(※いこーよ好き育メソッドは、いこーよ子どもの未来と生きる力研究所が提案する、子どもの成長ステージに合わせた体験メソッドです。)
近所の公園や地域を、乳幼児期から親子で知っておく
小学校に入ると、子どもの世界が少しずつ広がっていきます。子どもだけで公園で遊ぶという場面も増えてくる時期です。とはいえ、すぐに一人で公園に行けるようになるわけではありません。学童に通っていたり、近くの公園を知らなかったり、友だちと約束する機会が少なかったり。理由はさまざまですが、乳幼児期に親子で地域を歩いておくことが大切だとお話してくださいました。
「どこに公園があるか、どんな道を通れば安全か。それを乳幼児のうちから親子で知っておくと、子どもが大きくなったときに、外遊びの選択肢を広げてあげられます。ご近所に顔なじみの人がいる、困ったときに頼れる人がいる。そういう関係を地域の中に作っておけると、親の心配も減って、子どもだけで公園で遊ぶことも自然にできるようになっていくと思うんです(駒崎さん)。」

また、最近は、お父さんが公園で子どもと過ごす姿もよく見られます。自分の子どもだけでなく、公園で会う他の子どもと遊んでくれる大人がいて地域の輪が広がっていけば、子どもたちが外で遊べる機会は、もっと増えていくかもしれません。
公園でぼーっとする時間こそ、「勉強」になる
小学校低学年になると、学校、宿題、習い事や学童などで毎日が忙しくなっていきます。そんな中でも、子どもにとって「ぼーっとする時間」はとても大切だとお話されます。
「『またダラダラして!』と親は感じてしまうかもしれません。でも、ぼーっとしたりダラダラしている時間に、頭の中を整理整頓したり、なにかを考えていたり。子どもたちは私たちの想像を超えた成長をしています。シナプスがまだまだ増えて、前頭葉も育っていく時期だからこそ、ぼーっとする時間そのものに価値があるんです。それをスケジュールで埋めすぎてしまうのは、もったいないと思うんですよね(駒崎さん)。」
親は、つい「勉強させなくちゃ」「習い事をさせなくちゃ」と思ってしまうこともあるかもしれません。
「『遊びと学びを分けて考えてほしくない』と思っています。遊びの中で学ぶことはたくさんあります。とくに外遊びは知恵がつく。公園や外で自由に遊んでいると、予想外のことが起こったりするんです。すると、子どもたちは『じゃあどうする?』と、自分たちで考え始めます。そういう『どうしよう!?』というシチュエーションは、環境が整った室内ではなかなか起きません。外で遊ぶ中で、子どもたちは試行錯誤して、「いいこと考えた!」と対応する力を、知らず知らずのうちに身につけているんです。」
小学校低学年は、自分の世界が広がり友だちとの遊びがどんどん楽しくなってくる時期。大人が用意したものではない、子ども自身が見つけた遊びが、たっぷり経験できるといいですね。
ゲームばかり!体を動かす楽しさを知っていれば大丈夫
現代の子どもたちは、外遊びの時間も減っているといいます。その理由の一つが、ゲームや動画です。「ゲームや動画ばかりで心配」という声はよく聞きますが、「禁止」ではなく「体を動かす楽しさを先に知っておくことが大切」ということ話してくださいました。
「子どもが『やりたい』というのであれば、ゲームや動画を完全に排除しなくてもいいと思っています。公園で思い切り体を動かして遊ぶのが楽しいとわかっていれば、デバイスにすべての時間や心を奪われることはないと思うからです。だから、小さいころから外遊びの楽しさや、ゲームや動画以外のおもしろい体験をしておくことが大事なんです。一方的に制限をかけると、子どもはもっとやりたくなってしまいます(駒崎さん)。」
公園で思いっきり体を動かして、楽しかったという記憶があれば大丈夫。その日の気分で、子ども自身がゲームか外遊びを選べるようになるといいですね。
【いこーよ好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
低学年は、ずっと一緒だった保護者から少しずつ離れて、一人で行動することが増えてくる時期です。友だちと近所の公園に行ったり、子どもの世界がぐっと広がっていきます。その一方で、学校・宿題・習い事でスケジュールが埋まり、自由に遊ぶ時間が減っていくのも、この時期の現実です。
ぼーっとする時間も、外で自由に遊ぶ時間も、子どもにとっては大切な栄養です。どんどん吸収していくこの時期だからこそ、忙しい毎日の中でも、のびのび過ごせる時間を大切にしてあげたいですね。
年齢ステージ別「公園でワクワクする体験を!」シリーズ
- 全年齢編
- 赤ちゃん(0歳)・1歳・2歳編
- 未就学児(3歳・4歳・5歳)編
- 小学校低学年(6歳・7歳・8歳)編(この記事)
- 小学校高学年(10歳・11歳・12歳)編
お話を伺ったのは…特定非営利活動法人 そとぼーよ 駒崎圭子さん、本道良子さん
2018年9月に設立された特定非営利活動法人 そとぼーよ。「子どものやってみたい!という気持ちや外遊びを応援する」をモットーに、品川区内のこども冒険ひろばや屋外型親子ひろばの運営、公園への「あそびの出前」など、子どもたちが自然の中でのびのびと遊べる環境づくりを続けている。
https://sotobo-yo.org/
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