2025年9月13日(土)~15日(月・祝)、東京都杉並区の科学体験施設「IMAGINUS(イマジナス)」で初開催された「いこーよフェスタ2025」。テーマは「カガクな秋をみつけにいこーよ!」。文房具・製菓・玩具メーカーをはじめとする多彩な企業とコラボレーションし、親子で“遊びながら学ぶ”体験を楽しめるイベントとして、たくさんの笑顔があふれました。当日の会場の雰囲気や体験ブースの様子などをたっぷりとお届けします。
「いこーよフェスタ」とは?
「いこーよフェスタ」は、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」が主催する体験型イベント。2025年は初開催となり、9月13日(土)から15日(月・祝)までの3日間、東京都杉並区高円寺の科学体験施設「IMAGINUS(イマジナス)」で行われました。

今年のテーマは「カガクな秋をみつけにいこーよ!」。身近な生活に隠された『カガク』の不思議をひも解き、知的好奇心をくすぐる親子向け体験型イベントとして、国内の主要な文房具・製菓・玩具メーカーをはじめとする様々な企業とのコラボレーションが実現しました。
科学体験施設「IMAGINUS(イマジナス)」で開催、体育館や展示室にブースが並ぶ
今回の会場となったのは、東京都杉並区高円寺にある科学体験施設「IMAGINUS(イマジナス)」。2023年10月に開業したこの施設は、「楽しい体験」を通じて科学への興味を呼び起こすことを目指した施設です。
いこーよフェスタでは、子どもたちの「好き」や「得意」を見つけるきっかけとなる、さまざまなワークショップが登場。3階の企画展示室、ワークショップルームにはコクヨ株式会社、株式会社パイロットコーポレーションPILABOT、三菱鉛筆株式会社、森永製菓株式会社といった文房具や製菓メーカーのブースがずらり。
また、体育館エリアには銀鳥産業株式会社、BEYBLADE X、STEAMS LAB JAPAN株式会社、AQUORO、東京大学サイエンスコミュニケーションサークル CASTなどの企業・団体が集まり、サイエンスショーや科学実験、ロボット工作などのプログラムが行われました。
子どもの好奇心を刺激する体験がたくさん!
各ブースでは、文房具を使った創作活動、お菓子のひみつ、知育玩具体験、科学実験、缶バッチやTシャツづくりなど、多彩なワークショップが展開されました。メーカーこだわりの文具を使って自由に描いたり作ったりする楽しさ。お菓子を通じて音が心に与える影響を実感する新鮮さ。科学の不思議に触れて思わず声をあげる驚き。子どもたちは五感をフルに使いながら夢中で楽しんでいました。
親子で協力して挑戦する姿や、一緒に笑顔を分かち合う場面も数多く見られ、会場全体が活気にあふれる3日間となりました。
当日は、「コドモ記者」たちの取材も行われました。「コドモ記者」の活動を行ってくれたのは、4歳から通えるクリエイティブスクール「アートデザインラボ」に通う子どもたち。子どもたちが自らブースを巡り、体験し、インタビューしながら、子どもならではの視点でイベントの魅力を伝えました。
さらに、イベントでは館内を巡るスタンプラリーやプレゼントキャンペーンも実施され、おでかけの楽しみを応援するいこーよならではの企画がイベントをさらに盛り上げました。
知的好奇心をくすぐる各体験ブースの様子は?
それぞれのブースでは子どもたちの「やってみたい!」を後押しし、ワクワクする体験が盛りだくさん!
コクヨ株式会社
コクヨのブース「コクヨ文具ワクワク体験ラボ」では、最新文具を活用した体験が行われました。透明クレヨンやミックス色鉛筆での塗り絵体験では、子どもたちも無我夢中に。普段使う画材とはまた違った感覚に、「もっと描きたい!」「このクレヨン描きやすい!」と言った声が聞こえてきました。「普段はあまりクレヨンを好んで使わないけれど、コクヨさんの透明クレヨンはあまり匂いがなく、それがすごく気に入ったみたいです」とお母さん。夢中でお絵描きを楽しむお子さんを横目にうれしそうにお話してくださいました。
感熱紙カメラ「はろぷり」など、子どもたちの好奇心を刺激するアイテムも勢ぞろい。子どもたちは使ってみて新しい発見が多かったようで、「見て見て!」と目を輝かせていましたよ。
子どものみならず大人も、触れたことのない最新文具に興味深々。勉強を応援する「しゅくだいやる気ペン」は、「普段の勉強が楽しくなりそう」といった期待の声も聞かれました。コクヨさんでは、大人用のやる気ペンもすごく売れ行きが好調なのだとか!
