年長(5~6歳向け)に絵本や図鑑、体験キットが定期便で届く学研の「たいけんポケット」が2022年4月からスタート! 今回は「手作り除菌ジェルキット」をはじめ、箸の持ち方をはじめ歯磨きや服のたたみ方などが詰まった5月号を、実際に使用してみた感想を交えて紹介します。
「たいけんポケット」とは?
「たいけんポケット」は、12カ月を通して自然科学・生活習慣・社会・入学準備をテーマとした絵本・図鑑と体験キットを届ける定期便です。平日は絵本や図鑑を楽しみ、休日は体験キットで遊び込む。その体験を通して想像力や思考力、熱中力、積極性、自信など、小学校以降の学力の土台となる「自分で考えて学ぶ力」が育っていく教材になっています。2022年5月号の申し込みは2022年4月17日(日)まで!
たいけんポケット公式サイト
混ぜるだけで簡単!シールでオリジナルボトルにできる「手作り除菌ジェルキット」
「たいけんポケット」5月号の体験キットは、材料を混ぜるだけで除菌ジェルが作れるキットです。小学生の娘さんがいるスタッフが実際に家で作ってみました。

材料や持ち運び容器だけでなく、かきまぜる棒やロートなどのツールもセットになっており、箱に入っているものだけで作ることができます
作り方は「ジェルのもと①」をカップに入れてかきまぜて「ジェルのもと②」を入れます。①を入れたときはかきまぜても水のような感触だったのに、②を入れるとジェル状になっていくのが不思議!

ビーカーに流し込んでかき混ぜていくだけなので簡単
さらに「色と香りのもと」を入れると、色が水色に変化して香りも出てきます。今回の手作り除菌ジェルキットの香りは「アクア」で、除菌ができるだけでなくほのかな香りが楽しめるのもうれしいところ。
続いて「除菌のもと」を入れて混ぜたら除菌ジェルが完成! 付属のロートを使用して、瓶に入れます。理科の実験のようなことが自宅でできるのが楽しい!
付属のシールを好きなように貼ってオリジナルボトルにできます。自分で作った除菌ジェルなので、子どもも喜んで除菌をしてくれそうです。2回分あるので、なくなったらもう1回楽しめるのもポイント。
「どうして混ぜるだけでジェルができるの?」と子どもが疑問に思ったら、好奇心が芽生えた証ですね! 説明書には、酸性とアルカリ性の薬剤が混ざってジェルになる仕組みなども書かれています。就学前の子どもには少し難しいかもしれませんが、大人が内容を要約しながら説明してあげるといいでしょう。実験や科学について興味を持つきっかけになる体験ができそうです。
できたらかっこいい!が詰まった「やりかたずかん」
「たいけんポケット」5月号の図鑑は「やりかたずかん」です。鉛筆の持ち方をはじめ、はしの使い方、さかなの食べ方、おにぎりの握り方、早くなる走り方など「できたらかっこいい!」という生活習慣や知っておくと便利なことがまとまっている図鑑です。
「たいけんポケット」の対象年齢である5歳から6歳は、園では一番上のおにいさんになり、いろいろとできることが増えていく時期です。しかし、最初からうまくいくことばかりではありません。「これってどうやるんだっけ?」となったときや、できるかどうか自信がないときの心強い味方になってくれる図鑑です。
ボールの投げ方、蹴り方や「早くなる走り方」などは、大人でも人によってはうまく説明できないことがあります。「やりかたずかん」では小学校に入ったら覚えておきたい内容が網羅されているので、教える側としても便利です。
ひもを結ぶ練習が手軽にできる「むすびのれんしゅう」
小学生になると自分で靴やズボンのひもを結んだり、プレゼントなどでちょう結びをする機会も増えてきます。「むすびのれんしゅう」では、穴にひもを通すところから始め、いろいろな結び方の練習ができます。「ひもとおし」は、指先を上手に使うトレーニングにピッタリです。
なかには「みつあみ」の練習も用意。赤・青・黄色と色分けされた紐を使っているので、組み方がわかりやすいです。娘さんがいるご家庭の男性が練習するのにも最適だと感じました。
準備の様子がひと目でわかる「もちものマグネット」
「ぼうし」や「タオル」「パジャマ」など、園や小学校の準備に必要なものを自分でチェックするのに便利なのが「もちものマグネット」です。
「もちものマグネット」は冷蔵庫やホワイトボードなどに貼って使います。準備ができたらマグネットをひっくり返すと、表と裏で色が変わります。イラストの表情も表は困った顔、裏にするとにっこりとした顔になっているので「今どこまで準備が進んでいるか」がわかりやすいです。
自分で内容が書けるマグネットも4つあるので「サイフ」や「スマホ」「カギ」など、用意するものを追加できるのも便利。
園での楽しいできごとの復習にもなる絵本「どんぐりむらのどんぐりえん」
「たいけんポケット」5月号の絵本は幼児にとても人気がある「どんぐりむら」シリーズの「どんぐりむらのどんぐりえん」です。実際に発売されていてファンが多いこの絵本が付録についているというのは、全体の価格を考えるとかなりオトク! かわいいどんぐりの子どもたちが園で過ごす一日を楽しく描かれています。
園に入ってから支度をして、みんなで落ち葉や砂場で遊んだり、給食を食べたり、園で開く「おみせやさんまつり」の準備をしたりします。「園に行くと楽しいことがいっぱいある」ことが絵本を通じて子どもに伝えられるので、連休明けの登園しぶりにも役立ちそう。
絵本の帯やカバーを切り抜くと、ごっこ遊びができる人形などを用意。絵本を床やテーブルに置けば、読みながら人形を使って立体的に遊べます。あみだくじや登場人物紹介、「どんぐり新聞」など物語の世界観を広げる工夫が多いのもポイントです。
「たいけんポケット」2022年5月号を実際に手に取ってみると、「手作り除菌ジェルキット」をはじめ「やりかたずかん」や「もちものマグネット」など、5歳から6歳の子どもに身につけてほしい生活習慣が楽しみながら学べる内容になっていました。除菌ジェルは自分自身でしっかり除菌する習慣づくりに役立ちますし、「やりかたずかん」も親が細かく教えるのが難しいことをわかりやすく解説してくれ、かつ「自分で調べる」という習慣につながります。
来年の小学校に向けて少しずつ生活習慣を身につけて欲しい子どもがいるご家庭には、ピッタリの教材だと感じました。気になった方は6月号以降のラインナップも確認して、ぜひ定期購入をご検討ください。
5月号の申し込みは4月17日(日)まで!学研「たいけんポケット」公式サイトへ
この記事を読んでいる人は「好奇心」「自立心」に関するこんな記事も読んでいます
・遊びで非認知能力が育つ! 3~6歳向けあそび図鑑
・【おもちゃ会社&クリエイターに聞く】知的好奇心や共感力が身につくおもちゃ&ゲームは?
・知的好奇心が高いと学力が上がる! 伸びる子どもの共通点とは?
・【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認知能力)について