車や電車、飛行機、船などありとあらゆる乗りものを大きな写真で見ることができ、乗りものの中の様子や構図などわかりやすい解説で教えてくれる本『はじめてのずかん のりもの(監修:海老原 美宜男 発行:高橋書店)』を紹介します。
乗りものの構造がわかりやすく見える!
高橋書店の「はじめてのずかん」は、大きな写真をふんだんに使って特徴がひと目でわかるように工夫された図鑑シリーズ。「のりもの」では、車や電車、飛行機や船といった、たくさんの乗りものがジャンルごとに紹介されています。普段の生活でよく目にするものからあまり見たことのない珍しい乗りものまで、種類も盛りだくさん。乗りものの中の様子やどんな構造になっているかなど、イラストや写真で分かりやすく解説されており、子どもの興味や好奇心をかきたててくれる内容となっています。
その乗りものの役割をあらためて知ることができる
図鑑は、「くるま」「でんしゃ」「ひこうき」「ふね」と大きく4つの乗りものに分かれています。さらに「くるま」であれば、「ひとをはこぶくるま」「ものをはこぶくるま」「けいさつのくるま」「はたらくくるま」など、種類ごとに分かれて大きく掲載されているので、それがどんな乗りもので、どんな役割があるのかが一目瞭然。解説はひらがなで書かれ、難しい言葉も使われていないので、小さな子どもでも理解しやすいようになっています。
ほかの乗りものと比べて特別な乗りものには「いちばん」アイコンがついているのも読んでいて楽しいポイント。さらに「?」コラムでは、「これなあに?」と思うような疑問の答えや豆知識がわかりやすく書かれており、乗りもの知識をグッと深めることができます。
「未来へいこーよ」スタッフの注目ポイント
全編ひらがなで書かれているので、小さな子でも読みやすのがとても良いポイントです。文字が読めない子は、好きな乗りものを見て名前を知るところから始められますし、文字が読めるようになれば「自分で読む」ということにも挑戦しやすい図鑑だと思います。我が家の年長児も、他の図鑑だと「これ読んで~」と持ってくることが多いのですが、この図鑑は1人で読み進めていたのが印象的でした。
「しょうぼうのくるま」でページが観音開きになっている「かんのんとくしゅう」では、「しょうぼうしゃりょう」が大集合で、これには息子も大喜び。横で見ていた私も、「消防車両ってこんなにいっぱいあるの…」と驚きでした。たくさんの車両を一目で見られる工夫が、子どもを惹きつける理由になっていると思います。
個人的には、「ふね」のページをとても興味深く読みました。あまり知らなかった船の種類や名前がたくさんあり、親子そろって興味津々。大きな文字でパッと目に入りやすく、読むのも簡単で、気軽に手に取ることができるのがとてもいいです。
生活に身近な乗りもの、おでかけや旅行のときに改めて目にする乗りもの。幼少期からこの図鑑を読んで、乗りものに対する知識が広がると、今まで気に留めていなかった乗りものにも興味が湧き、日常生活やおでかけのときのワクワクも増えるのではないでしょうか。この図鑑は、そんなきっかけをくれる一冊になりそうです。 (osa)
ためし読みもできる! 高橋書店の「はじめてのずかん のりもの」紹介ページへ
『はじめてのずかん のりもの』
本体1,320円(税込)、著:海老原 美宜男 発行:高橋書店
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