株式会社パイロットコーポレーション PILABOT[ピラボット]
筆記具メーカーパイロットの創造のラボ、PILABOT[ピラボット]のブースでは、「ピラボッツと発見!」をテーマに、子どもたちの創造力を刺激する体験が集まりました。温度で色が変わるインクの秘密に迫ったり、ARアプリ「コトバブル」で空にメッセージを描いたり。「どうなってるの?」「ふしぎ!」と驚きの声が広がっていました。
「おかおのハンガー」では、段ボール製のハンガーに絵を描き、オリジナル作品に挑戦。「どんな風にしようかな~」と考え、ひらめき、夢中で描いている子どもたちのまなざしは、隣で見ていてとても頼もしく感じられました。個性あふれる作品が吊り下がっている光景は、見ているだけで心が晴れやかに。とても素敵なワークショップでした。
森永製菓株式会社
森永製菓のブースでは、「おやつの音」をテーマにした体験プログラムが登場。パリッやシャクシャクといった食べるときの音に耳を澄ませながら正体を当てるミニゲームや、人気のおやつの音を聴き比べて気分の変化を感じるコーナー、研究員と一緒に“音の科学”を探求できるコーナーなど、ここでしか体験できない貴重なプログラムがそろいました。
子どもたちは、普段食べているおやつということもあって「この音聞いたことある!」「なんの音だろう…」と「おやつ」そして「食べること」についてじっくり考える機会にもなったようです。お菓子は味だけでなくて、音にもこだわっているということを知った、まさに五感を使った体験ですね!
そして、会場にはキョロちゃんも登場!写真を撮ったり手を振ったりと、子どもたちからも大人からも大人気でした。
三菱鉛筆株式会社
三菱鉛筆のブース「“かく”であそぶ 表現アトリエ」では、水性サインペン「POSCA(ポスカ)」や色鉛筆「toirono(トイロノ)」など、こだわりの画材を使った創作体験が行われました。モンスターをテーマにオリジナルのうちわを作ったり、色鉛筆でステッカーをデザインしたり、描いた絵を缶バッジに仕上げたり。子どもたちの自由な発想を形にできる内容です。
以前、未来へいこーよでも色鉛筆「toirono(トイロノ)」を紹介しましたが、その描き心地のよさは、やはり「描きたい」という気持ちを後押ししてくれるようです。子どもだけでなく、大人も夢中で塗ってしまいたくなる、そんな魅力のある色鉛筆。
取材中に、一緒にワークショップを楽しんでいるお母さまと息子さんに出会いました。お母さまもお子さんと一緒にただただ色を描くことを楽しんでいて、お互いに、「いい色づかいだね!」とほほえみあっていたりして。そこで流れている時間はとてもおだやかで、素敵な空間でした。
体育館では熱気と驚きの声が響く体験が!
銀鳥産業株式会社
銀鳥産業のブースでは、米粉からできた「お米のねんど」でケーキづくりや抜き型あそびに挑戦!小さな子どもでも安心して扱える安心素材のねんどで、ケーキや動物などを思い思いに作る姿があちらこちらに見られました。
米粉・水分・塩分でできた素材について楽しく学べる展示やクイズもあり、「これ本当にお米なの?」と驚く子も。保護者からは「小さな子でも安心して遊べるのがありがたい」「家でもやりたい」といった声が聞かれました。子どもたちは、作品をつくりあげると「できた!」ととってもうれしそうな表情に。完成した作品を大事に持ち帰っていましたよ。
そして、銀鳥産業さんは今年100周年を迎えられたそうです。記念ボードにはたくさんのお祝いのメッセージが寄せられていました。100周年を機に『pocoPOKKE(ぽこぽっけ)』という非認知能力を育む新ブランドも誕生。パーパス(企業の存在意義や社会における存在価値)は『こどもの世界を広げるあそびの「宝箱」』。これからも子どもたちがワクワクするような商品が楽しみですね。
BEYBLADE X
BEYBLADE Xのブースでは、カスタマイズができるバトル専用コマ『ベイブレード』の最新シリーズ『BEYBLADE X(ベイブレードエックス)』の体験会を実施!
