子どもとの散歩は、大人は少し退屈に感じてしまうこともありますよね。でも、ちょっとした工夫をすれば大人も散歩をより楽しめるようになるんです。お金はもちろん、特別な準備が必要ない「散歩を最高に楽しむ方法」を紹介します。
「脳内設定」で散歩をエンジョイする
子どもが自分で歩けるようになってくると、午前中や夕方の比較的涼しい時間帯に「子どもと一緒に散歩に行ってきて」と言われるようになりました。散歩しながら公園に行って、ひと遊びして帰るというのもよくあるパターンですね。
とはいえ、毎回同じルートだと大人も飽きてしまいますし「今日は家でゴロゴロしてたいなー」というときに「ヒマなら散歩に行ってくれば?」と言われると、腰が重たく感じてしまうこともあります。そんなときに僕が実践していた方法は「脳内で設定を作って役になりきる」ことでした。今回はとくにおすすめの3つを紹介します。
1.敏腕ボディーガードになりきる
自分を敏腕ボディーガード、そして子どもを「大富豪の御曹司orお嬢様」だと思い込む方法です。散歩は、普段から道路を歩くときはクルマがくるほうに自分が立ち、手をつないで歩くなど安全を心がけているもの。それが脳内で設定を変えただけで、さらに安全に配慮した行動ができるようになるのです(個人差はあります)!
横断歩道を渡るときも半歩前に進んで先導します。自転車がやってきたら、身を挺して子どもを背後に移動させます。水たまりがあったら、サッと抱きかかえて「汚れてないかい? お嬢さん」とクールに対応しましょう。
アイスを買ったら「ちょっと待て! ひょっとして毒が入っているかもしれない!」と先にひと口食べます(笑)。「子どもを守る」ということを強く意識した行動で、子どもから見ても「今日のパパ、なんだか頼もしい!」と思われるかもしれません。どちらかというと注意することが増えるので、帰ったあとに謎の疲労感が出ることがありますが、無事に任務を遂行した達成感はひとしおです。
2.ベテラン執事で子どもをもてなす
次に紹介したいのが、この道40年のベテラン執事「じいや」になりきる方法。「ぼっちゃん、横断歩道ですぞ。ささっ、ボタンを押してくださいませ」とか「青信号になりましたぞ。じいやが先導しますので、どうぞお渡りください」など、子どもを丁重にお守りしながらもてなします。
ときには「お嬢様、それはなりません!」と、子どものワガママに毅然とした対応をすることも大事です。休憩でアイスやお菓子を買ったときには「奥様には内緒ですぞ」と言うのをお忘れなく。帰り道に子どもから「じいや」と呼ばれるようになったら、なりきりプレイは完璧です。ただし、帰宅後に「じいやって誰?」と奥さんに聞かる可能性があります。