「何かできることはない?」「自分で考えろ」
僕は、妻に「何かできることはない?」と聞いてみました。妻はこう答えました。「自分で考えろ」。
そこで妻の一日の動きを観察しました。考える材料として、妻が普段どう家事を回しているかを知る必要があったのです。そのなかで僕が代わりにやれるものを探し、一番簡単で効果があったことが「朝起きてから洗い物を片付ける」ことでした。
食器乾燥機がない我が家では、夕飯を食べたあとにシンクとコンロの間にあるスペースに洗い物を置きます。そこは料理を作るための場所でもあるので、朝起きたら片づける必要があります。
そこで妻よりも早く起きて、洗い物の水滴を拭いて片づけておく。時間にして約5分の手間ですが、妻は自分と息子の朝食の準備に早くとりかかれるわけです。食器を片付けるようになると、どの引き出しにどの食器があるかわかるようになります。また、片づける皿に何を入れていたかを意識するようになって、今度は出すときに料理にピッタリ入る皿をスッと出せるようになりました。家事の「パス」がつながった瞬間です!
片づけていくなかでわからないものがあったら、あとで妻に聞きます。「何かできることはない?」と聞くより「この皿はどこにしまったらいい?」のほうが具体的で教えてもらいやすいですよね。ただし、その場合もなるべく1回で覚えましょう。経験上、3回目くらいから怒られます。
マイナス状態からゼロに戻すための最初の努力
家事育児は「準備・実施・片づけ」の3段階でできています。実施だけでなく、準備や片づけを意識することが、家事育児に参加できるきっかけになりました。朝の5分でできるというのもハードルが低くていいですね。
今回紹介したのは、ママにとっては家事育児を一緒にやるための最初の一歩、というより「マイナス状態からゼロに戻すための最初の努力」程度だと思います。全国の(とくに我が家の)ママからは「こんな内容じゃぬるい!」と言われそうですが、かつてない低いハードルから「やさしいパパ」になるためのコツを書いていきますので、温かい目で見守っていただけるとうれしいです。
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