子どもたちは「早くやりたい!」と待ちきれない様子でブースに並んでいました。スタッフさんのサポートのもと、バトルに挑戦! バトルが始まると勝負の行方をじっと見届け、「いけ~!」「負けるな!」といったかけ声が飛び交います。子どものみならず、大人もハマってしまうのがベイブレードの魅力。けっして、「大人だから強い」ということもないそう。子どもも大人も真剣勝負です。だからこそ、親子のコミュニケーションも対等に、自然と深まっていくのではないでしょうか。
回転のエネルギーや摩擦といった科学の原理を遊びながら体感できる「BEYBLADE X」。勝負に一喜一憂しながら、大盛り上がりのブースは、終日熱気に包まれました。
STEAMS LAB JAPAN株式会社
STEAMS LAB JAPANのワークショップでは、マイク博士が選んだ世界のSTEAMトイの体験ができました。インド発のDIY型知育玩具「Smartivity(スマーティビティー)」の本格的な工作に挑戦。サンプル品を見ると、戦うロボットや顕微鏡、ロボットハンドなど「本当にこれが作れるの?」と思うほどのクオリティの高さです。でもいざ始めてみると、子どもたちが没頭するほどの組み立ての面白さがあります。集中してパーツを組み合わせる姿は真剣そのもの。そして、試行錯誤していざ完成したときの達成感は計りしれません。自分で作ったおもちゃで遊ぶ喜び。その中で、やりぬく力や考える力が育まれるのが、「Smartivity(スマーティビティー)」の魅力です。
そのほか、アメリカ発の「Groovy Lab In a Box」やキプロス発の「ENGINO」、イスラエル発の「Purple Cow」など、世界各国のSTEAM玩具をお試し体験できるコーナーもあり、出会ったことのないSTEAMトイに子どもたちの表情もワクワクな様子でした。
AQUORO(アクオロ)
日本大学大学院生がリーダーを務める学生団体AQUOROのブースでは、「親子で学ぶ!ロボット工作」が行われました。電気を使わずに歩く「受動歩行ロボット」の工作に挑戦するワークショップでは、「どのパーツを組み合わせる?」と試行錯誤する子どもたちの姿が。親子でコミュニケーションを取りながら、小さな部品ひとつにも目を凝らし、集中して取り組む様子が印象的でした。
さらに、会場では家でも作れるロボット工作キットの販売も実施。ブースを訪れた親子からは試作品のロボットに驚きの声があがり、子どもたちの目はキラキラと輝いていました。
東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST
東京大学のサイエンスコミュニケーションサークルCASTは、ブースとステージの両方で科学の魅力を伝えました。ブースでは、QRコードを描いて仕組みを学んだり、顕微鏡でミクロの世界を観察したり、駄菓子や折り紙を使った実験に挑戦するなど、身近な題材から科学の不思議を体験!
ステージショーでは「空気のふしぎ」をテーマに、巨大空気砲や風船を使った実験を披露。巨大空気砲から放たれる迫力満点の空気の輪に、会場中から驚きの歓声と拍手が起こり、大盛り上がりでした。子どもも大人も「どうなってる?」「すごい!」と大興奮。東大CASTが織りなすカガクの不思議に触れ、子どもたちは「なんで?」「どうなってるの?」と物事を考える視点を広げていたように感じます。
いこーよオリジナルワークショップも開催!
さらに、いこーよブースでは、いこーよフェスタ限定の創作ワークショップが行われました。
いこーよブース(知育玩具コーナー)
知育玩具コーナーでは、「未来へいこーよ」で紹介した知育玩具を実際に触って遊べ、たくさんの家族連れで賑わいました。ハナヤマさんからご提供いただいた「かつのう」シリーズのパズルや、「パチモン」「かるたンゴ」「スリルボム」といったボードゲーム。株式会社アークライトの「宝石がいっぱい!」。有限会社ドリームチームの「電脳サーキット」など、多彩な知育玩具が並び、子どもたちは興味津々。「一緒にやろう!」と、大人や他の友だちを巻き込んでワイワイ楽しむ姿や、パズルにじっくり取り組む真剣な表情など、子どもたちの思考力やコミュニケーションを育む場となっていたのが印象的です。遊びの中に学びがあることを実感できる空間となっていました。
お絵描き・缶バッジ制作コーナー
いこーよブースではメーカーさんこだわり画材をつかって、自由にお絵描きできるコーナーも。描いたお気に入りの絵は、1個500円でオリジナルの缶バッジにすることができます。じっくり、丁寧に、心を込めて描いた絵を、形に残す。スタッフと缶バッジを一緒に作る瞬間は、子どもたちもちょっとドキドキした表情に。出来上がった瞬間はとびきりの笑顔がはじけていました。
「いこちゃんマーク」のペイント体験
大階段前では阿佐ヶ谷美術専門学校と連携し、「みんなで、世界でひとつのアート作品をつくりあげよう!『いこちゃんマーク』のペイント体験」を13日に開催。子どもたちは裸足になって、大きなキャンバスに思い思いに色を塗り広げたり、自由に絵を描いたり。夢中になって好きな色を重ねていく姿は、とても伸びやかでした。
自由な発想で彩られた一枚は、まさに“みんなでつくるアート”に変わっていきましたよ。
いこーよTシャツ・トート作り
14日と15日には「いこーよTシャツ・トート作り」を開催しました。
好きなインクの色を選び、混ぜ合わせたり、グラデーションにしてみたりと、それぞれの個性が光る作品が出来上がりました。インクを刷り込む瞬間は真剣さの中にワクワクがにじみ、完成したTシャツやバッグを手にしたときには、世界にひとつだけの作品に満面の笑顔が広がっていました。
“なんで?”から始まるワクワクの種を
初開催となった「いこーよフェスタ2025」。3日間でのべ約3200名の家族連れが来場し、満足度は91%、再訪意向も95%と大盛況で幕を閉じました。
子どもたちが「なんで?」「やってみたい!」と感じる瞬間が随所にあり、遊びながら科学にふれる体験を通して「好き」や「得意」を見つけるきっかけにつながった様子も。親子で発見を共有するひとときには、笑顔があふれ、子どもの好奇心を刺激する特別な時間となったようです。
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