緒にサッカーを楽しむ「元日本代表の福西さん・岡野さんと『サッカーで遊ぼう!』」を実施します。場所はフットサルスタジオライズ豊洲(東京都江東区東雲2丁目11−2)、時間は午前の部が9:30~、午後の部が13:00~です。今回の記事で興味を持った方や、サッカーを子どもと一緒に体験してみたい人はぜひ募集ページをご覧ください。

「元日本代表の福西さん・岡野さんと『サッカーで遊ぼう!』」の詳細を見る

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【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認知能力)について

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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