世界で広まる「STEAM教育」ニューノーマル時代の真の学力! 「教えない」を貫く小学校の理科の授業事例(埼玉大学STEM教育センター)

STEAM教育のアプローチを家庭でしたいときには「与えすぎない」気持ちで

子どもが失敗しそうなポイントを考える「ヒント」も記されているワークシート

「ニューノーマル」とは何か大きな出来事が起こり、これまでの価値観やルールとは別の新しいものが生まれる世界です。2007年からの金融危機などが起こった後の新しい世界について使われることが多くありましたが、新型コロナウィルスにより社会の仕組みが変化する中で政府の報告書にもみられるようになりました。

野村准教授にニューノーマル時代に家庭でできるSTEAM教育とは? と聞くと「『子どもに物を買い与えすぎない』で、問題を目の前にあるもので解決する力をつけるように声かけをしてあげることです」との答えがすぐにかえってきました。

いつまた自宅待機が起こるかもしれない状況の中で、「勉強のための教材や家での時間を過ごすための物を買い揃えることに奮闘するだけでなく、ゲームで遊びたいならそれを自分で作る取り組みや、今ある環境の中で足らないものやあったら役立つし便利だろうなというものを親子で一緒に作ってみようと試行錯誤する時間こそが最高の学びの機会であり大切だ」という言葉が印象的でした。

最新の教育事例や課題をレポートするこの連載では、8月中毎週、「STEAM教育」を紹介します。フェイスブックTwitterでフォローしていただきますと、更新情報をお届けできます。

埼玉大学STEM教育センターとは?

現在注目されているSTEAM教育という言葉がまだ生まれていない中、コンピュータを部品や道具として用いるものづくり活動を通した新しい教育の内容や方法について研究し、子どもや教育者を育てることを目指して2001年に設置されたのが「埼玉大学STEM教育研究センター」です。
設立当初は「ものづくり教育研究センター」という名称でしたが、2000年前半にSTEM教育という言葉が国際会議でも聞かれるようになったことを受けて、2007年に改称されました。
主にScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の分野を重視し、ものづくり活動を基本に、学校での各教科の学習を活かして社会問題の解決をめざす学びの活動をデザインし、実践を通した研究が続けられています。
また週末には、大学キャンパスに地域の子どもが集まって研究活動を行う「ロボットと未来研究会」を主宰したり、小学校・中学校と連携してSTEM教育、総合的な学習の時間の授業づくりを現場の先生たちと一緒に行ったりもしています。

【埼玉大学STEM教育センターがSTEAM教育の実践を行なっている学校・自治体の一例】
駒込中学校・高等学校
埼玉平成中学校
富士見市
私立中部大学付属第一高等学校

※この記事はSTEAM教育特集の一部です。
【STEAM教育特集記事一覧(順次リリース予定)】

Part1 STEAM教育で身につく探求的アプローチと真の学力とは?
Part2 【ロボット&理科】学びを深めるアフターコロナ、ウィズコロナの学習法「STEAM」教育の3つのポイント(この記事)
Part3 【ICT&サイエンス】 STEAMが学べるインターナショナルスクールはなぜ人気なのか?
Part4 【プログラミング&社会】AI社会を生きる子どのためのSTEAM

【今後の「『学び』の最前線」特集ラインナップ】
7月 森の幼稚園
8月 STEAM教育(この特集)
9月 モンテッソーリ教育
10月 レッジョエミリアアプローチ
11月 プログラミング
12月 シュタイナー教育
1月 バカロレア
2月 イエナプラン
※内容は予告なく変更する場合があります

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