子どものスキーデビュー3か条! 子どもにスキーを教えるコツ

子どもが3・4歳になると親子でスキーに行こうと考えるパパやママも多いはず。そんなときに何に気をつけたらいいの? どうやって教えたらいいの? という点について、特許を取得した子ども向けのスキー&スノーボードプログラムを提供しているパンダルマンキッズスクールの高荒綾花さんにお伺いしました。

スキーデビュー時はストックを持たず子どもを見守ろう!

「子どもがスキーデビューをするときは、親は板を履いてストックを持たず危険がないように少しずつはじめるといいですね。不安があるときは、最初はキッズスクールに入れ一通り身につけたところで、キッズゲレンデなどで少しずつ一緒に慣れていくといいですね」(高荒さん)

続いて、高荒さんに具体的なスキーの教え方のポイントを教えてもらいました。ポイントは大きく3つ。「スキーデビュー3か条」として、しっかり覚えていきましょう!

スキーデビューのポイント1:目線を上げて滑ろう!

足元が不安定な雪の上ででは、不安からどうしても足元を見てしまう子どもが多いそう。

「初めてのスキーで子どもの目線はどうしても足元に向いてしまいがち。足元ではなく進行方向を見て滑れるような言葉かけをしてあげましょう」(高荒さん)

パンダルマンキッズスクールでは、子どもたちが自然に目線を上げられるような位置にベルを設置し、ベルを鳴らして遊びながら目線が上に向くような工夫もしています。

スキーデビューのポイント2:後傾になりがちな姿勢に気をつけて!

目線とあわせて注意したいのが滑るときの「姿勢」なんだそう!

「斜めの斜面でバランスをとるために、体が後ろに傾いてしまいがち。姿勢を注意しても子どもはなかなか、どうしたらいいのかわかりにくいもの。少しずつ斜面の上での姿勢を身に付けて、自然に正しい姿勢になるようにスクールでは促しています」(高荒さん)

【最初は後傾気味(写真下)】

【少しずつ姿勢が整う(写真下)】

正しい姿勢は身体が地球に垂直ではなく、斜面に垂直になる姿勢です。繰り返し声をかけながら、正しい姿勢を覚えていきましょう。

続いては、いよいよポイント3:上達のための道具選び! 次をマスターすれば親子のスキーデビューも完璧です!

スキーデビューのポイント3:身体に合ったブーツや道具を選ぼう

最後のポイントは、ウェアやスキー用具のサイズについての注意点。雪の上は不安定で歩きにくかったり、スキー板が重たかったり、小さな子どもたちには大変な場所です。子どもの身体に合った道具を選んであげることで、楽しく取り組むことができます。

「ブーツは実寸+0.5〜1センチを目安に選びましょう。また、靴下もブーツから出るぐらいの長いもののほうが、快適に子どもたちがスキーを楽しめます」(高荒さん)

パンダルマンキッズスクールでは、子どもたちがより上達しやすいように、未就学児のスキー板は70センチ前後、小学校低学年は80センチ前後の短いもので、前後が反ったツインチップの自社開発の板を使用しているそう。子どもには長い板は扱いずらいもの。短いものを選ぶといいですね。

雪を満喫しながら楽しく安全にスキーデビュー!

四季のある日本の美しい自然の中で、親子でスキーをするのはとても楽しいものです。子どもがスキーを一通りできるようになるまで、親は横で見守ることになりますが、子どもが少しずつ上達していく様子を見守るのもとても楽しいものです。

「最近のキッズゲレンデでは、雪上に様々なアイテムを設置していたり、遊具が充実しているゲレンデも増えてきました。このようなものを設置したゲレンデの選択も、楽しみながらスキーデビューを飾る第一歩になるかもしれませんね」(高荒さん)

お話を聞いたのは…
高荒 綾花さん
保育士を経て現在は世界唯一のキッズスキー&スノーボードレッスンプログラム(特許)を行うパンダルマンキッズスクール主任を務める。子どもたちと楽しく触れ合いながらのスキーレッスンが好評。幼稚園教諭、幼児体育指導員、フリクションプログラムインストラクターなどの資格ももつ。
パンダルマンキッズスクール

※2015年10月にいこーよで公開された記事の再掲です。

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出版社、教材編集を経て2013年に「いこーよ」へ。小学生の女の子2人のママ。大学院、モンテッソーリ教育教師、華道、ダイビング資格有。ライフテーマは幼児教育から小学校、中学校、高校、大学、社会人へとどのように学びをつなげていくか。特に幼児教育から中学受験への連携に日々奮闘中。

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