好奇心や感謝の気持ちを育む! 地引網を引く漁師のお仕事体験レポート

【片付け】船にカバーをかけたあとは念願のお昼ご飯!

子どもたちが魚の仕分けをしている間、漁師さんたちは波打ち際で網を洗って束ねて船に戻していきます(次の漁の準備)。網が積んだら使用したロープも船に積み、船を洗います。最後にカバーをかけるところをキッズ漁師たちも手伝いました。

今回のお仕事体験では「同じ釜の飯を食う」ことも含まれています。漁師さんたちの「まかない飯」は…なんとカレーライス! しかも豚肉や野菜がたっぷり入ったものです。子どもたちには特別に甘めの味付けにしてもらいました。もちろん、漁師さんたちも一緒に食事を採ります。和やかで特別な時間が流れていきました。

日報(レポート)を書いて報酬をもらう!

今日体験したことや学んだことをまとめて日報(レポート)にすることも、キッズ漁師のお仕事です。「今日のミッションはなんでしたか?」や穴埋め形式で地引網についてのクイズに取り組んだり、獲った魚の絵を描いたり、体験した中で印象に残ったことを書いてもらいました。

今日見た魚の一部をまとめたものがこちら! マダイやホウボウ、フグなどが多くの参加者の印象に残ったようです。なかにはたくさんの魚を描いてくれたお子さんも!

また、アンケートに今日体験したことを「絵」でまとめてくれたお子さんもいらっしゃいました。機械を使って網を巻き上げていくところや、みんなで地引網を引いたことがとても印象に残ったようです。

日報を書き終えて集合すると、「殿網」の漁師・秋田さんから少しお話を伺う時間がありました。秋田さんが手に持っていたものは、ペットボトルやアルミなどのゴミです。「地引網漁を行うと、必ずゴミが入っています。これは今日みんなで一緒にやった地引網にかかっていたゴミです。今日の体験でみなさんはキッズ漁師になりました。いつまでも魚が獲れる海でいられるように、キッズ漁師の一員として、家に帰ったら自分ができることを考えてみてください」とお話をいただき、子どもたちも身を引き締めた様子。

最後にスタッフからキッズ漁師の名刺を受け取り、「殿網」の漁師・秋田さんと名刺交換をしながら報酬の「いこーよマネー」を受け取ります。名刺はその場で近くのスタッフほかの参加メンバーと名刺交換をしました。もちろん、家に帰って大人と交換したりする際に使えるものです。

「いこーよマネー」は獲ってきた魚の引換券になります。漁で獲った魚は一般の地引網参加者や漁師さんたちと平等に分けるために仕分けされています。キッズ漁師用に残ったものの中にもマダイやアジ、サバなどの大きな魚がいて、それらはジャンケンで勝ち残ったら獲得!

ジャンケンに勝てなくても全員が魚をもらうことができました。

日報と一緒に書いてもらった参加者アンケートを書いてもらいましたので、その一部をご紹介します。

■楽しかったこと

  • 魚がいっぱいとれておもしろかった
  • 魚がいっぱいとれたし、初めてエイを見たのでこんな顔なんだと驚きました
  • 地引網で大漁だったし、引っ張るときワクワクした。

■気づいたこと、思ったこと、話したいことなど

  • 魚いっぱいつったよ、いいだろーこんどいっしょにいこーね
  • 海に舟が入った瞬間をみたよ
  • さめがとれたこと
  • 地引網漁が500年以上続いていること
  • 地引網が江戸時代からやっていたことは知らなかった
  • 魚のいのちの大切さが分かった
  • 今日朝早くおきて、漁師さんの朝は早いと知って驚いた

漁師のお仕事を通して、心に残る体験を数多くしてもらえたようです。体験したことをきっかけに地引網漁や魚について調べてみたり、魚を食べることが好きになったり、仕事をすることの大変さや大事なこと、環境などについても考える機会になればうれしいです。

お世話になった「殿網」さんでは、幅広い年代の漁師さんがいて子どもたちと気さくに話をしたり、一緒に遊んでくださっていたのも印象的でした。

「殿網」さんには、年配の漁師さんも在籍しています。子どもたちよりも上の世代と交流できるのも魅力です。 撮影・根津理恵子

「殿網」さんでは11月中旬まで毎週日曜日に地引網漁の体験イベントを開催しています。記事を読んで地引網漁に興味を持った方は、ぜひ「殿網」さんで地引網漁を体験してみてください。

「殿網」さんのイベントページへ

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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